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#私のお店

人気の記事一覧

『左ききの道具店 ときどきストア』は、こんなお店です

こんにちは、店長 かとうです。 2018年のオープン以来、ずっとオンラインショップのみでやってきた左ききの道具店ですが、昨年8月に事務所の半分を改装して実店舗をオープンしました。 その名も『左ききの道具店 ときどきストア』 今日はこの実店舗について、あらためてご紹介したいと思います。 さまざまな業務の合間に営業しているため、名前のとおり「ときどき開いているお店」です。 現在は、月に4日程度オープン日を設けています。(なかなかご都合の合わない方、ごめんなさい!) →最

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自信についてと、「そんなの無理だよ」への抵抗

「カフェをつくろうと思っていて」 と言うと、わりとよく「コーヒーだけでは難しいよ」「お菓子もつくったら?」「ご飯も出さないとお客さん来ないんじゃない」と心配される。 そのたび苦笑いで「やりながら、お菓子やご飯も考えてみます」と返す。ここで反論しても良いことがないってことは、三十数年間生きて、さすがにわかっている。 誰しも親切心でアドバイスをくれているのはわかる。けれどわたしは偏屈なので、「わたしの人生なのだから好き勝手やらせてほしい」と思ってしまう。仮に失敗したとしても

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どうしてこの作品を欲しいと思うのか?

こんにちは金曜お昼になりました。手芸作家兼若手イラストレーターの展示をメインとしたギャラリーを運営している大図まことです。イラストレーターと手芸作家に向けた「仕事とお金の授業」祝!30回目となる本日のタイトルは「どうしてこの作品を欲しいと思うのか?」です。 私が運営しているギャラリー「TOKYO PiXEL. shop & gallery」は東京の下町蔵前にあります。都心部ではなく観光地でも無いのでギャラリーの前は人通りが少なく立地としては決して良いとは言えない場所にありま

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なんか来る気がした

今朝、ふと今日はお客さんが来るな。 そんな気がした。 気がしただけでそんな確証はない。がそれでもいつもの平日よりもたくさんお客さんが来る気がした。 そうしたらいつもの常連さんも来てくれたし、新しく来てくれた方もいた。やっぱりいつもの平日のようにはいかなかった。ありがたい。ありがとう。何が原因なのか。そんなことは僕には分からない。お店の中も何も変えていないし、看板もそのまま立てかけてある。でもなんでだろうか。 多分それは店よりも僕自身の今日来るかもしれないセンサーがちゃ

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自分のための場所、誰かのための場所

「 "自分のため" だけだったら、もう挫けていたかもしれない」 と、お店づくりの過程で何度も思う。 考えることの多さ、やることの多さ。加えて、見知らぬ土地であること。300平米もある敷地の管理。初めてのことだらけ。 自分が心地よく過ごす場所というだけであれば、もっと小さな場所で良いだろうし、こんなに自然豊かでなくても良いかもしれない。つまりは、この地である必要性も、この建物である必要性もないと思う。 でもここは「わたしだけの場所」ではなくて、自分と向き合う時間を大切に

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「じゃあいいです」

「じゃあいいです」 黒ごまときな粉のやつを。 うちにありもしない商品を言ってきて。 豆乳にして、無糖の豆乳。 うちが用意してない素材を所望し。 フラッペ、甘さ抜きで。 商品として成り立たない提案をし。 それらが叶えられないと、冒頭の言葉を吐いて出ていきました。 こんな人が来てしまうのが、カフェで。 こんな人に削れられてしまうのが、カフェ店主です。 「じゃあ」 この言葉は、こちらが提案した場合にのみ使うべきで。 「こちらのほうが好みに合いますよ」 「じ

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何度目かの期待しない

お店にいると色々な人から様々な話を聞きます。 昔から人の話を聞く事が多く、働いていた職場はスタッフの数が多く、今では常連さんが多く。 色々と様々と書きましたが、悩みと不満を抱く時、その対象は人の場合が殆どです。 同僚とか恋人とか家族とか。 そんな話を聞けば聞くほど、僕は人に期待しなくなりました。 そう、今日は僕が昔からよく書いている、期待しないというお話です。 「あの人が仕事をしてくれない」「あの人が浮気をしている」「あの人が理解してくれない」 まあ何でもいいん

