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5/24 シーシャでチる。付き人日記①

プロ奢ラレヤーの紹介で
フォロワー100万人のインフルエンサーの付き人をすることになった話↓



最初は、シーシャが吸えるカフェで話をしよう、となった。
シーシャなんて久しぶりだ。

金が無くなる前はちょくちょく行っていたが
ベイプを買って「上質な爆煙を吐き出したい」という煙欲求が満たされてしまってからはもう1年くらい行っていない。
お気に入りのスイーツ系フレーバーを見つけてからは、ベイプがデザート替わりにもなった。


シーシャならではの楽しみはもちろんヤニクラで酔えること。

前は爆煙だけ吐ければよかったのでデクラウドを(ちょい高ノンニコチンフレーバー)をわざわざ頼んでいたけどそれもしなくなった。

この日はパインとミント。
オススメだというので紅茶系も混ぜた。

店員さんはトルコ系のようなハーフで、モデルみたいな顔立ちをしていた。腕には歯車みたいな機械系の墨がビッシリ入っていて、筋骨隆々としている。

常連の人とはフランクにタメ口で話していたが、僕らにはやたら腰が低い。

チンピラとかではなく、ちゃんとした地域でヤンチャしてきた人なんだろう。


この客層、この空間、この雰囲気、なんだか久しぶりだった。


Yさんは少し遅れて、その場所に似合うラフな服でやってきた。
そういえばYさんも腰が低い。
なるほどな。(?)


Yさんも見た目はいかついが、とても話しやすい人だ。
そもそもYさんは僕のことを知っててくれていたらしい。

初対面のときに別れた後に、僕のTwitterのアイコンを見て、プロ奢について書いたnoteを読んだことを思い出したようで、素晴らしいnoteでしたと言ってくれた。


作家でもあるYさんに褒めて頂いて、ただの頭の中にあったゴミだったけど改めて晒してみてよかったと嬉しくなった。


「トリさんの最近書いたnoteも読みましたよ。
ちゃんとHSPだったんですね笑」


僕も見た目は派手なほうだし、初対面の人にも明るく話せるので
YさんはYさんでプロ奢から僕を紹介されたとき、

「HSP?この人が?どこが?」

と思っていたらしい。
こういうことが僕は本当に多い。


Yさんは視座が高く、繊細な話が出来る。

明るい母親の下で育ち、自己肯定感が高いというYさんは愛着障害のことやアダルトチルドレンのことも勉強していた。
こういうことを当事者以外が詳しいのはとても珍しい。

僕は何一つ勉強してないけど、当事者であり長い月日をかけて言語化をしてきたので健康な人とこういう話ができることがとても嬉しい。

当事者同士は結構傷の舐めあいになったり、お互い引っ張りあって暗くなることがあるから。



プロ奢ラレヤーは、顔合わせの時に

「彼も繊細だけど、金持ってるからね。
金持ちはHSPじゃないよwwww
君はwwwwwwwww
弱者だからwwwwwwww
HSPだけどネwwwwwwwww

というとんでもない暴論を

それはそれは楽しそうに

展開した。


それほど珍しいということか。
僕がそういう繊細な感覚を持つ経営者にあってこなかっただけというのもあると思うけど、やっぱり少数派だと思う。





思ったよりも、煙がでない。

ベイプに慣れ切っていた僕は、思ったよりたくさん吸わなければいけないことを忘れていた。

こまめに吸っては小さい煙を吐き出していた僕は、久しぶりのニコチンにすぐに酔って骨盤底筋がふにゃふにゃになった。


Yさんについて聞きたいことはやまほどあったけど、Yさんから質問攻めにあって、気付けばほとんど酔った僕の話で、最初の会は終わってしまった。



次はどこへ行くのだろう。
好きだと言っていたサウナで話すのか、
グルメなYさんのオススメの鮨屋に行くのか。
いずれにしても、今度は僕が質問攻めする番だ。

早速次の日、LINEがきた。





「明日、秋葉原行きません?

遊戯王しましょ」







…え?


続く


 


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