まばたき

小説サイトにて短編小説をメインに書かせていただいてる小説家の卵です。また、pixivに…

まばたき

小説サイトにて短編小説をメインに書かせていただいてる小説家の卵です。また、pixivにて二次創作もしています。ポエムやエッセイなども好きです。音楽もよく聴きます。

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  • 自作詩まとめ by まばたき

    詩を嗜んでおります。 別に難しいこと考えず、思ったままに言語化できたら幸い。

  • 自作短編まとめ by まばたき

    短く手軽に読めて、面白いと思えるような短編を頑張って書いていこうと思いますので、応援していただけるととても嬉しいです。

記事一覧

自作詩をいくつか、そのじゅうさん。『心模様は読めない』

『心模様は読めない』 読めないなら都合の良い解釈をしよう。 それでなんとかなるんだったら、良いんだけどさ。 前向きでいよう、って言うのは実は、そう易々と人を救…

まばたき
3か月前
1

自作詩をいくつか、そのじゅうに。『幻想を見させてもらい』

『幻想を見させてもらい』 誰にも必ず、その瞳の奥に幻想を持っている。 君にしか見えない世界が、君にしか感じ得ない感覚が、君にしか分からない気持ちがある。 それ…

まばたき
4か月前
5

自作詩をいくつか、そのじゅういち。『祈ろう』

『祈ろう』 ——賑やかな街を頭の中で妄想しながら、家に一人いる。 ——この世界で生きることについて、達観しがちになる。 ——強く目的を持てない生き方を、僕はして…

まばたき
4か月前
3

自作詩をいくつか、そのじゅう。『思ってもない一面』

新年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 『思ってもない一面』  自分が想像以上に嫌になる。  我の思ってもない一面に気付く、なんて人…

まばたき
4か月前
1

自作詩をいくつか、そのきゅう。『ここは図書館』

かなりお久しぶりです。そして、メリークリスマス。 以前とある投稿サイトにて書いた詩を三つほど、noteに投稿しようと思います。 『ここは図書館』 僕は今日は一日をこ…

まばたき
5か月前
6

自作詩をいくつか、そのはち。『タラント今日もぐばば』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を三つほど、noteに投稿しようと思います。世の中への怒り、無常観、すこし重苦しい言葉を紡ぎます。 『タラント今日もぐばば』 蔓延る…

まばたき
2年前
6

みんな、天才クイズ大喜利集団『カプリティオ』を知ってるか?

みなさん、『カプリティオチャンネル』というYoutubeチャンネルを知っていますか? 音楽のために開いたりはしても、あまりYoutuberは見ない僕なのですが……そんな僕でも…

まばたき
2年前
22

自作詩をいくつか、そのなな。『永遠』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。なんともやりきれない気持ちになるこの頃。 『永遠』 岬の色に包まれて これが永遠 生きてる心地がし…

まばたき
2年前
5

自作詩をいくつか、そのろく。『プール』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。そろそろ夏になってきたところで、夏みたいな爽やかなやつをチラホラ。 『プール』 やわらかい水は心…

まばたき
2年前
6

自作詩をいくつか、そのご。『鼓動』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。二日に一記事投稿を一週間程度続けてきましたが、一区切りとさせてもらいます。今日は音と人生に関する…

まばたき
3年前
6

自作詩をいくつか、そのよん。『青春時代スイミング』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。先走って夏っぽい作品を三つほど。 『青春時代スイミング』 泳ぎ切れるだろうか いや泳ぎ切るのだ、…

まばたき
3年前
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自作詩をいくつか、そのさん。『メッセージはいつもそこに』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。今日も三つほど。 『メッセージはいつもそこに』 メッセージはいつもそこに。 ないものを頼りにして…

まばたき
3年前
1

自作詩をいくつか、そのに。『雨series』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。今日はまた三つほど。 『雨series』 雨の春。 どんなことにも始まりと終わりがある。 止まない雨は…

まばたき
3年前
7

自作詩をいくつか、そのいち。『晴れたり曇ったり晴れたり』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、定期的にこれからnoteに投稿しようと思います。今日は三つほど。 『晴れたり曇ったり晴れたり』 天気は不安定だ。 まあ僕含め人々…

まばたき
3年前
3

自作短編 第十一弾 『存在しないという選択』

以前小説サイトにて書かせてもらった短編のうちの一つを、改めて手直しして投稿させてもらいました。 生きることが嫌になったとき、人はどうすれば良いんでしょうか……。…

まばたき
3年前
3

自作短編 第十弾 『僕と昼寝』

以前小説サイトにて書かせていただいた短編のうちの一つを書き直したものです。昼寝ってとても気持ちいいですよね……その時の気分を振り返って執筆しました。 『僕と昼寝…