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夢のつづきの話 その2

「いつか暮らしの道具を扱う ささやかなお店をもちたい」 という夢が現実になるまでの歩みをここに記録していくことにしている。 今のところ、いつから始めるといった具体的な目安は決めていない。 こう書くと、現実味なくただの空想だと思われそうだけれど、こういうスタートってタイミングが合ってこそだと思っていて。 始めるに適した時が来れば待っていましたと扉は開く、のかもしれない。 何となくだけれど、自分から扉をこじ開けてまで無理やりスタートさせるというより、準備が整うのを今は待

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神とのやり取り

今朝、家を出ると雨が降っていて。 昨晩の天気予報では、不安定とは言いつつも、朝から雨なんて言ってなかったのにな。 押していた自転車を置きに戻り、ヘッドホンを代わりに取って、歩いて行くことに。 歩き始めて5分ぐらいは涼しいと思ったけど、10分経った頃には嫌になっていて。 8月も終わりだというのに、まだこんなにも暑いのか。 げんなり、ぐったり、エブリデイやな。 お店まであと10分ぐらいの所で、遠くの空が晴れてきて。 お店に着く頃には、すっかり雨はやんでいて。 鍵を

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夢のつづきの話

「いつか暮らしの道具を扱う  ささやかなお店を持ちたい」 言葉にするだけならタダ… いつになるか分からない、 できるかも分からない想い。 でも、 一度それを言葉で表現してみると、 夢物語の形がこれまでとは 少し変わってきたのを感じる。 「お店を持ちたい」 という気持ちに対して 体が徐々にその願いを 素直に受け入れるように なってきたのかもしれない。 言霊、 言葉が引き寄せる力だろうか。 春からスタッフとして働き始めた 食事と喫茶のお店でも 少しそんな話をするタイミン

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カフェラテについて〜コーヒー豆編〜 再投稿とあとがき

前回はエスプレッソマシンとグラインダーについて書いたので、本日はコーヒー豆の話を。 以前の投稿で簡単に書きましたが、僕の好きなカフェラテは、酸味が少なく、コクが深いものです。 お店をオープンして一年間は、今とは違う豆を使用していたのですが、当店でしか飲めない豆にしたいと思っていた所、知人に焙煎士を紹介していただき、オリジナルのブレンドを作っていただく事になりました。 それが、熊本にある『エンデレアコーヒー』の、宮崎貴雄さん。 良い人と検索したら、『宮崎貴雄』と、でるん

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おーい

毎週来てた人が、ぱったりと来なくなり。 「どうしたんだろうか?」 そんな事を思ってたら、一ヶ月ぶりに来てくれて。 「色々な事が重なり来れませんでした」と。 色々の詳細は聞いたんですが、不幸の重なり方が笑えないのと、でもちょっと笑える後遺症もあって、これは二人の秘密にしとこうと思うのです。 お店をやってると、わりと珍しくない事で。 ずっと来てた人が来なくなり、ふとした瞬間に現れて。 「良かった。生きてたか」 そんな気持ちになるのです。 マジでね。 一年ぶりは

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一般化されてる事の大切さ、スターバックスありがとう

選んだ商材がカフェラテだったから。 昨日の続きです。 「チュロスなんてどうですかね?」 お世話になっている先輩に聞いてみたんです。 M&Aのサイトを覗いていると、ドーナツ屋さんが売りに出ていまして。 ドーナツかー、面白くないなー、それならチュロスなんかどうだろうか。 ドーナツが作れるなら、チュロスも作れるだろ。 こんな浅すぎる考えを先輩にお披露目した所、言われたのです。 「やめといたほうがいい。それならドーナツがいいよ」と。 「チュロスを食べたいって年に何回

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カフェラテが450円の理由 再投稿とあとがき

本日はカフェラテの価格について。 というのも、近所に住んでる常連様から「ここのラテは安い」と言われたからです。 まず、当店のベーシックなカフェラテは450円で提供しています。 (今は500円です) 僕は安いとは思いませんが、他の個人経営のお店と比べると少しだけ安いのかもしれません。 だいたい500〜600円ぐらいが相場ですかね。 まあ当店はテイクアウトのお店なので単純比較は出来ないのですが。 この価格にはちゃんと理由があります。 450円という価格は、大手コー

