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自然写真家より・・普通の自然が、貴重な写真
求められる写真は、だれもが見られて、だれもが触れる自然
僕がヤマセミに魅かれて、写真をはじめたように、多くの若手がスター性のある被写体を最初に撮りはじめます。
それは、クマであったり、モモンガであったり、ワシやタカ、最近であればシマエナガなどのアイドル的な被写体といったところでしょうか。
とは言っても、それを否定しているわけではありません。
あくまでも、趣味で撮り続けるのであれば、何を撮っていて
自然写真家より・外来種・交雑種は必然・人が動けば、生き物も動く
里山も琵琶湖も外来種だらけ
最近、僕の撮影フィールドは、動植物を問わず外来種だらけです。
外来種は「悪」といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、結論から先に言えば、地球に人類が誕生した時点で、現状の生態系は必然だったと考えています。
はるか昔、移動手段が徒歩だけだった人類が、馬に乗り、船に乗り、車に乗り、飛行機に乗り、宇宙にまで移動するようになったのですから、その横に生き物を乗せていれば
自然写真家という名で不自然写真を撮りまくる
真の自然だけでは、作品にならない現実がある
上の2点は、水槽で飼育しながら撮影した写真で、言うならば自然の写真ではありません。こんなシーンを、野外の小川や池で撮ることは、まず不可能でしょう。
ただ、僕としては、なるべく自然の環境に近い環境で撮影したいので、まず水槽内に自然環境を作ります。メダカの写真の水底の緑色の植物は、農薬の少ない水田などに発生するキカシグサという水生植物です。
水田の泥を、も
自然写真家・ヤマセミ・カワセミの水中撮影・・餌付けについて(その2)
餌付けについて・・僕の考え方「餌付けしている」のではなく、「餌付けさせられている」
上の2点は、僕が20代後半に、川の浅瀬に作った池で撮影した作品です。
僕は餌付けについて「餌付けをしている」のではなく「餌付けをさせられている」と考えています。
人が他の生き物より上にいると過信している人たちは「餌付けしている」と、思っているかもしれませんが、生き物はとてもしたたかで、人は頼まれてもいないのに「餌
自然写真家・ヤマセミ・カワセミの水中撮影・・餌付けについて(その1)
ヤマセミ・カワセミの水中捕食撮影
上の2点は、僕が20代後半にフィルムカメラで撮影した写真です。
水中捕食を 撮影すると決めたとき、考えられる方法が2つあると思います。ひとつは、カメラを水に沈める方法、もう一つは鳥たちに、水槽に飛び込んでもらう方法です。
僕は、水中で魚を捕らえる瞬間を、自分の目で見たかったので、水槽の方法を選びました。
それでは、水槽に飛び込んでもらうには、どうしたらよいかを考
自然写真家の写真管理方法・写真の行方不明をなくす(その2)
エクセル(Excel)で写真を整理する
(その1)では、写真のファイル名で写真データを管理する方法をお話しさせていただきました。
今回は、エクセルで管理する方法を、お話しさせていただきます。
ファイル名の管理と、このエクセル管理をダブルで実行していれば、写真の行方不明はなくなります。
下の画像は、僕のエクセル整理画面の一部です。
その日の撮った写真内容を記録してあります
エクセルの語句検索を利
自然写真家の写真管理方法・写真の行方不明をなくす(その1)
写真整理はきっちりできていますか?
デジカメは、フィルムカメラとは違い、フィルム代も現像代もかかりません。そのため、プロ、アマ問わず、多くのカメラマンが、気兼ねなく、たくさんの写真を撮影する時代です。
さて、皆さんは、そんな写真データをどうされていますか?
そのまま、カメラ内に入れたままだったり、パソコンや外付けハードディスクに、ためこんでいませんか?
せっかく撮影した写真なのですから、きっちり
自然写真家より・今の写真にはパソコン技術が必需品・2
デジタル写真には正解がない・・
前回お見せしたポジ写真は、だれが見ても色合いに違いはありません。
それに引き換え、デジタル写真は、その人が使用するパソコンの設定によって色が違って見えます。その意味では、自分の撮った写真の「正解」がありません。自分では、この色で良いと思ってデータを送ってみても、人によっては、少し赤味がかっているとか、色味が違って見えているかもしれませんし、少し暗いとか明るいとか、
自然写真家より・今の写真にはパソコン技術が必需品・1
パソコンの前にポジ写真とは・・・
今の若い編集者たちは、ポジを知りません。それは当たり前のことで、僕と同年代でも、フィルムは知っていても、ポジを知らない人は、たくさんいます。
ポジとは、リバーサルフィルムで撮影した写真。リバーサルフィルムとは?
少し分かりやすく言うと、厚紙やプラスチックの枠をはめて、スライド映写機で スクリーンに映すために使っていたフィルム。
若い人たちは「何それ??」かもしれ
自然写真家から「使える写真」のヒントをお話しします・2
四季それぞれに、使える写真を充実させる
ヒント1でお話しさせていただいたように、これは「写真を売りたい」という方へ向けてのヒントです。
まず、僕のホームページの著書ページをご覧ください。(こちらです)
著書のリストをご覧いただくと、四季を通して植物や、昆虫、野鳥を撮影し、出版していることが分かっていただけると思います。
それぞれの季節に、人気のある被写体がある
たとえば、春であれば、タンポポ
自然写真家から「使える写真」のヒントをお話しします・1
「写真を売りたい」と考えるに方にむけて
これからの、お話しは「写真を売りたい」と考えている方に向けてのお話しです。趣味で写真を撮られている方には、あまり参考にならないかもしれませんので、ご了承ください
写真を売るには、その写真を必要とするクライアントがいる
写真が売れるということは、その写真を使用する出版社や広告代理店などが存在します。自然写真の場合、その多くが出版社関係です。
その出版社の