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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2020年6月の記事一覧

捨てる儀式

 気づけば、着ていない服がある。梅雨入り前に夏物を引っ張り出したら、結構な量があった。着ようと思いながら着ていない服が毎年出てくる。あまり服を買うタイプではなく、毎年着なかった服は処分しているので、最小限+αの量しかないはずなのに不思議だ。

 知らず知らずのうちに、溜まっていくものってたくさんあって、それは意識的に捨てなければ、目の届かないところで溜まっていく。そしてある時、看過できない対象とし

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どこなら動かせる?

どこなら動かせる?

 しばしば空虚な気分になる。それは他者との触れ合いが以前に比べて減っているからだと思っている。

 そういう時は習慣のランニングも億劫になるのだけど、帰宅したら即着替えて走りにいくサイクルができているので、やる気とは関係なく外に出る。そして、汗を流すと空虚さは収まっている。
 子どもは移り気なんて言うけれど、年齢は関係ない。気が乗らなかったけれど、やってみたら楽しめた例はいくらでもある。

 だか

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なぜ、それを良しとしているのか?

 自分を中心に、「入ってくる」はプラスで利益、「出ていく」はマイナスで損益、と言う定理が、世間では、ほとんどの領域に当てはめられるている。
 贈答が愛の表現であり親切な行為とみなされるのも、損益という犠牲を払いながらも成されるからだろう。自分が失っている分量を証拠として物質で示すのが贈答なのである。
(『負のデザイン』森本武 P51)

 今読んでいる本にこんな文があった。皮肉ではあるが、とても響

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意味の追尾

意味の追尾

 ある程度継続していくと、かつてわからなかったことが意味がわかる瞬間がある。僕はヨガをやっているのだが、最初は師匠の言っていることが意味不明だった。特に感覚的な話は、言われるがままやってみるものの手応えは全くなかった。
 けれど、数年前の言葉の意味が、徐々にわかるようになってきた。もし自分が他者に伝えるならば、同じように伝えるだろう。

「それはどんな意味があるの?」

 最近そういう言葉をよく目

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問題のすり替えをしない

問題のすり替えをしない

 昨日7:15に起きる宣言をして、結果8時に起きた。

 起きなかったのは、寝る時間が遅かったからだなと感じるので、今日こそは日をまたぐ前に布団に入ろうと思う。

 自分で決めたことをできなかった時、昔は自己否定をしていた。「こんなこともできないのか」と。しかし、できるできないと、その人格はさほど関係ない。
 自己否定によって、事実から目を背けていただけだ。

 一方で、以前「できない私も愛おしい

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起きる宣言

起きる宣言

 梅雨に入ると、睡眠時間が30〜60分伸びる。

 具体的にデータをとったわけではないが、そういう体感がある。うだるような真夏の暑さよりも、ベタベタジメジメに弱い。そのせいで、最近起きる時間がずれ込んでいる。

 ただ、起床が遅くなった分、活動時間が減ると思いきや、そんな感覚はない。
 つまり、その分起きたらメリハリをつけて動いているのだ。

 期限を設けると、その期限一杯使おうとする。だから、余

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革靴の片割れ、どこからきた?

革靴の片割れ、どこからきた?

 帰宅途中、道端に革靴が片方だけ落ちていた。
 茶色い男性用の靴は、手入れがされているのか色ツヤもよく、そこそこお値段が張りそうな代物だ。

 発見した瞬間、僕は思わず二度見した。なぜ革靴がこんな場所にあって、持ち主はもちろんのこと、残りの片割れはどこにいったのか?

 周囲を見回してみても、靴を売っているような店はない。車道沿いなので、人が生活しているような建物もなく、落ちてきた可能性も考えられ

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すぐやる布石

すぐやる布石

 後伸ばしにしてしまう癖があるので、「気づいたらすぐにやる」を習慣づけようとして、ずっと失敗し続けている。

 いや、一時的にできるようになるのだが、なにかリズムが崩れるとすぐに元通りになってしまう。それで、今3つほど億劫な作業が溜まっている。

 おそらく自分の気づいていないパターンや構造があるはずだ。
 そう思って振り返ってみると、自分が行動を起こせている時には毎日「やること」を書き出していた

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間違いから始まる

間違いから始まる

 僕はらくだメソッドという算数・数学のプリントをやっている。現在は高校2年生の単元をやっているのだが、ここ2週間くらいずっと解けない問題があって、解答を見て、何度解き直しても意味不明なのだ。明らかに理屈が通っていない。

 答えがあって、解き方を示されて、なおこれだけの期間わからないのは初めてだった。しかし、その理由が今日わかった!

 ただの見間違えだった。問題は手書きなため、「、」と「1」を僕

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目的のないリハビリ

目的のないリハビリ

 6月に入ってから、家(オンライン)と職場とスーパーを巡る生活になっていて、生活が単調になっていた。リズムを変えたいという気持ちがあって、今日は久々にお出かけをすることにした。

 食事の約束や会ってお話ししましょう、と何人かに連絡したものの、「これ!」という明確な目的はない。

 なにかをしなければの気持ちでのぞむのではなく、ふらりと足を運んで起こった出来事を楽しみたい。

 もしかしたら、出か

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時間を作る訓練

時間を作る訓練

 小難しい本を毎日10ページと決めて読み続け、今日読了した。

 文体が硬く、抽象的な専門用語がいくつも出てくるので、1ページを読むのも面倒くさい。だから、読み始めた当初は途中で断念すると思っていたが、意外にも飽きずに最後まで読み切れた。

 毎日ほんの僅かでも、決めて進み続ける。そうすることで、大きな結果を生み出すことができるのだなと再確認する。

 自粛期間中に、「noteを始めました」という

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気遣いのつもりが気遣いじゃない

気遣いのつもりが気遣いじゃない

 相手がすると約束したことに対して、「無理してやらなくていいよ」と僕は言った。自分では思いやりのつもりだったけれど、それは的外れな行動だったなと後になって思い直した。

 それは相手の決断の否定なのだ。
 1つの行動を起こそうとしている人に、冷水をかけるのと一緒だ。やってみた結果、できなかった人を許すのと、出鼻をくじくのは全く意味が違う。

 たとえば、友人間でお金の貸し借りがあって「絶対返すから

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一言物申す、の前に

一言物申す、の前に

 他者に対して助言したくなった時、言葉に注意が必要だ。

 ひとりよがりに口にしている場合が多い。名目としては「相手のため」としながらも、実質はその逆効果になっていることが多い。

 そうならないために、僕達はどうすればいいのだろう?

 自分が相手だったとして、それを言われてありがたいと思うかの視点は必要だ。

 口出ししたくなるのは、知識や経験が多いからだ。自分が知っているから、見ていられなく

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つなげてまよう

つなげてまよう

 近頃、迷う頻度が増えた気がする。

 こういう時、自分の方向性がブレている。しかも、その迷い方が1つのものが「いるか・いらないか」といった二択ではなく、あれもこれもいいなとなっている。

 自分の注意が分散しているのだ。バラバラになっている感じがして、もやもやしている。そのせいか思考がまとまらない。それを象徴するかのように、noteの下書きが増えている。
 少しだけ書きかけて、その先が続かずに放

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