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台風の日の雑記

お客さんが来るから、お店を開けるのか。 お店が開いてるから、お客さんが来るのか。 そもそもお店というものは、お客さんが来るからお店というものになるのではないか。 お客さんが来ない店、言うなれば空間は、僕の部屋と変わらない。 誰も来なければ、それはお店ではないと言える。 今日、台風が来ていて。 オフィスのお客さんは在宅勤務になり、夏休みで来ようと思ってた人も、電車が止まっていて。 誰が来るんだろうか。 いや、誰が来れるんだろうか。 そんな事を考えつつ、歩いてお

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「茶筅で抹茶を点てる」以外を発信する葛藤と今の答え

わたしが運営しているブランド「抹茶リビング」。 立ち上げから1年半ほどたち、この夏(春の終わり)から新しく始めたことがあります。 それは「”茶筅で抹茶を点てる”以外で抹茶を楽しむ方法を伝える」です。 今、1行でさらっと書きましたがここに至るまで多少の葛藤もありました。 抹茶リビングを立ち上げた理由は、「おうちで気軽に抹茶を点てる楽しさを伝えたい」と思ったから。 ここでいう「抹茶を点てる」は、いわゆる茶筅をしゃかしゃかと振って抹茶を点てることを意味しています。 だか

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休まない理由① 再投稿とあとがき

これからはよっぽど書きたい事が無い時は、過去の投稿を加筆修正して再投稿していこうと思います。 毎日書いていると埋もれていきますし、最近知ってくれた人は過去を遡る事も無いと思うので。 小説を文庫化した時にある「著者のあとがき」のようなものを、最後に書くようにします。 あれ、好きなんです。 デザートとかボーナストラック的な喜びがありますよね。 では。 2015年12月19日にお店をオープンしてから約4年。 その間に催事での出店を除けば、5日しか休みをとっていません。

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開業するまで① 再投稿とあとがき

本日から、会社を辞めて独立するまでの事を書こうと思います。 というのも、個人的な事ではございますが、先日31歳になりました。 (これは過去に書いた文章の再投稿です) (僕は1月生まれで、現在は35歳) 過去を振り返るきっかけとしてはちょうどよく、記憶が薄れる前にと思い、これから何回かに分けて書いていこうと思います。 2015年9月11日、勤めていたコーヒーチェーンを辞めました。 2007年からアルバイトとして働き、色々な事が起こって社員になり、約8年の間に様々な経

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期待しない≠無関心

僕は書いた文章を『ChatGPT』と『Claude』にちょっとしたプロンプトを付け足して、読んでもらうようにしていて。 昨日の文章を読んでもらった所、 ”「期待しない」という考え方に賛同する立場だけでなく、期待を持つことの利点や、期待を管理する方法についても触れると、よりバランスの取れた文章になるでしょう。” こんな事を言われたので、「こんにゃろー」とは思いましたが、その辺りを書こうと思います。 期待しない≠無関心 まず、これ。 期待しないと書くと、期待値ゼロ。

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Uber Eatsをやらない理由 再投稿とあとがき

本日はUber Eatsについて。 というのも、Business Journalにこんな記事があったからです。 Uber Eatsの是非はいつか書くとして、当店がなぜUber Eatsをやらないかを。 よく質問も受けるので。 理由は3つ。 ①時間がたったカフェラテは美味しくないから ②お店に来ていただいたお客様に、迷惑をかける可能性があるから ③手数料を考えると利益がほとんど残らないから これらの理由から、当店はUber Eatsを導入する予定はありません。

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カップのサイズ 再投稿とあとがき

本日はドリンクのサイズについて。 というのも、「カップが大きいですね」と言われる事があるからです。 うちのカップはスタバのトールサイズと同じで。 12オンス、約360ml。 スタバみたいにカップの縁ぎりぎりまでドリンクを入れてないので、量は少ないですが。 なぜ、トールサイズという別に大きなサイズじゃないのに、よく「大きいですね」と言われるのかというと、個人のコーヒー屋さんのカップが小さいからです。 ほとんどはショートサイズ、お店によってはそれよりも小さいカップで提

