マガジンのカバー画像

子どもに関わる人の自己肯定感を高める

6
運営しているクリエイター

#子育て

子育てをすると傷つく大人

子育てをすると傷つく大人

今回は「一般精神病棟で診る~児童思春期患者の現状と課題~」という演目でこころとそだちのクリニックむすびめ田中康雄先生のお話を聞いてきた大まかな内容と感想を綴ります。

 私たち福祉関係、医療関係、教育関係のお仕事についている職員は社会に対し 自分たちの現状を話す機会や改善する機会を設けられにくくあります。なぜかと言うと、利用者や患者の個人情報を守るためでもあります。他にも自分たちが発した困り感が、

もっとみる
緘黙の子とした交換日記

緘黙の子とした交換日記

 週1回利用する女の子がいた。
Mちゃん。
利用し始めはムスッと怒った表情で誰とも話さない、誰とも関わらない子だった。関わりが持てないために連絡ノートを描くのも大変で、子どもたちも最初はあまり近づかなかった。
 返事を求めず一方的に話していると徐々に慣れて、首を縦や横に振るようなった。半年くらいして気づくと笑顔も普通に見られていた。

 1年ほど経って、「交換日記してみない?」と私が声をかけた。ね

もっとみる
田中康雄先生の講演にいってきました。

田中康雄先生の講演にいってきました。

2015年10月はこころのそだちのクリニック むすびめ の院長 田中康雄先生の講演を聞いてきました。

テーマは「ADHD 心理的な応援について」です。

とても興味深い内容でまだまだ聞いていたかったな、と思ったのが率直な意見でした。田中先生は事例を交えて面白くお話してくれるのであっという間に時間が過ぎます。

むすびめクリニックでは困ってる子、困っている親に対して
「診断」をつけるためのものでは

もっとみる

適者生存

胸を掴まれたある言葉があります。「適者生存」です。

この言葉は社会進化論の提唱者である哲学者のハーバート・スペンサーが発案した概念のことです。
意味は「環境にもっとも適応した者が生き残っていく」というもの。

しかし、私が知ったのはそれとは少し違う解釈で、

ある環境があってそれに適合している者ほど、ネアンデルタール人のように突然絶滅する。
しかし、そこに適応せずこれから環境に適応しようとする不

もっとみる