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花屋乃かや エッセイ「生きてて偉いねって私が言うから」

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発達障害メイド喫茶スターブロッサム代表でありメイド長”花屋乃かや” 2児の母でひとり親として生きてきました。 私が生きてきた道中のことを、人生の記録として 誰かに届けたいと考えて…
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記事一覧

【コンカフェという仕事と性差別について赤裸々に書いてみる。】

【コンカフェという仕事と性差別について赤裸々に書いてみる。】

【コンカフェという仕事と性差別について赤裸々に書いてみる。】

私達が受けている性差別と、君たちが今まで受けてきたもの、そして社会に存在する事について今日はオープンに書こうと思います。

差別が悪いとかどうこうじゃなくて、現実として起きていることについて。 性差別はごく身近に存在しています。
男女問わず、誰の前にも降りかかります。
きっと、あなた達の目の前にも。

私たち女性は「いざとなったら

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精神障害者手帳2級でヘルパーサービスを使ってみた話。エッセイ-13

精神障害者手帳2級でヘルパーサービスを使ってみた話。エッセイ-13

大阪府の精神障害者手帳2級、花屋乃かやです。
ADHDで2級を取得してから、1年後に鬱病の診断を受けました。

私の家庭の状況ですが、子どもが2人います。
会社員でしたが体調を崩し、今は自営業(発達障害メイド喫茶スターブロッサム)をしています。
私の精神状態が悪い時というのは、特に理由が無くても
憂鬱から抜け出せなくなり、鬱の真っ只中になっちゃいます。
そうなると布団から抜け出したくても抜けれない

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静かなる虐待。悪夢と夢解析。-エッセイ12-

静かなる虐待。悪夢と夢解析。-エッセイ12-

先ほど母からLINEがあった。
「今日そっち行ってもいい?」
母はいつも急だ。なぜ来るのか、理由もわからない。いきなり気分で連絡をしてくる。別にそれは”楽しい”約束ならいいんだけど・・・。

私は「ヘルパーさんが来る日だから、いてくれてる間は別室にいてほしいな」と伝えた。

母は「じゃあ、ヘルパーさん帰った後にいくわ。ご飯一緒に食べる?」と聞いた。

私は「食べたいものないや」と答えて、そのまま寝

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発達障害と鬱病でカウンセリングを受けた話。

発達障害と鬱病でカウンセリングを受けた話。

生きていくことは難しい。
毎朝私の味方の布団ですら
ふわふわと掴みどころがないね
少しでもその場から逃げたくて
携帯に「おはよう」のつぶやきを。

数件のいいねを確認して
生きてる実感を調達する。
これが私の社会との繋がりで
とても大切なもの。

悲しいことに私は鬱病だと診断され
動きたい時にも動けず
まるで磔にされた標本のようだと感じる

オーバーワークをすると、すぐに白昼夢がやってくる。
夢か

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ADHDの私の脳みそ。エッセイ-11

ADHDの私の脳みそ。エッセイ-11

私はADHD。障害者手帳は2級。これが本来の意味での資格であれば、優秀なのだが、私の持つ手帳という物は生きる難易度の指標のように思える。

今日は、ADHDの私の脳みそを紹介してみようと思う。

毎日、私の頭の中は言葉が溢れかえっている。
動きに直結する”指示する言葉”と”意味のない言葉”たくさんの言葉だ。どんな時もTPOも弁えず出てくる言葉達に翻弄される。

例えば、さぁ!今から仕事を始めよう

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『世界で一番幸せな時』エッセイ-09

『世界で一番幸せな時』エッセイ-09

「あ、きっと今世界で1番幸せだなあ。」

入浴剤をいれると、ふわぁって色が変わるとき。
幸せだなあ。

お掃除をしてピカピカになったキッチン。
幸せだなあ。

お外に出ると スズメが小さくおしゃべりしている時。
幸せだなあ。

ふわふわの黒いかたまり わんわん鳴く可愛いおはぎ。
幸せだなあ。

そうやって幸せだけを 見つけて
並べる日があっても
きっと罰されやしないさ
そんな春のあたたかないちにち

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かやの歌リクエスト魔法書

かやの歌リクエスト魔法書

🎀スターブロッサムでも、歌のリクエスト可能になりました🎀
あなたのための歌唱動画をお送りします☺️
私に歌う機会をどうかください!

⭐︎マークは思い入れがあったり、おすすめの曲です🎵

❤ボカロ系・メルト ⭐︎
・千本桜
・ダーリンダンス ⭐︎
・ワールドイズマイン ⭐︎
・回る空うさぎ ⭐︎
・炉心融解 ⭐︎
・ロキ ⭐︎
・フォニィ
・酔いどれ知らず
・シャルル
・命に嫌われている

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『女子中学生の私と路上生活。』-エッセイ07

『女子中学生の私と路上生活。』-エッセイ07

凍えるような2月。

・・・・今日も学校に行けなかった。

セーラー服のまま冷たいアスファルトに座って、行き交う車を見ている。

ここは駐車場だから、車の中にいれたら温かいのだろうけど。
私にはそれさえも与えられない。
上等な居場所は、私には似合わない。

手足の感覚も無くて、肌も潤いを失くして
持病のアトピーが悪化して、かさついた肌が粉を吹いても
病院へ通うアイデアも浮かんでこない。

・・・発

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『私と音楽を召し上がれ』エッセイ-05

『私と音楽を召し上がれ』エッセイ-05

君の好きな音楽はなぁに?

私にはたくさんあるんだけど
音楽は、どんな時も傍にいてくれたんだ。
泣いてる時も
嬉しい時も
走り出したくなるような太陽の日も
好きな音楽を選んで流すだけで
心に寄り添ってくれた
寂しい気持ちもなだめてくれるみたい。

歌うことは得意ではなくて"好き"だった。
「えっ!?何その声!」
って友達に言われたのが原因で一時期カラオケに行くのは嫌だったし
好きな曲歌ってるのに

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『女性を愛するということは』エッセイ-03

『女性を愛するということは』エッセイ-03

※当エッセイの内容について購入者以外への内容の公開はお控え下さいませ。内容には同性愛の描写が含まれますので苦手な方は購入をお避け下さい。

それはそれは咽返るような夏の最中。
白いカーテンを開ける彼女の姿は、女性にしては少し広く
華奢でありながら筋肉質の背中がとても美しく映った。

私は女性の美しさを知っている。

―出会いー

20代の最中。彼女とはインターネットで知り合った。
大きなショッピン

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『ADHD、本当に大変なの?』エッセイ-04

『ADHD、本当に大変なの?』エッセイ-04

発達障害メイド喫茶スターブロッサム、代表”花屋乃かや”です。
はじめましての皆様。いつもお顔を合わせたりTwitterでフォローいただいている皆様。今日はちょっと長くはなりますが、最後まで読んでくださり、私の事を知っていただくと嬉しいです。

わたしはADHDと診断されています。
子どもになってから診断される人もいれば、大人になってから診断を受ける人もいるし、要素があっても診断されることがなく困り

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