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あの頃は

昨日、人の歩いていない外を眺め、思う事を書いていたら、かなり暗い内容になっていて。 読み直した今、ぞっとしています。 なんてネガティブなんだと。 お店としてはまあまあのピンチなんですが、僕個人としては時間が出来たので、少し助かっているのです。 上半期を振り返ると前年比120%ぐらいで推移していたので、ちょっとストレスを感じていて。 読みたい記事も、見たい動画も、放置せざるをえなかったので。 だから、今の時間を使って過去を取り返しているのです。 「いや、売上をどう

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目の前の事

「暑いですね」 会話の殆どがこれになってしまっていて。 パリ五輪! 大統領選! シュプリームが売られた! などなど、普段なら話してるであろうあれこれが、どうでもよくなっているのです。 まず、自分に起きている目の前の事を。 これが大きければ大きいほど、周りが見えなくなり。 今は殆どの人が、暑さに覆われていて。 これをヒートドーム現象と呼ぶのです。 嘘です。 目の前の事しか見えなくなるというのは、本当で。 とある小説で、「政治家の給料は高くあるべきだ」と書

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後発なのに

相手「このクラフトコーラ知ってる?」 僕「知ってますよ。好きではないですね」 先日、こんな話をして。 そもそもクラフトコーラの味があまり好みではなく、これは僕の舌がお子ちゃまだからなので、味云々は置いといて。 好きではないのは背景で。 そのブランドは、クラフトコーラが流行った後に出てきたんです。 後発も後発で。 それ自体は別にいいんだけど、後発なのにレシピを外注してる所にひっかかり。 あの有名シェフが監修みたいなやつ。 これが大手だったら気にならないんですが

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物語の1頁に。

カフェの頃と、 それから菓子店になってから。 私のお店へ足を運んで下さった しまさん。 この度は、 大切な日のケーキを 作らせていただきました。 決して近くない 私の店を選んでいただきまして 感謝でいっぱいです。 そして さすがのお写真と共に あたたかい言葉でのご紹介。 大変嬉しく、 また励みになりました。 お誕生日の可愛いらしい物語に、 登場した私のケーキと焼き菓子も 喜んでいるようです。 日常がほんの少し心地好くなるりますように。 そんな想いでお菓子を作っ

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猛暑と不景気

景気を冷やす効果を身に沁みて体感しています。 35度を下回る日が、夏が終わるまでにどれだけあるのだろうか。 もしかしたら無いんじゃないか。とすら思ってる、今日このごろ。 週末だというのに、店の前には人がいないのです。 「何で来ないんだろう?」と、悩む事が無くなりました。 「美味しくないものでも作ってしまったんだろうか?」と、思い悩んでいた頃が懐かしいのです。 猛暑。 ただ、これだけでこんなにもお客さんが減ってしまうなんて。 不思議でもない。 昨日、仕事終わり

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飲食店の記事に集まるおっさん

”私が問題視しているのが、提供する料理のクオリティの低さです。” 物凄い勢いで出店をしている『鰻の成瀬』について書かれた記事です。 冒頭に引用したのは、外食コンサルの言葉で。 さらに、この記事のコメント欄には、様々な行かない理由、駄目な理由、美味しくない理由が並んでいて。 それはそれはうんざりなのです。 真っ当な意見というよりは、単なるネガティブな感想でしかないので。 なぜ、飲食店となると、素人が専門家みたいな事を言い出すのか。 多分、下に見ている。 仕事とし

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人を雇わない理由② 再投稿とあとがき

昨日に引き続き、人を雇わない理由を書いていきます。 2つ目の理由は、雇われる人の為です。 うちの何に惹かれるのか分かりませんが、たまに当店で働かせてほしいというメールやDMが届きます。 働きたいと思ってくれる事は非常に嬉しいのですが、お断りさせていただいています。 常連様への対応や、ドリンク作成スキルの問題、人件費など様々な理由があるのですが、その中の一つに、雇われる人の為というのも大きな理由です。 ただ、お金を稼ぎたいから当店で働きたいという人はいないと思うので、

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天然に対する疑問と、養殖の価値

雨が続いていて。 暇な日が続いていて。 そんな時に来てくれるのは常連さんが多く。 いつもなら、次のお客さんが来て入れ替わっていくのですが、次のお客さんが来ないとなると、長話になる事もあり。 たまに少し踏み込んだ話をする事があります。 「天然の優しさに憧れる」 こんな話を聞いて。 「そんな人にはなれないし、勝てない」 と。 この話を聞いた時、多分だいぶ前に書いた気もするんですが、養殖の話を思い出したんです。 そう、牡蠣の養殖の話。 違うな。 まだ、ふざけ

