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精神障害者手帳2級でヘルパーサービスを使ってみた話。エッセイ-13

大阪府の精神障害者手帳2級、花屋乃かやです。
ADHDで2級を取得してから、1年後に鬱病の診断を受けました。

私の家庭の状況ですが、子どもが2人います。
会社員でしたが体調を崩し、今は自営業(発達障害メイド喫茶スターブロッサム)をしています。
私の精神状態が悪い時というのは、特に理由が無くても
憂鬱から抜け出せなくなり、鬱の真っ只中になっちゃいます。
そうなると布団から抜け出したくても抜けれないし、料理をしようにも
脳みそが全く働いてくれません。
しかし、いつ何時も、どれだけ体調が悪くても子どものご飯は作らないと健康を損なうし・・掃除だって、ほこりは溜まっていく・・・。
子どもはそれなりに育っているけれど、学業を疎かにしてまで家事をさせたくないし、やってもらうとしても私の家庭は自分の身の回りの範囲で構わないとしています。

あとは私の”完璧主義”の性格が、家事ができない状態が続くと、ストレスとして蓄積されていくんです。
「もうだめー・・・・・」
ってなった時、お手伝いさんを探そうと思いました。

もしかしたら、障害者手帳のサービスであるのでは・・・。
探してみると、大阪府では<居宅介護>が使えるそう。
〇で囲まれているのが利用できる障害の種類です。

令和4年度版 福祉のてびき(本編)8章 日常生活の支援

居宅介護っていうほどでもないんじゃないかな・・とか、
まだ早いって言われるんじゃないか・・とか
色々不安はありましたが、とりあえず市役所の障害福祉にまつわる課へ
行ってみることに。

「どうしましたか?」
「あの、居宅介護を使いたいんですけど・・・・」

障害福祉の課なのに、淡々とした抑揚のない”冷たさ”を感じ、一気にひるむ私。説明する意欲を失いそうです。

(でも、この人達は仕事でやっていて、決してカウンセラーでもないし、
気持ちに寄り添ってくれるというより、ちゃんと業務を果たしてくれたらいいんだから・・・と一生懸命思い込みました。)

結局、大変さや、なぜ必要なのか、家族構成や、現在の家事の状況など必要なことを聞き取ってくれました。

それから数か所のヘルパー事業所と面談をし、
1件目、2件目は相性が悪くお断りしました。
1件目は不登校の子どもに対する失言。
2件目は1時間以上の遅刻でした。

これから、私にとって大切な場所である家に来てもらうのに、
不安がある方にお願いするのはとても怖かったのです。

断った旨を担当につたえると「自分で探せば?」と言われました。
しかし、「自分で探せたらここにきてません」と頑張って言い返してみました。

そして3件目。
やっと良いなぁと思える場所にあたって、今ヘルパーサービスを利用しています。

早く頼めばよかったー!!!って良い後悔をしています。
そしたら、ずっと一人で抱えて困っていた家事も、早く負担を減らせたかもしれないなぁ・・・。

ヘルパーさんは週に2回来るので、私は”野菜の下ごしらえ”をメインにお願いをしています。
鬱状態の時にハードルが高い自炊も捗ります。

野菜を買っておけば、カット野菜にしておいてくれるのです。
お肉や魚も小分けに冷凍をしてくれます。
解らない時は、何かと「これはどうしたらよいですか?」と聞いてくれます。

余った時間があれば、お掃除をしてくれます。
常に確認しながら進めてくれるので、近くにいるようにはしていますが
体調が悪い方などは寝ている方もいるそうです。

動物が好きな方なので、ちょっとだけ雑談をします。
気分転換にもなるし、ヘルパーさんが来る日のためにちょっと元気を出して野菜を買うこともできます。

もし、知らない方がいたら、お住まいの自治体に確認して利用してもらいたいサービスのひとつです。

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