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#精神的虐待
ども、翔です。【僕とパーツの人生紀行】
ども、翔です。「しょう」って読みます。
17歳。
パーツたちの中での役回りで言うと、玄関みたいなことをしてます。
つまり、外に出て人と話すことが仕事ってことね。
主さんがはきはき話してて、自信に溢れてそうだったら、その時表に出てるのは大体、俺。
主さんは高校で應援團をやっていたんだけど、その時、学ラン着て学校通ったり、前に立って演説したりしてたのは基本的に俺。演舞は別の、もっと覚えの良い
引き金はなくならない【僕とパーツの人生紀行】
僕の趣味図書館で、子育ての本を借りてきた。
僕は子育て系の本を読むのが好きだ。
これは「より良い過去の可能性」を探求したいがために生まれた好みなのかもしれない。
「もしも、違う育てられ方をしていたら」
「もしも、より良い対応の仕方があったのなら」
本を通して、(主の、ではなく概念的な)親の目線で子育てを知ることで、やり直せない過去の記憶と折り合いをつけようとしたのが始まりだったのかも。
僕の興味関心は、誰かの無関心【僕とパーツの人生紀行】
僕たちパーツはひとつの体に同居していながら、性別も性格も興味関心の方向も、まったくもって違っている。
例えば僕は、育児や保育系の本を読むことが好きだ。インテリアに大したこだわりはなく、無難なデザインで、問題なく使えればそれでいい。
一方「パニック少年」は僕と同じ本を、子ども目線や、主が子どもだった頃の記憶と比較しながら読む。ままごとセットを中心に、おもちゃも好きだ。いつか和室の隅におもちゃを飾
「監理者」と僕【僕とパーツの人生紀行】
今日は「監理者」というパーツについて話そうと思う。
正直、僕が直接的に関わることは少ないのだが、遠目から観察しているとおもしろい人だ。
「おもしろい」というのは「興味深い」という意味で。
彼は僕たちの中で「規律」を司っているような人だ。「日常を送る自己」の代理として、長く事務的なことを担ってきた。
まるでビジネスマンのように、のりの利いたスマートなシャツと細身のスラックス、ほどよく爪先の尖