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何度も読みたいnoteたち

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2020年4月の記事一覧

今こそ、愛する技術を学ぶときかもしれない

今こそ、愛する技術を学ぶときかもしれない

自宅でひとりでいる時間が増えてから、読書量が圧倒的に増えた。

外出していたころは月に4冊程度だったが、今では2日に1冊のペースで読み進めている。

先日は、こんな本を読んでみた。

たまたまSNSで見つけた本だったのだが、哲学的な話が好きなので迷わず購入した。

本の中で、著者のフロムは冒頭にこんな主張をしている。

「人は愛される努力をしようとするが、愛する努力をしようとしない。」

まさに僕

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友だちと会えないさみしさは。

友だちと会えないさみしさは。

友だちについて、きのう考えた。

誰か特定の友だちを想ったのではない。「どういう人のことをぼくは友だちと呼ぶのだろう」と考えた。友だちという概念について、その自分なりの定義を、考えた。

考えて、考えて、いちばん納得のいく答えは、「自分」だった。友だちになかなか会えないことのさみしさは、「自分」に会えないさみしさなのだと、ぼくは思った。

どういうことか。

たとえば、ぼくの家には「ぺだる」という

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ぼくが失いたくないもの。

ぼくが失いたくないもの。

まるで、きょうの東京の空のような。

なんて凡庸な書き出しでお茶を濁すくらい、気の滅入る月曜日だ。土曜日と日曜日、ぼくは note を書かない。書くのは就業日だけ。そういうルールでこの5年以上、更新を続けてきた。昨日も、そして一昨日も、ネットにはほとんど触らず、犬ばかりに触れ、こころはずっと平穏だった。

けれどもこうして月曜日がやってきたわけで、これから5日間、またぼくは毎日なにかを書く。気が重

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コロナうつにならないために、リーダーが最低限知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識

コロナうつにならないために、リーダーが最低限知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識

アメリカの調査によれば、今回の新型コロナウィルスにまつわる外出自粛や環境変化によって、成人の45%が感染拡大で精神的な影響を受けたと回答。うち19%が「大きな影響」と答えています。日本でも、cotreeのオンラインカウンセリングの利用者数は2月から3月で30%増、3月から4月も増加傾向。コロナ関連の相談も増えていますし、メンタルヘルスに関連する問題が顕在化しつつあるのを感じていますが、ここからさら

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話さないと、じわじわと言葉は消えていく

話さないと、じわじわと言葉は消えていく

今日遠野に住む友達夫婦と話したのだけど、ひさしぶりに職場の人たち以外の友達とじっくりと話をした気がした。
(職場の人たちとは話してるけど、作業しながらだとあんまりゆっくりじっくりは話せない……)

なにげなく使っていた言葉が口からうまく出てこなくて、言葉がつっかえた。



「話さない」ということは、自分の中での言葉がすこしずつ消えていくことなのかもしれない。

それは私が移住した当初、仕事や環

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私は誰かに、「ええねん」と言ってほしかったのだ

私は誰かに、「ええねん」と言ってほしかったのだ

たまに、「自分のことを全肯定してくれる人がいればなあ」と思うときがある。

自分の弱さや、ずるさや、情けなさまで、まるっと全部受け入れてくれる人がいれば──。そんな、弱くて、ずるくて、情けないことを、ふと考えてしまったりするのである。

でもそんなとき、同時に頭に浮かび上がってくるのは、「人間関係には全肯定だけで成り立つものなど存在しない」という考えだ。

ただただ優しくすべてを受け止める、なんて

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僕が「素敵禁止」にする理由。

僕が「素敵禁止」にする理由。

「素敵」という言葉が好きです。そう言葉にできる状況にいることも、その言葉をやりとりできる相手がいることも、ほんとうに素敵なことで。しあわせなことで。

ただある時、ハッとしました。口グセのようになってしまってるなと。「素敵」と思って「素敵」と言うのはもちろんOK。でも「素敵」という磁力のある言葉に、だんだん自分の気持ちが集約されていく感覚がある。まるで、砂鉄を吸い寄せるマグネットのように。

