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Beyond The Reading

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本を読む先にあるものって、なんだろう。
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2021年4月の記事一覧

台湾のお弁当、を読んだ。

台湾のお弁当、を読んだ。

嗚呼、台湾行きたい〜っ!!コロナのバカやろーっ!!

ちょいちょい台湾の話題が出てくるが、密かに静かに台湾がマイブーム(©︎みうらじゅん)である。

顔は雑だが性格は細かいので(余計なお世話DEATH!!)自分が台湾にハマっている理由を分析中。今回は割愛するが、どこかできちんとsubscribeしてみたいと思いMASS。

というわけで、本著を軽くご紹介するとタイトル通りに、OLさんに新婚男性、女

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動物農場を、読んだ。

動物農場を、読んだ。

ジョージ・オーウェルといえば、1984年を真っ先に思い出すが、先にこちらを読んだ。

この手の政治小説(というジャンルがあるのかわからないが)は、1984年と同じく、都合よくプロパガンダとして持ち出されることが多いのかもしれない、現在のようなコ口ナ禍では特に。独裁者または為政者が豚とは痛烈な皮肉だ。

代表作の1984年はyoutubeでも何件か解説動画が上がっており、中田敦彦氏のそれが上位に表示

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クリエイティブ入門を読んだ。

クリエイティブ入門を読んだ。

確かに、タイトル通りに入門書。

この種の本をある程度手にされている人には少し物足りないかもしれないが、「やはりそうだよね」と共感すること多く、非常に読みやすい。メディアバイイング/セールス領域から、クリエイティブに転身されたという特殊?な経歴をお持ちの著者。

ただ、最近では彼のような人材は多く見かけるし、営業職、事務職、専門職の境界線が極めて薄くなってきている気がする。また

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読書って健康みたいなもの?

読書って健康みたいなもの?

こちらを読み終えた。

読書は重要かつ必要だと思っているが、なかなか始めるキッカケもないし、何から読めば良いかわからない、時間も無い、お金もない、集中力も無い、他に楽しそうなことがいっぱいある...。そんなお悩みが多いだろう。

これって健康と同じなのでは?

適度な運動が必要、野菜を食べなさい、規則正しい生活をしなさいなどなど。わかっちゃいるけど云々、植木等も言っていたよなー。やっぱり、何か劇的

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「考えるマナー」を読んだ。

「考えるマナー」を読んだ。

マナーとはなんだろうか。

町田康氏が最後にこう述べている。

思うにマナーというのは集団の理解、集団の殆どの人が、これってだいだいこういうことだよね、とあえて明文化しないで思っていることである。

なるほど、確かにその通り。同義語もしくはそれに近しい単語を思い出してみると、法律>ルール>道徳>マナーおよび倫理、という感じだろうか。マナーは、法的な拘束力などは持ち合わせていない。

上述の通りに「

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「地獄の田舎暮らし」を読んだ。

「地獄の田舎暮らし」を読んだ。

なんとも過激なタイトル!地獄って...。

地獄(じごく)は、宗教的死生観において、複数の霊界(死後の世界)のうち、悪行を為した者の霊魂が死後に送られ罰を受けるとされる世界。厳しい責め苦を受けるとされる。*wikipediaより

この度のコロナ禍で、いわゆる「アイターン」であったり「就農」に興味がある、または実行した人も多いと聞く。皆様も特段意識して調べずとも、このような趨勢を感じることがあるか

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「ずばり東京2020」を読んだ。

「ずばり東京2020」を読んだ。

ノンフィクション同時代史。

熱心な読書家ならピンときているように、開高健の「ずばり東京」をオマージュしている。

日本橋と首都高、東京を走るタクシー、森ビルによる再開発、JRに集まる年間400万個の忘れ物、渋谷の地下に流れる川、五輪と新幹線、五輪と感染症、動物の愛護と福祉、消えゆく本屋、超高齢化社会の葬式、東京における水害、東京農産物、そして今回のコロナ禍。