まばたき
3年前
自作詩をいくつか、そのじゅうさん。『心模様は読めない』

自作詩をいくつか、そのじゅうさん。『心模様は読めない』


『心模様は読めない』

読めないなら都合の良い解釈をしよう。

それでなんとかなるんだったら、良いんだけどさ。

前向きでいよう、って言うのは実は、そう易々と人を救わない。

心が限界を迎えてる時に、それでも自分の心模様は分からないもんだから、よし前向きに行こう、だなんて思っちゃったら。

本当に大変なことになってしまう。

だから、疲れることではあるけど、自分に向き合うってすごく嫌なことかもし

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自作詩をいくつか、そのじゅうに。『幻想を見させてもらい』

自作詩をいくつか、そのじゅうに。『幻想を見させてもらい』


『幻想を見させてもらい』

誰にも必ず、その瞳の奥に幻想を持っている。

君にしか見えない世界が、君にしか感じ得ない感覚が、君にしか分からない気持ちがある。

それを知りたいと思うこと、それが愛かもしれないね、なんて綴ろうとしてハッと気づく。

愛という概念自体が、実に人によってバラバラな価値観で、それこそ幻想であることに。

例えば僕と君が愛し合える瞬間が来たとして、二人の見ているものは果たし

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自作詩をいくつか、そのじゅういち。『祈ろう』

自作詩をいくつか、そのじゅういち。『祈ろう』


『祈ろう』
——賑やかな街を頭の中で妄想しながら、家に一人いる。

——この世界で生きることについて、達観しがちになる。

——強く目的を持てない生き方を、僕はしていると思う。

それでも、僕が生きることについて、祈ってくれてる人がきっといる。

それでも、僕が祈ることで、生きようとしてくれてる人がきっといる。

僕は完全な現実主義者でも、完全な理想主義者でもない。

やっぱりロマンだけでは世界

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自作詩をいくつか、そのじゅう。『思ってもない一面』

自作詩をいくつか、そのじゅう。『思ってもない一面』

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

『思ってもない一面』

 自分が想像以上に嫌になる。

 我の思ってもない一面に気付く、なんて人と接するどこかであると思うのだけど。

 ポジティブな場合とは限らないのだ。

 自分は思ったよりも浅ましいし、思ったよりも身勝手だし、思ったよりも不器用だと。

 そんなことに気付いた日は結構つらい。ああ、そんなときは寝るに限る。し

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自作詩をいくつか、そのきゅう。『ここは図書館』

自作詩をいくつか、そのきゅう。『ここは図書館』

かなりお久しぶりです。そして、メリークリスマス。
以前とある投稿サイトにて書いた詩を三つほど、noteに投稿しようと思います。

『ここは図書館』

僕は今日は一日をここで使い切ろうと思った。

別に予定は詰めなくていいじゃん。

何冊も置く。

ぺらぺらめくる。

読める気がしない本を、今日は読んでみる。

今日で無理だったら、明日もこうしようっか。

それが不可能な世界だったなら、また来週にで

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自作詩をいくつか、そのはち。『タラント今日もぐばば』

自作詩をいくつか、そのはち。『タラント今日もぐばば』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を三つほど、noteに投稿しようと思います。世の中への怒り、無常観、すこし重苦しい言葉を紡ぎます。

『タラント今日もぐばば』

蔓延る錆は侘び寂びとは違し。
足らんと、足らんと、足らんと、周りが言うたびに僕はダメ人間になってゆく。
お前らに責があるのだ、お前らに責があるのだ。

がはは、にやにや、げへへ、ふふ、あらゆる笑い声が満ちるこの地下の街道は、賑やかゆえに少

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みんな、天才クイズ大喜利集団『カプリティオ』を知ってるか?

みんな、天才クイズ大喜利集団『カプリティオ』を知ってるか?

みなさん、『カプリティオチャンネル』というYoutubeチャンネルを知っていますか?

音楽のために開いたりはしても、あまりYoutuberは見ない僕なのですが……そんな僕でも、更新されるたび見ている動画チャンネルがあります。もちろん、古い動画も全て見ています。

それがクイズ王こと、古川洋平さんが設立したクイズ法人『カプリティオ』によるYoutubeチャンネル『カプリティオチャンネル』なのです。

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自作詩をいくつか、そのなな。『永遠』

自作詩をいくつか、そのなな。『永遠』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。なんともやりきれない気持ちになるこの頃。

