荻田泰永

ネット大喜利斬り捨て御免

ネットの世界は、世界中を相手にした壮大な「大喜利」だ。

ツイッターで誰かがちょっとおかしなことを呟けば、それに対して誰が一番気の利いた、もしくはみんなが思いもよらなかったアプローチから言説の矛盾をつき、それに対して賞賛を得るか、を競っているように思える。

そうなると、知識というものは他者の揚げ足を取ったり、自分の優越感を得るための手段に成り下がる。

知性は鋭いものだ。刃物のように、事物に切り

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読み始めて「只事じゃない」と感じる本

数冊の本を併読していく習性が私にはある。

今も5〜6冊を同時進行で読んでいるが、一昨日、書店で偶然見つけた本に惹かれて買ってしまった。なんとなく、棚で異彩を放っていた、気がする。

タイトルが「禅とオートバイ修理技術」という、なんとも不可解な本。

まだ読み出して間もないのだが「これは只事じゃないぞ」と思わせるものがある。何というか、著者がこれからどんな思索の深掘りをしていくのか、という思いだ。

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夏休みの冒険旅100milesAdventure

子供たちとの夏休みの冒険旅

私が北極の徒歩冒険行と同じくらいに大事にしているプロジェクトが、100milesAdventure(ヒャクマイルアドベンチャー)である。

2012年から始めたこの旅は、小学6年生たちと夏休み中に100マイル(160km)を10日間ほどかけて歩く冒険旅だ。

毎回ルートを変えながら実施し、これまで、過去8年で日本全国各地を歩いてきた。

これは、自分の足で小さな一歩を

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人はなぜ勉強すべきか

読書が楽しい

最近、急激に読書意欲が高まっている。

今まで知らなかったことを知るのが楽しいし、感覚的にしか捉えられていなかったことが言語化されていくと頭の中での整理が進む。

果たしてそれが良いのか悪いのか、それは分からないが、とにかく自分の血肉となる読書が本当に楽しい。

私は数冊の本を併読するタイプだ。全く違う種類の本というよりも、根底で繋がりそうな本を同時に読む。

今は、青木保「文化の

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「寒いから凍傷になる」の間違い

マイナス50℃以下の世界

私は北極でマイナス56℃まで活動経験がある。

揺れ動く北極海の海氷上で、真っ暗闇の中、一人きりで、テントと寝袋でいるのは恐怖そのものだ。

マイナス40℃くらいまでは表現として「寒い」の向こうにある「痛い」の世界であるが、マイナス50℃を下回ると「痛い」の向こう側の世界が待っている。

それは「締めつけられる」とでも言うか、自分自身が雑巾になった気分で、マイナス50℃

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「いま何時?」の答えと解説

一昨日の「いま何時?」の解答です。

正解は ③午後3時 でした。

写真で見るべきポイントは、影の向きです。

北極点に向かって(つまり真北に向かって)まっすぐ歩き、振り返っているので写真では南を向いていることになります。

影が、北東方向に伸びているので、太陽が南西にあることが分かります。

ローカル時刻の正午に太陽は南に来ます。南中です。これは地球上どこでもお昼に真南に来るわけではなく、誤差

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北極冒険で使う装備を自分で作る理由

冒険研究所

昨年10月、神奈川県大和市に「冒険研究所」を設立した。

https://www.ogita-exp.com/adventure-lab/

ここは私の北極装備の保管場所でありながら、今後は冒険研究所で新しい装備開発などを行なっていくつもりである。来たい方は、誰でも見学できるようにしているので、希望の方はご連絡を。

これまで、私が北極や南極を歩くために、オリジナルのウェアや

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冒険家の存在意義とは何か?

冒険の意味?

冒険や探検に対して、「意味」「価値」というものを付随させて考えることが多くある。

「そんなことやって何になるの?」

「今さら未知の場所なんてないでしょ。時代遅れ」

冒険や探検をしない人からしてみれば、あえて危険(に見える行為)を望んで行うことが理解できないため、きっとそこには特別な理由があるからに違いない、その理由とは何なんだろう?そこにどんな意味を持っているのだろう?という

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「見て」いるものと、「見えて」いるものの違い

2019年春。私は学生やフリーター、新米社会人など12名の若者男女(男性10名女性2名)を率いて、カナダ北極圏600kmの徒歩冒険に挑んだ。

「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」と名付けられたこの旅は、私が20年かけて極地で学んできたことを、若者たちに体験してもらい、その経験を自分の世界に持ち帰ってもらおうという狙いで計画し、一年をかけて準備を進めた。

4月7日、カナダ北極圏バフィン島に位置

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