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そこに山がある。

かのマロリーの名言、ではない。似ているけど。

いわゆる濫読の合間に、探検や登山にまつわる本を発作的かつ集中的に読みたくなることがある。本著と出会ったのは新橋エスエル広場前の古書特設販売コーナだったか、はたまた神保町のどこかの古書店だったか。

1円ってw 自分が買った価格は覚えていないし、値段も書いてなければ貼られてもいない。それはどうでも良いのだが、こうした名著がタダ同然で手に入るのは紙の本ならでは。Kindleではこうもいかないらしい。

今西錦司といえば、かの本多勝一が探検部を日本で初めて創設した京都大学の出身である。西田幾多郎、今西錦司、梅棹忠夫、そして本多勝一に、現総長の山極壽一さん(ここだけさんというのは遠巻きながらも一度お会いしているのでw)。

noteでも何度も言及しているが、我らの角幡唯介さんが大いに被曝したという本多勝一氏のルーツである、京都大学。最高学府にまつわる人物の書物を読まないわけにはいかない。つまるところ、角幡唯介さんの熱心なフアンだから今西錦司にたどり着いたというわけだ。

本著を読んでいて遭遇したのがこちら。初見だがヴィジュアルだけで半端ないパンチ力である。文庫も出ているが、できれば初版を入手したいという謎のこだわり。

どうやら当時(1950年あたり)は、今のような国交正常化は実現できておらず、ヒマラヤ周辺での登山は色々と手続き含め面倒だったらしい。今西さんもサラッと紹介しているだけだったが、どうやら河口慧海を彷彿とさせる。なにせ「潜行」だから、忍び込んでいたということだろう?

現実的な話をすると小遣い制の自分に、この書籍で3,000円近くの支出はかなりのチャレンジなので、ひとまずは図書館の蔵書をチェックしてみることにする。

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と思ったらあったw さすがに単行本ではなかったが、文庫で勢揃い。これだから地方の図書館は侮れない。高野秀行さんのアヘン〜の単行本も普通にあって仰天したのを思い出した。

話題が全く変わるが、どうして行政関連のウェブサイトってセンスがないんだろう。カッコよくすれば良いと言いたいのではなくで、とにかく見辛いし使いづらい。来週出張で神戸に行くのだが、新幹線の切符の予約でJRのウェブサイトを見たら同じく見辛いし使い辛くて閉口した。

毎度話題が飛び飛びになってしまったが、今夜も読書に勤しんでおります。それではまた明日。再見!

読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。