『永遠』

岬の色に包まれて これが永遠
生きてる心地がしない
死に近い感覚 でもそれこそ永遠

手にさわれないもの これが永遠
実感が無けりゃ寿命もない
どっかで尽きていても 気付かなければ
君はそれをずっと心の中で描ける

そうさ、それが永遠

永遠は君の中に
永遠は僕の中に
神でも

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自作詩をいくつか、そのろく。『プール』

自作詩をいくつか、そのろく。『プール』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。そろそろ夏になってきたところで、夏みたいな爽やかなやつをチラホラ。

『プール』

やわらかい水は心地いいものだ。

僕は流されるままに、波が揺らいで見えたり見えなかったりする、先頭にいる僕に手を振る君に、なんとか声をかける。

でも君と違ってちっちゃな僕は波で君の姿が見えたり見えなかったり、足元も着かないし。
からかうだろう、小

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自作詩をいくつか、そのご。『鼓動』

自作詩をいくつか、そのご。『鼓動』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。二日に一記事投稿を一週間程度続けてきましたが、一区切りとさせてもらいます。今日は音と人生に関する詩を三つほど。

『鼓動』

気付けばいつも僕らは生きている。

何となく不思議に思う。
どうして呼吸してるのだろう、どうやって呼吸してるのだろう。

腕立てやバク転、それらの運動はとても難しい。しかし、それと同じくらい疲れるであろう常

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自作詩をいくつか、そのよん。『青春時代スイミング』

自作詩をいくつか、そのよん。『青春時代スイミング』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。先走って夏っぽい作品を三つほど。

『青春時代スイミング』

泳ぎ切れるだろうか

いや泳ぎ切るのだ、この青春時代を

僕は置いてかれたのかも知れない、あの時代に……それとも何かを置いていったのかも知れない、あの時代に

光が差し込む放課後の廊下から

巨大な巨大な水溜りで泳ぐ人々を見下ろしてみると、なんだか綺麗なリフレクション

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自作詩をいくつか、そのさん。『メッセージはいつもそこに』

自作詩をいくつか、そのさん。『メッセージはいつもそこに』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。今日も三つほど。

『メッセージはいつもそこに』

メッセージはいつもそこに。

ないものを頼りにしてる現代人は知らないんだ。
大切なものはいつも近くにある。

believe‼︎

例えば昔に戻った気持ちだ、なんて言い回しも少し語弊だ。人は誰しも心に少年少女を抱いてる。

街は変わらない。
本当に伝えたい伝えなくちゃいけない気持

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自作詩をいくつか、そのに。『雨series』

自作詩をいくつか、そのに。『雨series』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、noteに投稿しようと思います。今日はまた三つほど。

『雨series』

雨の春。

どんなことにも始まりと終わりがある。
止まない雨はない、なんて名言的に言われたりするけれど、なんで雨が悪者なんだろう。
曇らない晴れもないんだけどなぁ。

ぽつぽつとした雨も。
ざあざあとした雨も。
心地よくリズムを刻む雨も。
ため息スイッチとなる雨も。

他愛もない生活の

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自作詩をいくつか、そのいち。『晴れたり曇ったり晴れたり』

自作詩をいくつか、そのいち。『晴れたり曇ったり晴れたり』

以前とある投稿サイトにて書いた詩を、定期的にこれからnoteに投稿しようと思います。今日は三つほど。

『晴れたり曇ったり晴れたり』

天気は不安定だ。
まあ僕含め人々よりは安定してるかも。

降水率という確率なのか決定事項なのか、イマイチ分からんものを頼りにして今日も傘は持たず走る。

それで雨が降っても気にしない。
靴が濡れるのは少し嫌だね。

殻から出ない生き方が悪いことなんて、誰も決められ

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自作短編 第十一弾 『存在しないという選択』

自作短編 第十一弾 『存在しないという選択』

以前小説サイトにて書かせてもらった短編のうちの一つを、改めて手直しして投稿させてもらいました。

生きることが嫌になったとき、人はどうすれば良いんでしょうか……。

『存在しないという選択』

 死にたがってた頃に、とあるサイトを見つけた。

- 存在意義を見出せない方々へ -

 クリックして開いてみる。
 ——するとただそれだけ書いてあった。

 ・ ・ ・

 あなたはどうしますか?
 →存

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自作短編 第十弾 『僕と昼寝』

自作短編 第十弾 『僕と昼寝』

以前小説サイトにて書かせていただいた短編のうちの一つを書き直したものです。昼寝ってとても気持ちいいですよね……その時の気分を振り返って執筆しました。

『僕と昼寝』

 涼しい草原に来て、一人横になる。

 風を浴び、ぼんやりと空を見上げながら昼寝をする。

 最高なんだな……これが。

「君は本当に昼寝が好きなんだね」

 一人の少女が喋る。麦わら帽子を被りワンピースを纏う無邪気な人だ。

「悪

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