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日々考えたこと、感じたことを忘れて行ってしまうのがもったいないので、過去の出来事も含め…

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日々考えたこと、感じたことを忘れて行ってしまうのがもったいないので、過去の出来事も含めて書き留めることにしました。

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記事一覧

日本を棄てた人々(世界一周の旅~マレーシア④)

キャメロン・ハイランドという土地の名前を初めて見たのは地球の歩き方であった。特に興味があったわけではなかったが、KLからタイへ行く道中にあるということで、KLからバ…

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8年前
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人との出会いが旅を面白くする(世界一周の旅~マレーシア③)

サトルさんと出会った次の日から、その日本人3人と以前であったコウイチさんも泊まるバスターミナル近くのホステルに移動。名前をメモしていたのだが、今は見つけることが…

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8年前
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奇跡の再会(世界一周の旅~マレーシア②)

2006年に旅行していた際、東南アジアを旅行している日本人は南から北に上がっていく人が多かった。そして、ここマレーシアでは今後一時旅を共にする日本人の多くと会った。…

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8年前
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ワシントンDCは本当に面白い話ばかり(観光ツアー備忘録)

ワシントンDCの日本語観光ツアーで、とても興味深い話を多く伺ったので備忘の為記載。矢張り日本語観光ツアーは値段が張るものの、博識なガイドが帯同してくれる為満足度は…

Ken
8年前

経済格差(世界一周の旅~マレーシア①)

シンガポールとマレーシア、この経済格差には誰もが納得するだろう。シンガポールからバスでマレーシアのジョホールバルに向かうが、まさにそこは異世界であった。再びイン…

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8年前
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『最前線のリーダーシップ(Martin Linsky / Ronald A. Heifetz著、2002年)』~リーダーとは危機を

最前線のリーダーシップ そもそもリーダーとは何か、訪れる危機を乗り越える為にはどうしたらよいかを体系的に論じた良書。以下三つの質問に対する答えという3部構成とな…

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8年前

日本とナチスは違うんだ!(世界一周の旅~シンガポール④)

日本人はシンガポール系華僑に本当に嫌われているかもしれない。そう思ったのはCanning Fort ParkのBattle Box博物館に行ったときだ。 シンガポール滞在中、まともに観光…

Ken
8年前
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『未来に先回りする思考法』(佐藤航陽著、2015年)~未来を考えるツール

普段、ビジネス書を読み直すことは殆どないのだが、この本は内容を念入りに読み直した。非の打ち所のない良書、というわけではないのだが、色々と考えさせられる影響力のあ…

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8年前
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『話し方入門』~良い話し手になるには

カーネギーの代表作の一つ。巻末の訳者あとがきにもあるように、カーネギーは元々話し方研究の専門家として立身出世の第一歩を踏み始めたことを考えると、本書はカーネギー…

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8年前
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『道は開ける』~日常の悩みを取り除くには

『道は開ける』も含めたデール・カーネギーの本の中では『人を動かす』が尤も有名だが、本書も内容的には負けじとも劣らない良書。ただ、タイトルのインパクトが小さいせい…

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8年前
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人種のるつぼ(世界一周の旅~シンガポール③)

人種のるつぼなのはアメリカだけではない。シンガポールも立派な多民族国家だ。それは、駅で見た以下の看板からも明らかであった。 よく駅にある注意版だが、英語、中国語…

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8年前
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お金を使わないとシンガポールを楽しむのは難しい(世界一周の旅~シンガポール②)

今回の旅の主目的は、「世界の貧しい人たちを助ける為にはどうすれば良いかを、実際に現場を見ながら考える」ということであるが、もう一つの目的として、時間が取れない社…

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8年前
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蚊のいないシンガポール(世界一周の旅~シンガポール①)

ジャカルタからシンガポールへの飛行機の座席に座った瞬間、安堵の感情が込み上げてきた。これで先進国で一息つける。インドネシアでの一か月間は、今まで途上国に一週間以…

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8年前
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日本とオランダ、より酷いのはどっち?(世界一周の旅~インドネシア⑦(ジャカルタ))

ジャカルタではあまりいい思い出がない。脱水症状になったからだ。写真の枚数も他の地域と比べて格段に減る。 ジョグジャカルタから電車でジャカルタに入る。ジョグジャと…

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8年前
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世界一周の旅~インドネシア⑥(ディエン高原からジャカルタへ)

右目が猛烈に痛い。インドネシアの田舎でこのような状態になってしまうと途端に不安になる。 ボロブドゥールからスマラン、ウォノソボと経由してディエン高原へと向かう。…

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8年前
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世界一周の旅~インドネシア⑤(ボロブドゥール)

ボロブドゥールにはジョグジャカルタのバスターミナルから約1時間程。道中バス停というものは全くなかったのだが、人が手を挙げるとその度にバスが止まっていく。とても非…

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8年前
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日本を棄てた人々(世界一周の旅~マレーシア④)

