見出し画像

「じゃあいいです」

「じゃあいいです」

黒ごまときな粉のやつを。

うちにありもしない商品を言ってきて。

豆乳にして、無糖の豆乳。

うちが用意してない素材を所望し。

フラッペ、甘さ抜きで。

商品として成り立たない提案をし。

それらが叶えられないと、冒頭の言葉を吐いて出ていきました。

こんな人が来てしまうのが、カフェで。

こんな人に削れられてしまうのが、カフェ店主です。

「じゃあ」

この言葉は、こちらが提案した場合にのみ使うべきで。

「こちらのほうが好みに合いますよ」

「じゃあ、それで」

こんな感じ。

自分からアホみたいな事を言っといて「じゃあいいです」は、おかしいだろ。

中国人も真っ青な当たり屋だ。

あと、言い方と、声のトーンと、表情も。

0点、0点、0点。

背中から落ちた飛び込み選手でしか見た事が無い点数でした。

なんで怒ってると表明したいんだろうか。

怒れば対処してくれると思ってるのだろうか。

歳を重ねても残念な人は残念で、日本人のマナーが良いというのも、マスコミが作り出した虚像です。

何歳だろうと、国籍がどこだろうと、駄目な人は駄目。

17年もカフェで働いていると、人に期待する事が無くなります。

だからこそ、良い人と出会えた時の感動があるんですけどね。

未開の地で心が通じ合った時は、こんな感じだったんじゃなかろうか。

サピエンス全史にそんな記述はなかったかな。

削れられた心に絆創膏を貼ってくれるのも、また人なのです。

差し入れで頂いた、スイートポテトとポテトチップスでも食べようか。

今日は人と芋に癒やしてもらおうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?