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最近記事が投稿出来ておらず申し訳ありません。旅行と遊びとほんのちょっとだけ仕事に追われており、新規記事はもう少し先になりそうです。
お待ち頂いている方がいらっしゃるとすれば、もうしばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。
【建築】拝啓、フランク・ゲーリー様
拝啓、フランク・O・ゲーリー様
私が初めてあなたの建築に出会ってからもう15年が経ちました。
そうです。それは建築専門外の私が"建築"というものに興味を持つきっかけだったのです。
初めて見たゲーリーさんの建築はウォルト・ディズニー・コンサートホール。そのありえないウネウネの造形に衝撃を受けました。それ以来、他の誰にも真似できないその独特の造形に魅せられ、私はゲーリーさんの建築を巡礼してきました
旅行で"ノートラブル"は誇るべきことか?
海外に住んだことはないが海外旅行は好きなので、通算すれば1年以上は海外に滞在していると思う。
しかし今まで一度として犯罪系のトラブルに遭遇したことはない。殺人、強盗、放火、誘拐は当然として置き引き、スリさえない。交通事故もない。
あるいは旅行にありがちなトラブルとしてオーバーブッキングや食当たりなどもあると思うが、それらもない。1mmもない。何もないのだ。
強いて言えば…、
ニューヨークでパ
【建築】光とコンクリートがつくる神聖な空間は神言神学院(アントニン・レーモンド)
タイトルから安藤忠雄さんの教会を想像した方もいらっしゃるかと思うが、今回は建築家アントニン・レーモンド。建築好きな方ならご存知だろう。私もお気に入りの建築家の一人だ。
フランク・ロイド・ライトの助手として帝国ホテル建設の際に来日し、後に独立して日本で設計事務所を開設した。日本の近代建築の巨匠と呼ばれる前川國男や吉村順三もレーモンド事務所で学んでいる。東京女子大学や群馬音楽センターなど文化財やDOC
【建築】インドの巨匠建築家 バルクリシュナ・ドーシを知っているか?
「知らん」
ほとんどの人はそう答えるだろう。私も「名前は聞いたことあるかな?」という程度だった。つい最近までは…。
2023年、インドを訪れた。その目的は友人に会うためとかタージ・マハルなどの観光地を巡るためとか色々あったが、メインはやはり建築探訪である。インドの建築といえばル・コルビュジエ。コルビュジエはスイス/フランスの建築家だが、インドにも多くの建築があり、チャンディーガルでは新しい都市計
【建築】"作品を展示すること"に追求したブレゲンツ美術館(ピーター・ズントー)
"作品を展示すること"
そんなの美術館なら当たり前じゃんって思うよね、普通は。
オーストリア・フォアアールベルク州の街ブレゲンツ。ボーデン湖畔にある街だが、ウィーンやザルツブルクからは遠く、観光としては少々マイナーだ。
もし人々がこの街を訪れるとしたら、主な目的は二つのいずれかだろう。
ブレゲンツ音楽祭か? あるいはブレゲンツ美術館か? もちろん私は後者だ。
1997年オープンのブレゲンツ美
"暮らす"ように旅しない
"暮らすように旅する"という人たちがいる。
心地良い響きだし憧れはあるが、自分はどうだろう?
サラリーマンなのでバカンスのような長期休暇は難しく、国内でも海外でもあれこれ旅程を詰め込んで、数日の滞在で都市を移動する忙しない旅ばかりだ。"暮らす"とは程遠い。
そもそも旅に何を求めるのか?
自分の場合はワクワク感というか好奇心というか不安感というか…、要するに普段の生活では味わうことが出来ない感