2006_1108世界一周part10282

奇跡の再会(世界一周の旅~マレーシア②)

2006年に旅行していた際、東南アジアを旅行している日本人は南から北に上がっていく人が多かった。そして、ここマレーシアでは今後一時旅を共にする日本人の多くと会った。

マレーシア初日は時間が遅かったこともありKL駅の近くのYMCAに宿泊。次の日は地球の歩き方に書いてあったRed Dragon Hostelというところに行ったが、歩き方の情報が間違っていたのか、ドミトリーはなくシングルルームのみという。このような地球の歩き方の誤情報はこの旅中無数に見つけた。あんな膨大な情報を毎年全てUpdateするのは現実的には難しいのだなと思う。

とりあえず一泊はそのホテルにとまり、歩き方の情報を元にドミトリーのあるホテルを探すが、安全や清潔面でNGのホテルばかりで困り果ててしまう。ちょっと休憩する為チャイナタウンに立ち寄り、ローミーと呼ばれるドロッとした麺のような食べ物を食べるが口に合わない。食事が合わないとげんなりしてしまう。良くないスタートだ。

気を取り直して、無料で見れるというマレーシアの民族舞踊を見に行く。ツーリストセンターで出会ったコウイチさんという20代前半ぐらいの日本人の方に教えてもらった。

その後はKLCCへ。シンガポールから出てまだ2日しかたっていないが、外が暑いとこのようなショッピングモールはとても貴重。ブランドショップをぼーっと眺めながら、キノクニヤに向かう。その途中、なんとバリのウブドで同じ宿に泊まっていたサトルさんと偶然再会する。日本人同士でハグすること等殆どないが、このときばかりはお互いにびっくりして思わずハグ。結構前にメールでやり取りした際にペナンにいるといっていたから、もうてっきりバンコク辺りまでいってしまったのかと思っていた。その後、二人でインドネシアで懲りた話をする。サトルさんはスマトラ島をバスで移動したのだが、あまりの悪路に疲れ果ててしまったとのこと。また、サトルさんはマラッカから2人の日本人女子と行動をしており、夜KLCCの展望台に一緒に上がる予定だというので一緒に行動させてもらう。

展望台の入り口がわからず45分遅れていくと、展望台の入り口の係員が、「普通の日本人と太った日本人がついさっきあがっていったぞ」と身振りを交えて教えてくれた。展望台に上がって2人と対面したが、その表現は間違っていなかった。普通の方はマコさん、もう一人の方はユウコさんという名で、マコさんはオーストラリア、ユウコさんはカナダでワーホリを行っており、その帰りに東南アジアを旅行しているとのこと。2人とも1人で旅行しており、これからタイに行く予定で、偶然行程が一致しているから行動を共にしているとのことで、女性一人でしかもドミトリーに泊まりながらバックパックとか、行動力あるなあと感心してしまった。ユウコさんはアメリカでの武勇伝をひたすらしゃべり続けていた。個性的な人だ。

展望台の後はチャイナタウンに戻り、タイガービールで4人で乾杯!チャーハンと何かの麺料理を食べたが、ここで食べた料理はいけた。誰かと一緒に食べているということも味に作用しているかもしれない。4人で色々な話をするが、他の3人の自分の扱いが弟のようでどうも気に入らない。年が10歳近く離れているので当たり前と言えばそうなのだが、この時は「早く自分で独り立ちしたい」と強く感じていた時期でもあり、1人前の大人として扱ってほしいと思っていた記憶がある。


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