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記事一覧
『世界で一番幸せな時』エッセイ-09
「あ、きっと今世界で1番幸せだなあ。」
入浴剤をいれると、ふわぁって色が変わるとき。
幸せだなあ。
お掃除をしてピカピカになったキッチン。
幸せだなあ。
お外に出ると スズメが小さくおしゃべりしている時。
幸せだなあ。
ふわふわの黒いかたまり わんわん鳴く可愛いおはぎ。
幸せだなあ。
そうやって幸せだけを 見つけて
並べる日があっても
きっと罰されやしないさ
そんな春のあたたかないちにち
『女子中学生の私と路上生活。』-エッセイ07
凍えるような2月。
・・・・今日も学校に行けなかった。
セーラー服のまま冷たいアスファルトに座って、行き交う車を見ている。
ここは駐車場だから、車の中にいれたら温かいのだろうけど。
私にはそれさえも与えられない。
上等な居場所は、私には似合わない。
手足の感覚も無くて、肌も潤いを失くして
持病のアトピーが悪化して、かさついた肌が粉を吹いても
病院へ通うアイデアも浮かんでこない。
・・・発
『私と音楽を召し上がれ』エッセイ-05
君の好きな音楽はなぁに?
私にはたくさんあるんだけど
音楽は、どんな時も傍にいてくれたんだ。
泣いてる時も
嬉しい時も
走り出したくなるような太陽の日も
好きな音楽を選んで流すだけで
心に寄り添ってくれた
寂しい気持ちもなだめてくれるみたい。
歌うことは得意ではなくて"好き"だった。
「えっ!?何その声!」
って友達に言われたのが原因で一時期カラオケに行くのは嫌だったし
好きな曲歌ってるのに
『女性を愛するということは』エッセイ-03
※当エッセイの内容について購入者以外への内容の公開はお控え下さいませ。内容には同性愛の描写が含まれますので苦手な方は購入をお避け下さい。
それはそれは咽返るような夏の最中。
白いカーテンを開ける彼女の姿は、女性にしては少し広く
華奢でありながら筋肉質の背中がとても美しく映った。
私は女性の美しさを知っている。
―出会いー
20代の最中。彼女とはインターネットで知り合った。
大きなショッピン
『ADHD、本当に大変なの?』エッセイ-04
発達障害メイド喫茶スターブロッサム、代表”花屋乃かや”です。
はじめましての皆様。いつもお顔を合わせたりTwitterでフォローいただいている皆様。今日はちょっと長くはなりますが、最後まで読んでくださり、私の事を知っていただくと嬉しいです。
わたしはADHDと診断されています。
子どもになってから診断される人もいれば、大人になってから診断を受ける人もいるし、要素があっても診断されることがなく困り