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Vol109 移住希望者は必見!「街の住みここちランキング」ふるさと版

実際に住んでいる人々がその街に対して住みここち(住み心地)や住みやすさをどのように感じているのかを調査した「街の住みここちランキング」をご紹介します。
今回の「ふるさと版」は、全体のランキングから大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市を除いた街を精査し、新たにランキングをしたものです。
 
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
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1⃣ 「街の住みここちランキング」ふるさと版とは


大東建託株式会社の賃貸未来研究所が調査を実施しています。2023年は185,549名の回答からランキングしたものです。
調査は「生活利便性」(26項目)、「交通利便性」(5項目)、「行政サービス」(9項目)、「静かさ治安」(6項目)、「親しみやすさ」(5項目)、「物価家賃」(2項目)、「自然観光」(3項目)、「防災」(3項目)の8つのカテゴリー(59項目)で調査が行われたものです。
 
なお、「ふるさと版」では、全国(47都道府県)の大都市圏や政令指定都市、県庁所在地などの都市を除いた街を精査し、新たにランキングしたものです。
よって、中小規模の町による「町の住みここちランキング」と言えます。

 
 

2⃣ 小さな町「ふるさと版」ランキング TOP100


ふるさと版で全国1位に輝いたのは、2年連続で北海道上川郡東川町です。また、2位も2年連続で北海道上川郡東神楽町がランクインし、北海道上川郡の2つの町が全国1位、2位ととなりました。
 
 
そして3位は、昨年まで累計回答数が50名未満でランキング集計対象外だった長野県諏訪郡原村が、一気に3位として初登場しました。
トップ10を見ても、「住みここちの良い町」としては、北海道と沖縄の自治体が多く占めています。
また、トップ10のうち8自治体は、郡部に位置する「町」「村」が選ばれています。 

3⃣ ランキングから見えるもの

 
TOP10の自治体を項目別で見ると、「親しみやすさ」と「行政サービス」の評価が高い自治体がランクインしている傾向が伺えます。
「知らない地域への移住」「田舎でのコミュニケーション」などに不安を感じる人は少なくありません。そこで「親しみやすさ」に現わされるように、移住者にとって入りやすいコミュニティであるかを求められています。
但し、「地域にうまく溶け込めるか」は、あくまでも個々の問題でもありますので、「ウェルカムで迎えてもらえる」と勘違いをしてはいけません。
 
 

3⃣ TOPの画像


「街の住みここちランキング」ふるさと版 第6位
静岡県駿東郡長泉町

 
移住希望者の人気ランキングで常に上位にある「静岡県」ですが、その静岡県内でも「街の住みここちランキング」で、3年連続首位にいるのが長泉町です。
長泉町の特徴は利便性の良さです。東海道新幹線の三島駅や東名・新東名高速道路のインターチェンジが近く、東京都市圏へのアクセスも抜群です。東海道新幹線を利用すると、東京駅まで最速44分で行けることから、引っ越し感覚で移住をすることが可能です。
また、行政サービスの評価が高く、特に子育て支援が充実しています。
合計特殊出生率は1.80人で静岡県内第1位に輝いており、「子供が多く、町自体が明るい感じがする。治安もよく、学校も安心して通わせられる」と言った声があります。
移住後の不安も少なく、子育てファミリーにとっては理想的な町ですね。


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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。