捨てる儀式
気づけば、着ていない服がある。梅雨入り前に夏物を引っ張り出したら、結構な量があった。着ようと思いながら着ていない服が毎年出てくる。あまり服を買うタイプではなく、毎年着なかった服は処分しているので、最小限+αの量しかないはずなのに不思議だ。
知らず知らずのうちに、溜まっていくものってたくさんあって、それは意識的に捨てなければ、目の届かないところで溜まっていく。そしてある時、看過できない対象として出現する。
服などの物はもちろん、ストレスだってそうだ。
気になってから対処していたら、遅いのだ。だから、気にならないうちから解消するシステムを用意しておく必要がある。端的に言ってしまえば溜めずにこまめに捨てるのだ。
もう着ないと思ったら、すぐにゴミ袋に詰め込んでおく。売るのか、寄付するのか、処分するのかはあとで考えればよいが、そういう処分品をまとめておく場所を作る。
ただ、形のある物体ならばいいが、ストレスをどうやって解消するのか。なにか別の趣味で発散できるなら問題ないが、どうしても腹に据えかねることがあったら、紙に書くのだ。そして、それをくちゃくちゃに丸めて捨てる。儀式として、自分の外に出して(書く)、視覚的・体感的に捨てる動作はかなり有用だ。
僕は数ヶ月に一回それをやる。そうすると決まって、スッキリした自分がいるのだ。
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