世の中がめちゃくちゃでも人生は続く

オリンピックが開催され、全国の感染者がうなぎのぼりに増え、1日で1万人を超える。マスメディアはどこもオリンピックに直接・間接にお金を出していますし、商機と考えていますから、感染についての話と日本人選手がメダルを取って誇らしいという話を区別なく報じる。そうすると、あまり物事をじっくり考えない人は、何となく大丈夫かなという気分になって、お祭り的な雰囲気にも乗せられてついつい出歩いてしまい、感染してしまう。そういう事例が全国各地で無数に多発しているものと思われます。7月16日ころ、関東地方は梅雨明けをしたそうです。それをつい先日知りました。「今年はずいぶんと梅雨明けが遅いな」と思っていました。ああ、これから本格的な夏になるのが嫌で嫌でたまりませんが、その先に悦ばしい秋が待っているのだと自分に言い聞かせて生きていくことにします。

禁煙開始後のニコチン接種を再開したのですが、重い抑うつ感が取れず、日々の活動は停滞しています。もうしばらく続けると好転するかもしれないですが、こういうものは根気強く続けることが肝要で、すぐに目に見える結果を求めてはいけないのです。感染症が話題になり、その後遺症に恐れる感覚なども、基本的に健康で社会で活躍してきた人にはなかなか分かりにくいと思うのですが、うつなどの精神疾患で長年闘病されてきた方には言うまでもなくわかると思います。後遺症はいつから始まり、いつまで続くか分からないので~もちろん研究から指標は示されますが、個人差は無視できないものです~そのことを考えるだけで憂鬱になるのです。幸運にも重い病気に罹ったことがない人は、そういう考えを持ちにくいのは否めません。

重大な感染症の問題を考えるときにも、この多数派が抱く正常性バイアス~要は「自分だけは大丈夫」という根拠のない確信のことですが~も難しい問題の一つなのかもしれません。また、病気を正しく恐れ、その病気に襲われた時には適切な処置を受け、心身を休めて健康を回復する、ということがなかなか難しい世の中なのかもしれません(マスメディアは「医療崩壊の兆し」などと楽観的に表現していますが、Twitterを検索すれば分かる通り、感染して自宅でひどく苦しんでいる人が入院を断られたつぶやきが見受けられます。現実はかなり深刻なため、先述したとおり、マスメディアの発信する情報につねに懐疑的に接することが求められるわけですが、すでに本邦は高齢社会ですからどんな情報でもテレビ頼みの人は依然多く、感染症の問題についても誤った情報を信じてしまう場合が否めません)。

この新しい感染症の問題が生じたときに、まず変異種の問題とワクチンの開発についての懸念が脳裏をよぎったわけですが、前者の問題がいよいよ重大です。どう考えてもオリンピックは中止すべきですが、権力者と利害関係者は最後まで続けるつもりだと思います。それをTwitterなど世論の力で変えていければいいですよね。来年も、再来年もこの問題については議論され続け、世の中も混乱し続けるのだという覚悟をもって、日々生き延びてゆきましょう!ぼくは8月4日にはワクチン接種(第1回目)が控えているので、その時にまた記事を書きたいと思います。それではみなさん、暑いですし引き続きご自愛くださいね。またお会いしましょう。


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