東京という街を様々な角度で切り取り

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狼の群れと暮らした男。

狼の群れと暮らした男。

なんとも衝撃的な1冊を読み終えた。

我らの角幡唯介さんが熱心に紹介されていたので気になっていたが、積読のままなかなか手が伸びずにいた。とあるご縁で、奈良醸造さんのALEANDBOOLSの企画から、茅ヶ崎にブリュワリーを始める予定の方の投稿を拝見し、慌てて読み始めてあっという間に読み終えた。

改めて角幡さんの書評を拝読すると、たびたび出てくる「位相」や「環世界」というキーワードを見て、やはり探検

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デジタルとAIの未来を語る。

デジタルとAIの未来を語る。

まさかのダブルヘッダー!1日2回更新は初めてかも?

昨夜から読み始めたこちら、あっという間に読み終えた。確かにあっという間なので、速読していますかと聞かれることがあるが、そんな高等なテクニックは持ち合わせておりません。ただ余暇時間を読書にのみ充てているだけなんです。テレヴィも見ません...。

控えめに言っても最&高だった。今回のパンデミックで一躍注目を浴びた彼だが、プログラマをはじめとする特定

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地球はグラスのふちを回る。

地球はグラスのふちを回る。

知っているようで知らない名作家、開高健。

奈良醸造さんの選書企画で知り急いで読んだ1冊。

あれ?昨日はamazonで1円だったと思うんだけど、誰かが買ってくれたのかな?w お買い上げありがとうございます。

開高健さんのエッセイで、世界中のお酒を飲み歩き、料理に舌鼓を打つ。旅行記でもあり、絶妙にお下品な表現もあり、流石の一言。ゲラゲラ笑ってしまった。

やはり「酒を知っている」というのは無条件

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マンボウって、なんですか。

マンボウって、なんですか。

緊急事態宣言の次は、蔓延防止等重点措置、である。

メディアで見かける際に「まん延防止等重点措置」になっているが、この蔓延の「蔓」をひらいている時点で、著しい違和感がある。

読めない人がいるということを前提とした、ある種の優しさと解釈すべきなのだろうが、「難しい漢字は読めませんよね?だから平仮名にしておきますね」という上から目線な気も...考えすぎだろうか。

とまぁこんな面倒臭く説教じみた話は

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横浜大洋ホエールズ。

横浜大洋ホエールズ。

4522敗の記憶、という本を読んだ。

4522敗の記憶は先日拝読した「本のよもやま話」という対談本で拝見し早速手にした1冊。

野球には全く詳しくない自分でも、この4,522という数字を見た瞬間に「負けまくっているチーム」の話だということは容易く想像できた。とはいえ、自分にはスーパーカートリオ、マシンガン打線、大魔神、ヒゲ魔神(抑えの五十嵐!)、浜の番長三浦、豪速球のクルーン、そして名打者筒香と

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そこに山がある。

そこに山がある。

かのマロリーの名言、ではない。似ているけど。

いわゆる濫読の合間に、探検や登山にまつわる本を発作的かつ集中的に読みたくなることがある。本著と出会ったのは新橋エスエル広場前の古書特設販売コーナだったか、はたまた神保町のどこかの古書店だったか。

1円ってw 自分が買った価格は覚えていないし、値段も書いてなければ貼られてもいない。それはどうでも良いのだが、こうした名著がタダ同然で手に入るのは紙の本な

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読書熱、ふたたび。

読書熱、ふたたび。

停滞しかけていた読書が再度、加速してきた。平日の9〜18時は就業中なので当然のことながら読書は行わない。となると起床して始業するまでと、終業してから寝るまでの数時間が対象となる。今まではスマホを触ったり、テレビゲームをするなど、ついつい時間を浪費していた。

 スイッチが入ったのは先日の土日からだったと思う。ジョギングと同じで、一定量を継続すると実行しないと気持ち悪くなるという例のアレ。本を読まな

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