中学受験 重ね塗り勉強法で確実に成績アップ_忘却曲線との戦い
4年から入塾し、開成と渋幕に合格することができました。勉強の基本的な取り組み方について書いてみようと思います。
・・・
1、中学受験では、「人は忘れる生き物」をまず理解するといいかもしれません。
人は忘れる生き物という前提は間違いない事実だと思います。
大人もいろいろと忘れます。
時間が経つと忘れてしまいます。
毎日見たり、聞いたり、喋ったりするような事はいつの間にか覚えていますし、間違えないですよね。
2、長期記憶と短期記憶 復習スケジュールはエビングハウスの忘却曲線をベースに作成していました。
エビングハウスの忘却曲線は知っている方も多いとおもます。
覚えた翌日には7割くらい忘れてしまうというやつですね、、、。
ただし、翌日の忘れる頃にもう一度触れておくと、その翌日は7割ではなく5割りくらいしか忘れない。
さらにその翌日にやると、そのさらに翌日にやると、、、、と繰り返すうちにずっと忘れなくなる=長期記憶になるというあの曲線です。
(解釈は諸説あり。)
まず、3-4日くらいで一旦全部暗記した状態を作ります。
そして1週間後くらいに忘れている漢字を発見します。
ここでほぼ覚えているはずですが、念の為さらに1週間後にもう一度間違えた問題をやります。これで長期記憶の完成です!
1回の勉強、1回の復習程度でテストに望んでもなかなか結果はついてきません。翌日には7割?忘れているので。
3、間違えは宝物 (byはなまる学習塾)中学受験ではこの考え方を子供にしっかり伝えて理解してもらいました。
我が家は、忘れるのも間違えるのもOKでした。
ただ、取り組み方が雑だったり、学んだ事を意識せずに、めんどくさがったり、だらだら時間を使って勉強する事はNG。怒りました。
間違えは隠したらそれで終わりだと思います。
間違えた問題を隠したら成績アップは見込めないので、そこは息子にも何度も説明。
間違えた問題は必ず印をつけてまたやろう。
これだけが成績アップにつながる問題だから!という感じです。
悪知恵がめちゃくちゃ働く息子でしたが、ここだけは最後までしっかり守って間違えを隠すことは全くしませんでした。
それでも、間違えた問題をなんでこれまた間違えてるの?と怒る事はたまーにありました。
4、何度も何度も薄ーく塗る とにかく接触回数が全てです。何度も出てくるから覚えなくちゃと脳に勘違いをさえればバッチリ定着します。
我が家は間違える前提で、1回目は薄ーく塗って、2回目にまた薄ーく塗って、3回目も薄ーく塗って、そしてだんだん濃くなる感じの勉強方法でした。
これは全教科でそうです。
とにかく何度も忘れる前提で何度も短時間に、覚えて→忘れて→覚えて→忘れてを繰り返す。すると脳の記憶の神経が太くなり忘れにくくなる。
こんなに何度も出てくるなら、生きる上で大切な事だから覚えないとやばいと脳に勘違いさせる。
暗記はただひたすら繰り返して脳に刺激を与え続けるだけなので、暗記系に時間をかけないようにも気をつけました。
社会などでわからない問題で悩んでいることがあります。
悩んでいる時間は無駄だと伝えました。
覚えてないものや、うる覚えのものはアウト。
ぱっとスムーズに出てきたものが正解!記憶が定着している!というイメージでした。
記述も含めてですが、ちょっとでも考えてわからなかったりしたら、すぐに飛ばして次の問題に行くことにしていました。
正解だったとしてもたまたまカンであっていたような問題はあとで確実に間違えることが多いので、「カンならそもそも回答しない」というルールを設けていました。
(これは復習限ります。テストや本番はもちろんわからなくても、カンで書きまくります。)
5、「あ、忘れた!」という回数が多いほど覚えられる。忘れた回数が記憶を定着させてくれます!
「あ、忘れた!」という回数が多いほど覚えられる!と遠い昔、学生時代に読んだ本に書いてあったような気がします。
「10個覚えるのに、10分かけてずっと覚える → 最後に1度だけチェック」より、「2分と時間を決めて必死に10個を覚えて、チェック」を5回繰り返す方が記憶がいいです。
2分でもちろん全部覚えられない前提です。
5回チェック=「5回あ、これ忘れてた!」という刺激を脳に与えられるからです。
神経を太く鍛えられます。
6、まとめ
・一度やっただけでまた間違えるのは当たり前
・一度やっただけで忘れるのは当たり前
・間違えた問題がどれかを印をつけてしっかり把握する
・間違えた問題だけが成績アップにつながる
・間違えた問題を隠したら成績アップはあきらめる=志望校をあきらめる
・間違えた問題を正解するまで何度もやる
・1週間後にもう一度チェックする(長期記憶になったかチェック)
・あ、忘れちゃった!という回数、機会を何度も作る。
・暗記系の問題はカンであれば回答せず空白のほうがいい。(復習に限る)
このような感じで、忘却曲線を意識して日々のスケジュールを立てていました。
↓こちらの本はテーマを体系的に説明してくれているので、とても勉強になりました。
息子ともちょこちょこ一緒に読んで、このテーマはもう読んだ!これはまだ読んでないかも!みたいな感じで確認していました。
以上、読んで頂きありがとうございました。
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