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見え隠れする心

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受け継ぐ伝統、消えない炎。

受け継ぐ伝統、消えない炎。

私の大学には、卒業式週間に「トーチライトプロセッション」という行事があります。

正装(キャップとガウン)に身を包んだ卒業生と制服を着た在校生代表が明かりを消した講堂に勢揃いし、一人一人が持つロウソクにともった炎を受け渡すことで大学の精神を卒業生から在校生に引き継ぐセレモニーです。

学長のロウソクから卒業生へ、卒業生のロウソクから在校生へ…

暗い部屋にだんだんと明かりが灯っていく様

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私と小鳥と…友だちと。

私と小鳥と…友だちと。

帰り道、満開の花の上を楽しそうに飛び回る小鳥がいました。
思わず足を止めて見入ってしまったのですが、横にいた友だちもそれを見て可愛いね、ほっこりするね、と言ってくれ、一緒に数分間、木を見上げながら感想を言い合いました。
同じものを見ても、感じることは人それぞれ。別の子だったら、「ふぅん。そう。」と言って新しい話題を出してくることでしょう。悪気があるわけじゃなくて、それに対して何も感じないから。

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「美しさ」の定義のはなし。

「美しさ」の定義のはなし。

「あなたにとっての『美しさ』の定義はなんですか?」

大学でこんな課題が出ました。

物でも人でも音楽でも何でもいい。何か1つ例を挙げてプレゼンしなさい。そう言われて私が選んだのは、チャイコフスキー作曲の「金平糖の精の踊り」( https://youtu.be/dXPlv4GtkvY)です。クリスマスシーズンになると上映されるバレエ「くるみ割り人形」のお菓子の国の場面で使用されている楽曲で、聞

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ちょっぴりおセンチな夜

ちょっぴりおセンチな夜

地下鉄日比谷駅を出て、ネオンが輝く街並みに紛れ込んだらそれは旅の始まりです。

カラカラと小さいスーツケースを引き、軽い足取りで向かう先は東京駅。

日比谷駅から東京駅まで歩くのは、私の中で旅行前の儀式のようになりつつあります。

有楽町で高架線上を走る電車の騒音を聞きながら、仕事終わりに居酒屋をはしごする人たちや足早に帰宅を急ぐ人たち、そして私と同じようにスーツケースを引いて歩く人たちをか

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そこに彼らはいないのです

そこに彼らはいないのです

私はもう長い間、イタリアに憧れ続けています。

きっかけは、小学生の時に出会ったとある大好きな漫画です。そこからどんどんイタリアという国に興味を持ち、写真を眺めてはいつかその地を踏めることを夢見てきました。

たくさんの写真を眺める中で、いつも心に止まる風景があります。

それは、世界一美しい海岸と言われるアマルフィ海岸。

場所は南イタリア。どこまでも広がる輝くティレニア海、霞がかかる壮

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