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新人類なのか類人猿なのか

僕はもう駄目かもしれない。 本当に分からなくなってしまいました。 昨日、年の頃は20代前半だと思わしき男性が来まして。 注文を聞いて、ドリンクを作って、お会計をして。 わざわざ書くまでもない、一連のやり取りを終わらせようとした、その最後。 お釣りを渡そうとした時、受け取る素振りが無かったんです。 「野暮な事はするな。お釣りはチップで」 そんな、ハードボイルドな若者という訳ではなく。 ただ、スマホを眺めていて。 イヤホンもしているから、僕の声も聞こえて無くて。

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人を雇わない理由① 再投稿とあとがき

前回までは休まない理由を書いてきましたが、別に誰かを雇えば年中無休なんて難しくありません。 実際、ほとんどのカフェはそうしてますし。 それでも、なぜ人を雇わないかを、何回かに分けて書いていきます。 一番の理由はお客様を裏切りたくないからです。 これは休まない理由とも一緒です。 ただ、この場合のお客様は、主に常連様です。 当店みたいな小さなお店は、常連様に支えられています。 来店の頻度は様々ですが、4年もやっていると、沢山の常連様が出来まして。 その方達との会話

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休まない理由③ 再投稿とあとがき

休まない理由の最後は少しビジネス的な所と、後悔したくないという理由です。 正確なデータはありませんが、カフェ業界の通説として「3年続く店は半数以下、10年後に残っている店は1割」と言われています。 2019年12月に業界の雄である「NOZY COFFEE」破産のニュースを聞いた時、あらためて厳しい業界だと認識しました。 つまり、ほとんどのお店は生き残れません。 でも、それを知ったうえでお店を開きます。 ここから休まない理由。 1年間は52週。 なので週に1日休ん

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我が子のように我が店を育てる

初めましての方も いつも読んでくださっている方も こんにちは!セラピストの下田です😊 多くの方の応援とサポートのおかげで 先月自分のリラクゼーションサロンを OPENさせることができました🏠 占い師さんにお店のことを占ってもらったら 開業前に横浜に行く機会があり、 「今後の運勢を知りたいな♪」と思い 横浜中華街で占いをしてもらいました🔮 初めて占いに行ったのですが 楽しいですね☺️ ハマる方が多いのも納得です! 仕事のことを聞いたら その時に占い師さんが 「大丈夫!

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タピオカを入れない理由 再投稿とあとがき

今日はタピオカについて。 『スタバが「タピオカは入れない」と断言するワケ』 先日、PRESIDENT Onlineの記事タイトルがこんなのだったので。 中身を読むと「流行やおいしさだけを追求したプロモーションは行わず、スターバックスの価値観に合うかどうかで判断している」などなどドリンク開発担当の方が語っていました。 「わらび餅は価値観に合うんかい」とか、「単純にキッチンにスペースがないからだろ」とは思ったのですが、まあこの辺にしておきます。 当店も2019年は沢山の

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ワンオペ最強とか言うな

「ワンオペが最強である」 たまにこんな事を書いている飲食コンサルがいるんですが、少し鼻につきます。 言うは易く行うは難し。 数字だけを見ればそうなんでしょう。 人件費が上がり続けるだけではなく、そもそも人が集まらないなんて事も起こりそうなので、それならワンオペにするのが合理的ってのは分かります。 大金持ちにはなれないかもしれませんが、潰れづらいお店にはなるでしょう。 でも、最強ではない。 断じて。 なんなら、最弱。 実に安直で、実に短期でしか考えてない結論な

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突発的とか偶発的とか幸福とか

この言葉を引用するのは二回目で。 昨日、お客さんと話してる時にも出てきた言葉です。 「思わず口角が上がってしまって」 この間、楽しみにしていたライブの前に来てくれた常連さんが、こんな事を言っていたのです。 この言葉を聞いた時、僕は思わず口角が上がるような事はあっただろうかと思うと、無くて。 「初デートの時も、多分そんな状態にはなってない」 そんな事をふと思ったので、そんな事を言ってみて。 「予定通りだと楽しくないんですかね」 こんな言葉が返ってきて。 「そう

