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2021年8月の記事一覧

さよなら会社任せのキャリア 【読書日記】「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略

さよなら会社任せのキャリア 【読書日記】「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略

結論。やっぱり会社がキャリアを保証する時代は終わりました。

会社任せのキャリアではなく、
自立的なキャリアデザインが重要です。

どうも
安心・安全と絆でつながる
キャリアコンサルタントのタルイです。

いきなりですが一言。

これからの時代
会社任せのキャリア形成は
リスクが高すぎです。

理由は大きく2つです。

●理由①企業の存続が不確実な時代だから

コロナ渦のような厄災、自然災害、

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ミドルリーダー🚩|年上の部下の活躍

ミドルリーダー🚩|年上の部下の活躍

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

誰しも通る道 現役ミドルリーダーの方の多くは、「年上の部下」を持った経験はあるでしょう。これから、定年が更に延長されることも予想され、会社の中の年齢構成も変わってくるでしょう。

 私の部署にも、年上、特に50代後半以上の方

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「君主論」に学ぶ 運命との付き合い方

「君主論」に学ぶ 運命との付き合い方

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて、自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てる人間になれることを目指しています。

 さて、今回は、前回に引き続き中世イタリアで生まれた書「君主論」(N.マキャベリ)からの学びについて共有したいと思います。

 君主論の概要とマキャベリについては前回の記事に記載しました。よろしかったらご覧くださ

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これからの時代を導く「リーダー」とは

これからの時代を導く「リーダー」とは

column vol.397

昨日テレビを見ていたら、日本の経営者の「多様性の乏しさ」を指摘する政府の見解が目に飛び込んできました。

日本の経営者は転職経験がなく、生え抜きの男性多い。

ゆえに、企業の生産性の向上において「多様な人材による組織を実現させるための雇用の変革が急務だ」と、西村経済再生担当大臣が立ち上げた研究会が報告書をまとめたのです。

〈NHK / 2021年8月21日〉

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マネジリアル・グリッド理論の中国古典的考察

マネジリアル・グリッド理論の中国古典的考察

マネジリアル・グリッドというフレームの考え方 マネジリアル・グリッド理論とは、1964年にロバート・R・ブレイク(テキサス大学元教授)、ジェーン・S・ムートン(テキサス大学元助教授)が提唱したフレームで、リーダーシップ行動論の一つです。
 難しい理論ではないので、ここで簡単に触れておきます。

「人への関心」と「業績への関心」

リーダーシップのスタイルを「人への関心」と「業績への関心」の2軸で評

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四徳は君子への道 (論語 公冶長篇)

四徳は君子への道 (論語 公冶長篇)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて、自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てる人間になれることを目指しています。

さて、今回は論語から君子の備えるべき徳についてのお話です。

子、子産を謂う。君子の道四つあり。
 その己を行うや恭(きょう)、
 その上に事(つか)うるや敬、
 その民を養うや恵、
 その民を使うや義。

(意

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ミドルリーダー🚩|トップの神経回路の一部になれ 〜韓非子的考察

ミドルリーダー🚩|トップの神経回路の一部になれ 〜韓非子的考察

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて、自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てる人間になれることを目指しています。

 さて、この「ミドルリーダー」連載では、「ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技」(木村尚敬著 日本経済新聞出版)から学んだこと、中国古典との関連性などについて考察していきます。

「上位職の

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断固たる決意 マッカーサーと吉田茂

断固たる決意 マッカーサーと吉田茂

こんにちは。
巣ごもりの日々で読書が捗ります。

「指導者とは」(リチャード・ニクソン著 徳岡孝夫訳 文藝春秋)を読んでいます。読了はしていないのですが、某雑誌で齋藤孝さんがおすすめしていた、「マッカーサーと吉田茂」の章をご紹介したいと思います。
 本書は、第37代米国大統領のリチャード・ニクソンの回顧録であり、当事者の生々しい会話やエピソードによって、歴史の現場を垣間見ることができる良書です。

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現場で得られる知見を起点に本質的な価値を創出する。

現場で得られる知見を起点に本質的な価値を創出する。

こんばんは。今回はハーバード・ビジネス・レビューの記事を読んで、そこで感じたこと、学んだことについて書きます。

記事 身体知こそイノベーションの源泉である
[インタビュー]時代が変わってもマネジメントの本質は変わらない
野中 郁次郎 :一橋大学 名誉教授

 経営学において人や組織の生産性を高めるアプローチとして、科学的管理法と人間関係論がありますが、日本企業は「人間関係論」を元来重視していたよ

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ミドルリーダー🚩|嫌われることを恐れるな ~貞観政要的考察

ミドルリーダー🚩|嫌われることを恐れるな ~貞観政要的考察

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて自分、組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださったみなさんのお役に立てる人間を目指しています。

 お盆休みの貴重な時間を着々と消費しています。あらためて読み返したい本、みなさんのnoteの記事で紹介されていた気になる本、フラッと図書館で借りた本、積ん読が増えてまいりました(汗)。

 さて、今回は、ミドル層に向けた書籍

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