日本を棄てた人々(世界一周の旅~マレーシア④)

キャメロン・ハイランドという土地の名前を初めて見たのは地球の歩き方であった。特に興味があったわけではなかったが、KLからタイへ行く道中にあるということで、KLからバスで向かう。

到着後、サトルさんお勧めのFather's guest houseに向かうが、個室は満室だという。虫さされに悩まされていたこともあり、ここらへんで一度ドミじゃない個室に泊まろうと考えていたので、どうしたものかと思案してい

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人との出会いが旅を面白くする(世界一周の旅~マレーシア③)

人との出会いが旅を面白くする(世界一周の旅~マレーシア③)

サトルさんと出会った次の日から、その日本人3人と以前であったコウイチさんも泊まるバスターミナル近くのホステルに移動。名前をメモしていたのだが、今は見つけることができなかった。

朝起きてみると、同じ部屋のコウイチさんはもう起きて宿の情報ノートを見ていた。聞いてみると28才という。21才の自分と一緒にいると自分が兄に見られるのではないかと思うほど童顔且つ華奢な体つきで、時に人懐っこい笑顔をする人だ。

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奇跡の再会(世界一周の旅~マレーシア②)

奇跡の再会(世界一周の旅~マレーシア②)

2006年に旅行していた際、東南アジアを旅行している日本人は南から北に上がっていく人が多かった。そして、ここマレーシアでは今後一時旅を共にする日本人の多くと会った。

マレーシア初日は時間が遅かったこともありKL駅の近くのYMCAに宿泊。次の日は地球の歩き方に書いてあったRed Dragon Hostelというところに行ったが、歩き方の情報が間違っていたのか、ドミトリーはなくシングルルームのみとい

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ワシントンDCは本当に面白い話ばかり(観光ツアー備忘録)

ワシントンDCは本当に面白い話ばかり(観光ツアー備忘録)

ワシントンDCの日本語観光ツアーで、とても興味深い話を多く伺ったので備忘の為記載。矢張り日本語観光ツアーは値段が張るものの、博識なガイドが帯同してくれる為満足度は非常に高い。

Union駅

 DCのUnion駅のホールは晩餐会等にも用いられたりする。

 ホールの周りには石像が立てられているが、これは当初裸であったが公共の場所でこのような物を置くのは良くないということになり、後で服や局部を

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経済格差(世界一周の旅~マレーシア①)

経済格差(世界一周の旅~マレーシア①)

シンガポールとマレーシア、この経済格差には誰もが納得するだろう。シンガポールからバスでマレーシアのジョホールバルに向かうが、まさにそこは異世界であった。再びインドネシアの様な雑踏が広がる。こんなに近いのに橋を隔てただけでここまで変わるのか。

特に見どころもなかった上にひどいスコールが降ってきたので、早速クアラルンプール(KL)行きの電車に乗る。列車は二等車であったが比較的綺麗で、インドネシアの一

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『最前線のリーダーシップ(Martin Linsky / Ronald A. Heifetz著、2002年)』~リーダーとは危機を

『最前線のリーダーシップ(Martin Linsky / Ronald A. Heifetz著、2002年)』~リーダーとは危機を

最前線のリーダーシップ

そもそもリーダーとは何か、訪れる危機を乗り越える為にはどうしたらよいかを体系的に論じた良書。以下三つの質問に対する答えという3部構成となっている。

①なぜ、どのようにリーダーシップは危険なのか(第1部)
②それらの危険にどう対応すればよいのか(第2部)
③困難な状況のなかで心の活力を保つにはどうすればよいか(第3部)

「リーダーシップの発揮は、人生により多くのエネルギ

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日本とナチスは違うんだ!(世界一周の旅~シンガポール④)

日本とナチスは違うんだ!(世界一周の旅~シンガポール④)

日本人はシンガポール系華僑に本当に嫌われているかもしれない。そう思ったのはCanning Fort ParkのBattle Box博物館に行ったときだ。

シンガポール滞在中、まともに観光した場所はこの博物館のみといっても過言ではない。シンガポール滞在中は基本的に料金がかかるものには行かない、無料のものだけ行くということを続けていたが、結果まともに見れたのは観光スポットはマーライオンとセント―サ島

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『未来に先回りする思考法』(佐藤航陽著、2015年)~未来を考えるツール

『未来に先回りする思考法』(佐藤航陽著、2015年)~未来を考えるツール

普段、ビジネス書を読み直すことは殆どないのだが、この本は内容を念入りに読み直した。非の打ち所のない良書、というわけではないのだが、色々と考えさせられる影響力のある一冊であることは間違いない。

元々、現在から未来がどのように推移するか、仮説を立てることに興味を抱いていたのがこの本を手に取った背景であるが、改めてその重要性を認識した。本書は主にテクノロジーの側面から未来に先回りする為の方法を論じてい