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店主の日常 再投稿とあとがき

2020年に入ってから、想いやこだわりについての投稿を続けてきて、お客様に言われる事が多くなった事があります。 「たまには休んでください」 まさかお客様の為に毎日開けていたのに、そのお客様から休んでくださいと言われるなんて。 インスタやnoteを見てる方にはえらいストイックに、そして真面目に映るみたいですが、全然そんな事はなく、お陰様で楽しく毎日を過ごしております。 お店をやるって過酷だなと思われるのも良くないので、本日は昨日何をしていたかを書いておきます。 この日

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開業するまで② 再投稿とあとがき

昨日の続き。 3.7坪の物件を始めて見た時は衝撃でした。 まず、1階と聞いていたのですが、行ってみると半地下で。 想像を超える狭さと圧迫感。 窓はあるけど入らない光。 低い天井に凸凹の床。 この状態で店舗物件としてよく貸し出してるな。 そりゃ不動産会社の人もオススメしてこないわ。 こんなネガティブな印象しかありませんでした。 でも、ここしか物件がないので、腹をくくるしかありません。 この悪条件でどうするかを話し合い、出来上がったのが今のお店で、以下がコンセ

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諦めてはいるけれど

「喋りながらかき混ぜてる所を見ると、許せなくて」 かき氷屋さんがこんな事を仰っていて。 混ぜたら溶けて、溶けたら美味しくなくなるから。 こんな単純な事なんですが、この時期はしょうがないみたいです。 商品が出来上がり、提供された時が、お客さんの喜びのピークみたいなので。 様々な角度で写真を撮り、それが終わったら、かき混ぜながら喋りだすという。 お店にいる常連さんは、そんな姿を見て「夏が来ましたね」と、声をかけてくるみたいです。 もはや、夏の風物詩。 「楽しみ方は

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人を雇わない理由③ 再投稿とあとがき

人を雇わない理由を書いてきましたが、今日で最後です。 最後は、全ての面で、自分で責任を持ちたいという点です。 僕が過去に働いていた大手コーヒーチェーンは、お客様がひっきりなしにやってきました。 ドリンクのクオリティが低かろうと、レジでの対応が悪かろうと、お客様が減る事はありません。 それほどのブランド力を築いているのですが、それがつまらなくなったのです。 胸を張って、「これ美味しいでしょ?」と、言えない状況と、それでも喜ぶ人が沢山いる状況に、嫌気がさしました。 お

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作業に向かないと言われても

「作業に向かないカフェでした」 PC作業が出来るカフェをまとめてる人の投稿に出会ってしまい。 嫌な予感がした時点でクリックしなければいいものを、気がつけば最後まで読んでいて。 好奇心と猜疑心に負けた結果、案の定、もやっとしました。 (だから、やめとけと) 目的がそれなくせに、味はうーんでしたとか書いてあると、お前はなんなんだと思うのです。 まず、作業をしてもらう人の為に、カフェを開く人の割合は低いはずで。 回転率も下がるし、電源の用意とか、Wi-Fiとかも用意し

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足枷なのか、錨なのか

「また所属する事にしました」 会社員から始まり、そこから独立して6年、また会社に所属します。 と、常連さんが報告に来てくれて。 色々と話したのですが、共感する事が多く、ひと盛り上がりしました。 僕も何度も考えた事があります。 会社員に戻る事を。 独立して数年は、野心だったり、ある種の承認欲求、様々な自由が得られるので、大変ではあるけれど楽しい事も多くて。 でも、それらの日々が過ぎ去ると、ふと思う瞬間が訪れるんです。 このままでいいのだろうかと。 この方と話し

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レモンのタルト。

2日続けて ご来店してくれたお客様。 レモンのタルトをご購入。 ご主人が子供の頃、 お母様に作ってもらった味と 似ているとの事でした。 (お洒落な素敵なご家庭ですね。) 上のクリームを広げて食べると 子供の頃に食べた レモンのタルトになるそうです。 「近くに美味しいケーキ屋さんが出来て嬉しい。」 といつも朗らかな笑顔で伝えてくれます。 嬉しいな。 思い出と想いを教えてくれる お客様との出会いに、 私もケーキも 喜んでいます。

