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デジタルとAIの未来を語る。

まさかのダブルヘッダー!1日2回更新は初めてかも?

昨夜から読み始めたこちら、あっという間に読み終えた。確かにあっという間なので、速読していますかと聞かれることがあるが、そんな高等なテクニックは持ち合わせておりません。ただ余暇時間を読書にのみ充てているだけなんです。テレヴィも見ません...。

控えめに言っても最&高だった。今回のパンデミックで一躍注目を浴びた彼だが、プログラマをはじめとする特定の界隈ではかなり有名な人だったらしい。ちなみに、どうしても山下達郎さんに見えてしまう。ride on time...

閑話休題。

この手の書籍を満遍なく手にされている人には、あっと驚くような内容ではないが、ここ数年の出来事を実にタイムリーかつ綺麗にまとめてくれている印象。とりあえずデジタルが何か、DXが何か、よく分からないけど最新の情報には目を通しておきたい人にはオススメです。

さきほどのnoteでも「紹介するには責任を添えろ」と偉そうなことを述べてしまったので、ネタバレにならない程度にまとめてみる。ちなみに、私の要約をご高覧いただき、読んだ「つもり」にはならないでちゃぶだい。

本の要約サービスなどあるようだが、あれは...オススメできません。本には1文字たりとも無駄な部分などなく、全てでひとつの作品だと思っていただきたい。最初から最後まで付き合って初めて、判断すべきと思います。話を戻そう。時を戻そう。ヒューウッ(ペコパのモノマネ)。

デジタル技術は社会の方向性を変えるものでは決してない

常々私も吹聴しているが、デジタルは手段であって目的ではないと彼も断言していた。たとえばコロナを抑止するために最も大切なのは手洗い(とウガイとヤクルト?)であるわけで、これはデジタルに置換することはできない。ただし、水道の使用量をデジタルで計測することはできるわけで、各世帯の水道の使用量から「手洗いの頻度が上がっている」という考察はできる、ということ。

他人の話を聞くことへの興味

「自分自身の生活という角度から物事を見る」という制限を取り払うことができると言っている。そして相手の個人的な経験や背景から述べられたことを通じて「世界にはこのような視点でも解釈できると理解できる」こと。これは未来を学習することだと表現していて、流石の一言。

台湾には寛容と包括の精神がある

マイノリティの人達が多数派に対して具体的な提案を行えば、多数派は喜んで耳を傾けるという土壌が存在するらしい。これには正直驚いた。彼の活躍をはじめとする台湾という国の実績を、そのまま日本に持ち込んでもまず成功しないだろう...。台湾のお国柄についても細かく紹介されているので、読んでください。嗚呼、悲しきかな我が日本。台湾に引っ越そうかな?

DXで重要なのは持続可能な発展

誰も置き去りにしないインクルージョン(包括)という姿勢が重要。イノベーションとは、より弱い立場の人に優先して提供されるべきだという。台湾国内で5Gの通信インフラを、都心部ではなく山間部や離島から優先して整備しているのは、この証左だろう。素晴らしい。

とまぁ、こんな感じで。メルカリでも売っているし、順番待ちになると思うが図書館では高確率で蔵書されているはず。お早めにどうぞ。

読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。