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『話し方入門』~良い話し手になるには

『話し方入門』~良い話し手になるには

カーネギーの代表作の一つ。巻末の訳者あとがきにもあるように、カーネギーは元々話し方研究の専門家として立身出世の第一歩を踏み始めたことを考えると、本書はカーネギーの原点を知るのに格好の書であろう。

『話し方入門』では、パブリック・スピーキングを成功させる為に必要な事項を、単なるテクニック論的な話に終始せず、事前の準備や心構えの重要性や、記憶力増進の為の方法、また洗練された言葉遣いを行う為の学習方法

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『道は開ける』~日常の悩みを取り除くには

『道は開ける』~日常の悩みを取り除くには

『道は開ける』も含めたデール・カーネギーの本の中では『人を動かす』が尤も有名だが、本書も内容的には負けじとも劣らない良書。ただ、タイトルのインパクトが小さいせいか、『人を動かす』程浸透していない。

確かに本書に簡潔な日本語でタイトルを付けるのは難しいが、各章に通底している概念として、「悩みは結局小事に過ぎない」という考え方があるのではないかと思う。各章でのメッセージは、例えばレストランの給仕や清

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人種のるつぼ(世界一周の旅~シンガポール③)

人種のるつぼ(世界一周の旅~シンガポール③)

人種のるつぼなのはアメリカだけではない。シンガポールも立派な多民族国家だ。それは、駅で見た以下の看板からも明らかであった。

よく駅にある注意版だが、英語、中国語、マレー語、ヒンディー語の4か国語で書かれている。シンガポールに来る前、そもそも「シンガポール人」ってなんなんだろうと思っていたが、中華系、インド系等の民族的に圧倒的なマジョリティがいるわけではないんだなということがわかった。一つ不思議な

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お金を使わないとシンガポールを楽しむのは難しい(世界一周の旅~シンガポール②)

お金を使わないとシンガポールを楽しむのは難しい(世界一周の旅~シンガポール②)

今回の旅の主目的は、「世界の貧しい人たちを助ける為にはどうすれば良いかを、実際に現場を見ながら考える」ということであるが、もう一つの目的として、時間が取れない社会人になる前に、「色々な国を見て色々なことを感じてこよう」というものもあった。シンガポールはまさにこの目的の為に立ち寄った国であるが、お金を使わないバックパッカーが楽しめることは少ない。

食事は申し分ない。勿論、インドネシアと比べれば高い

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蚊のいないシンガポール(世界一周の旅~シンガポール①)

蚊のいないシンガポール(世界一周の旅~シンガポール①)

ジャカルタからシンガポールへの飛行機の座席に座った瞬間、安堵の感情が込み上げてきた。これで先進国で一息つける。インドネシアでの一か月間は、今まで途上国に一週間以上滞在したことなかった自分にとっては楽しさよりも辛さが際立っていた。しかし、いざ飛行機が出発する直前となると、丁度夕陽が射し始めたこともあってか、名残惜しい気持ちになってきた。もう少し自分の境遇を前向きにできなかったか、道端で話しかけてきた

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日本とオランダ、より酷いのはどっち?(世界一周の旅~インドネシア⑦(ジャカルタ))

日本とオランダ、より酷いのはどっち?(世界一周の旅~インドネシア⑦(ジャカルタ))

ジャカルタではあまりいい思い出がない。脱水症状になったからだ。写真の枚数も他の地域と比べて格段に減る。

ジョグジャカルタから電車でジャカルタに入る。ジョグジャとは比べ物にならないぐらい大きな都市だ。人の数も、道路の広さも、車の数も、建物の高さも全く比にならない。久しぶりに都会に来たなあとしみじみする。

上記の様な地域を横目に見つつ、安宿街であるジャランジャクサに向かう。正確な金額は覚えていない

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世界一周の旅~インドネシア⑥(ディエン高原からジャカルタへ)

世界一周の旅~インドネシア⑥(ディエン高原からジャカルタへ)

右目が猛烈に痛い。インドネシアの田舎でこのような状態になってしまうと途端に不安になる。

ボロブドゥールからスマラン、ウォノソボと経由してディエン高原へと向かう。後に旅程を見返してみると、何故こんなところに寄ろうと思ったんだろうと考えることがあるが、ディエン高原もその一つだ。ウォノソボで一泊してから行く予定であるが、ウォノソボは着いた途端臭い。糞尿と排気ガスが混ざった臭いが充満している。しかもバス

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世界一周の旅~インドネシア⑤(ボロブドゥール)

世界一周の旅~インドネシア⑤(ボロブドゥール)

ボロブドゥールにはジョグジャカルタのバスターミナルから約1時間程。道中バス停というものは全くなかったのだが、人が手を挙げるとその度にバスが止まっていく。とても非効率に思えるが、もしかしたらぼやっとここら辺が停留所っていうのは決まっているかもしれない。

ボロブドゥールでは、建物の上からの朝焼けを見る為に、少々高いがボロブドゥールからの至近にあるManohara Hotelに宿泊する。1泊4,500

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