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優しさの塊

この5日間、東京は猛暑で。 そんな猛暑の中、僕は歩いてお店に通っていたのです。 なぜなら、自転車がパンクをしていたので。 「平日の営業後だと自転車さんが閉まってるから、週末までは歩きなんよ」 そんなグチを常連さんに溢した所、直しに行きますと言ってくれて。 この人のお陰で、今日から地獄の徒歩通勤を回避する事が出来ました。 感謝しかないです。 この常連さんが自転車屋で働いている事は知っていたけれど、まさかそんな事をしてくれるなんて思わなくて。 優しさの塊ですね。

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アイデアと移動距離

『アイデアは移動距離に比例する』 フランスの哲学者ジャック・デリダが言ったとか言わなかったとか。 この言葉を引用して、移動の大切さを説く人がいらっしゃいます。 フットワークを軽くしろ、興味があるなら赴け、とりあえず足を運べ! 耳が痛いですね。 昨日、自分の移動しないっぷりを書きながら、冒頭の言葉を思い出していました。 言い切り型で、相反しそうな単語を使い、言っているのは哲学者という。 誰もが「そうかもしれない」と、納得させられてしまうと思います。 僕も否定する

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カフェ・ラテのお店になった理由 再投稿とあとがき

今日は何故カフェラテ屋になったのかを書こうかと。 便宜上、過去の記事ではコーヒー屋と書いていますが、当店はカフェラテがメインのお店です。 まあ、名前からも分かるかと思いますが。 ちなみに、今日書く事は全て肌感覚でしかなく、正確なデータに基づいて書いている訳ではないので、そのへんはご容赦ください。 お店がオープンした2015年は、多分コーヒースタンドブームでした。 丁度、ブルーボトルコーヒーが日本に上陸した年でもあります。 都心部だけではなく、様々なエリアに雨後の筍

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観光地になることについて

皆様ゴールデンウイークはいかがでしたか? 何か、普段と違う、美味しい物、美味しいお酒、召し上がられたでしょうか?? かくいう僕も、今年あたりから、徐々に外食を解禁にしているので、 連休はちょっと何処かへ出掛けてみようと企んでおりました。 うちの店は、毎年暦通りの営業なので、祝日は当然のようにお休みをいただく。 するというと、大抵「祝日営業」のお店が、候補の対象になるのだが、 ことゴールデンウイークのような国民的連休になると、普段お休みの店も、たまに「臨時営業」をや

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牛乳に拘る理由 再投稿とあとがき

この間、牛乳が美味しくなかったら、美味しいカフェラテは作れないと書きました。 これは過去の経験からきています。 僕が以前働いていたコーヒー屋では、2回牛乳が変わりました。 詳しい理由は分かりませんが、原価が下がったのは間違いないでしょう。 一番最初に使っていた牛乳は非常に美味しかったのですが、高価だったので。 そこから飲食店で一番使われているメーカーに切り替わりました。 牛乳が変わる度にカフェラテの味も変わり、前の方が美味しかったとはっきりと言えます。 作り手と

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怒ってる風

おい、マジでお前らはなんなんだ。 扉を開けては「席はないんですか?」「店内に席はありますか?」「どこに座れますか?」だと? もう、はっきり言う。 言うと決めたら言う。 「バカばっかだ全く」 うちの店内に席は無い。 テイクアウトの店だとインスタにも書いてある。 お前らが見つけたであろうSNSで、店内に座ってる人が一人でもいたか? いないだろ、一人も。 それに見たら分かるだろ。 椅子なんてどこにも置いてないだろうが! それなのに、「あー」とか「じゃあ大丈夫で

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暑さにやられる

「ここが目的で来ました!」 この声を聞く度に、おじさんは心配なのです。 目を輝かせて言う事じゃないんです。 この灼熱の東京で、テイクアウトのお店を目的にしてどうするんだと。 そんな事を言うと「どこに行けばいいですか?」と、聞かれる事があり。 これがまた、おじさんを困らせるのです。 22歳まで神奈川に住んでて、 22歳〜25歳まで東京、 25歳〜26歳は大阪、 26歳から現在まで東京なんですが、僕の行動範囲は狭く。 神奈川:横浜、鎌倉、川崎(チネチッタ)

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