その

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誰かの言葉に呪われない

誰かの言葉に呪われない

まだ社会がこんな状況になる少し前、前の職場の人と飲みに行った時のことだ。
ちょうど1年ほど前に私はその会社を辞めたのだけど、職場の人たちとは結構仲が良くて、今でも飲みに行ったり遊びに行ったりする。その日も定期的に飲みに行くメンバーで予定を合わせていたのだが、直前になって一人から連絡がきた。

『Iさんも誘っていいですか? 来たいって言ってて』

Iさんというのは、私のひとまわり年上の女性社員だ。職

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ペストによる「休校期間」をニュートンは『創造的休暇』と呼んだ。

ペストによる「休校期間」をニュートンは『創造的休暇』と呼んだ。

これは強がりなのかもしれない。

今この状況に対して、落ち込んでばかりいるのはどうしてもいやなので、前向きな解釈をできないかと日々探している。

Historyには、Storyがある。講義やワークショップでいつもこの話をしている。未来に迷った時は、歴史を辿る。そこにヒントが必ずある、と。

過去の伝染病を調べた。1600年代の伝染病「ペスト」についての記事で知ったのが、この呼び方だった。

『ニュ

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【賞金100万円&50賞】岸田奈美のキナリ杯!おもしろい文章が読みたい 【終了】

【賞金100万円&50賞】岸田奈美のキナリ杯!おもしろい文章が読みたい 【終了】

キナリ杯は6月3日に終了しました!受賞発表式はこちらにまとめています!

政府の緊急経済対策で、私は10万円を受け取れるそうです。うれしい!

国会中継を見ながら、10万円の使いみちをウッキウキで考えていました。

このとても大変な期間に「私を支えてくれるもの」と「私が応援したいもの」に、使いたいと思いました。

私にとって、それは「文章」です。

緊急事態宣言が出ている間、母や弟と離れ、ずっと一

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椎茸を100個以上育てた自分からしいたけ栽培キットのコツ

椎茸を100個以上育てた自分からしいたけ栽培キットのコツ

ぼくは椎茸祭という椎茸の出汁屋を経営しているものです。
たまに椎茸先生と呼ばれて椎茸にだけ詳しくなる講座をしたりしています。

「しいたけハウス」という椎茸栽培キットを過去に販売していた経緯から、今までに100個以上、屋内で菌床椎茸を栽培してきました。今回、周りで栽培キットの需要が増えてきたようなので、今までの栽培経験をコツとしてまとめたいと思います。

・・・・・

①「ジメジメして真っ暗なとこ

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WEB陶器市まとめ-益子・笠間・有田・小石原etc-

WEB陶器市まとめ-益子・笠間・有田・小石原etc-

こんなときだからこそ、土から生まれる手仕事の器を食卓に。

今年の春の益子陶器市はリアルではなくWEB開催に!冒頭文も、そのページから引用🌿

合わせて、全国の陶器市情報も調べてまとめてみました。自治体や作家主催のみ、オンラインショップの特設ページは除いています。
今年の春は、おうちで陶器市、楽しみましょう〜!

シェア大歓迎です!もし他に知っていたら教えてください。

※ 4/29追記 ✍︎

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風呂で食器洗うの最強説を唱えてみた

風呂で食器洗うの最強説を唱えてみた



食器を洗いたくない。ほんっっっっっとうにいやだ。なぜ食べる前はあんなに美味しそうだったのに、こんなにグチャグチャになるんだ。

だめだ、意思を強くもって、だましだましいこう。まずは洗剤を持ってみよう。洗わないよ〜全然大丈夫だよ〜と自分に言い聞かせる。次にスポンジを手に持ってみる。怖くないよ〜持つだけだよ〜。洗剤をスポンジにブチュっとしてみる。すごい!スポンジに洗剤たらせたね〜!そしたら箸だけ持

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書くを、友に

連日心を痛めるニュースが続いています。

今回、どうしても書きたかったことがあって、それは、「動き出しの準備」についてなのです。

もちろん、今現在このようなことを書くのはかなり気が早いとも思いますし、僕自身「早くなんとかなれ」と、気持ちの焦りに乗りたいわけではありません。ただ、社会的にも、物理的にも、人間的にも、これから5月に入っていく際に「ずっと動かないでいる」ということは不可能ですし、まだ制

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