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哲学読書日記から遠く離れて
noteはサービス開始からほどなくユーザー登録し、その後数年放置し、そのあと、フッサールやハイデガーなどの哲学者の遺した著作にふれながら、哲学的思索を綴ろうと思っていたのだが、ぼく自身の体調の問題などもあり全く当初のもくろみとは別の方向の雑記帳のようになってきている。
これは仕方ない部分もあるのだが、他のnoteユーザーの方が哲学的な考察を綴っていたりするとうらやましくて仕方なくて、自分に腹が立
今年成し遂げたこと(2つ)
2020年の秋から自分の心身に衰えを感じ、禁煙を始めた。禁煙は、いまも続いている。もうすぐ1年になる。よくやったではないか!19年間連れ添った悪友と手を切ることができたではないか。しかし実態は、ニコチンパッチが手放せない状態でこれは持病のうつ病と関係がある。しかしまあ、自分がタバコを止めるようになったとは、本当に中年感がある。これからは、がんなどの著名な病気に怯えながら生涯を送るようになるのだろう
もっとみる10年後の未来について
10年後のことを考えた。率直に考えた。父は80代前半、場合によっては物故している可能性がある。母は70代後半、女性は男性より長生きとはいえ、さすがにおばあちゃんだ。ぼくは51歳である。押しも押されもせぬおっさんであり、老親の介護などをする機会も増えるかもしれない。
これから10年間、政治はあまり変わりそうにない。残念ながら自民党の支配が続くだろう。これは国民にも責任がある。高度成長で浮かれて金さ
書きたいことはあるが物議をかもしそうなのでやめておこう‼
と思うことが最近は多いですね。誰でもアクセスできるところにいろんなことを書くといろんな人が閲読する可能性があるので。しかし、あまりにもそういうことを気にしたら何も発言できないわけだし、難しいものです。
きょうは皮膚科に行ってきました。左目の上にできた粉瘤(おでき)が化膿しているので治療しているのですが、1週間抗生物質を飲み続けたにもかかわらずほとんど症状が改善しないので、今回は別の薬―それもまた
世の中がめちゃくちゃでも人生は続く
オリンピックが開催され、全国の感染者がうなぎのぼりに増え、1日で1万人を超える。マスメディアはどこもオリンピックに直接・間接にお金を出していますし、商機と考えていますから、感染についての話と日本人選手がメダルを取って誇らしいという話を区別なく報じる。そうすると、あまり物事をじっくり考えない人は、何となく大丈夫かなという気分になって、お祭り的な雰囲気にも乗せられてついつい出歩いてしまい、感染してしま
もっとみるあまりに考えあぐねていると何も書けなくなってしまう
みなさん、こんにちは。これを書き始めたのは2021年6月28日の午前0時過ぎです。最近、活力が無いのでまとまった文章を書く気持ちがほとんど起こりませんでした。ここでいう最近は約2か月間で、この5-6月はとても沈んだ生活を送っていました。読書もほとんどしていません(厳密にいうと、1か月に2冊くらい読了する感じなのですが、読書家の基準からは読書をしているとはいえない)。中国語の学習だけは毎日やっている
もっとみるちくま新書の『世界哲学史』、シリーズをまとめてレビューする。
筑摩書房が創業80周年を記念して刊行した『世界哲学史』シリーズは、その意欲的な構成と情熱によって、哲学愛好家と専門の研究者に驚きを与えた。といっても全巻に目を通した人はさすがに少ないだろうと思い、この小文をものしている次第である。
さて、人々の日々の暮らしのなかに超越や普遍を求める思索があり、それは時代や国、地域といったくびきを超えて広く世界に見受けられる。それを"世界哲学"とみなして、その歴史