早川弘太(早川コータ)

漢方の専門家が教える・心とカラダの整え方。 創業250年の老舗漢方専門店の9代目、婦人… もっとみる

早川弘太(早川コータ)

漢方の専門家が教える・心とカラダの整え方。 創業250年の老舗漢方専門店の9代目、婦人科漢方の専門家・早川コータがお届けします。 HP・ポッドキャスト・Twitter・Instagramなどのリンクはこちらから https://lit.link/kotahayakawa

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    漢方・中医学の基礎知識についてのマガジンです。

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    誰もが通る道『更年期』その時期を快適に過ごすか?つらいものになるのか?その分かれ道はどこにあるのでしょうか?多くの方が悩み、恐れる更年期ですが、早めのケアで快適に過ごすことも可能です。漢方の知恵を中心にそんな更年期対策についてお届けいたします。

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    5月病対策、ゴールデンウィークの過ごし方など新しいスタートの春を元気に過ごすための養生法をまとめたマガジンです。季節関係なく自律神経のバランスが乱れやすい方にもおすすめです。

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他人からの『太った?』『痩せた?』は気にしない【コータの1日3分の養生note】

今回はちょっと体型に関するお話。 僕は決してスリムではなく、むしろ太っている方、出っ尻だし、鳩胸だし、ユニクロのLサイズは普通に着れるぐらいの体型ですが、けっこう大きなカラダをしている方だと思います。 また、けっこう痩せたり、太ったり、体型の変動は激しい方です。 そんな僕が最近自分で体験したことなども踏まえて改めて感じたことは・・・ 他人から言われる 『太った?』 『痩せた?』 ほどあてならないものはありませんよね。 っということ。 『太った?』と言われた直

    • 【甘いものがやめられない・そんなあなたに】

      甘いものがやめれないという方 大丈夫です。 砂糖を使った甘いお菓子から 食べるものを 『ちょっと変えれば』 甘いもの食べてもOKなんですよ。 甘いものが止まらない、やめられない、そんなお悩みをお持ちの方、多いですよね。 急に甘いものをやめるのはとっても難しいので 砂糖をたっぷり使ったお菓子類からバナナなどの甘みのある果物に変える 秋になると美味しくなるサツマイモなどのイモ類 ホクホクが美味しい栗 そして噛むと甘みがでる大豆や黒豆、小豆などの豆類 新米の

      • 目のトラブルは目だけの問題じゃありません

        最近『目』の調子が悪い それって目の使いすぎだけの問題じゃないかもしれませんよ。 確かに僕らはスマホにPC、テレビ、車の運転なども含めると常に目を酷使していますが、日々の生活で目の不調が起こるのはそれだけではもちろんありません。 漢方的には目の不調の原因は体調や体質とも関係していると考えます。 西洋医学でも内科的な病気、例えば糖尿病のような病気が原因で目の疾患が起こることがあると考えますが、最終的には『目』そのもののケア 眼科は外科領域なので、外用薬を使ったり、最

        • 漢方薬は名前で選ばない〜似てる名前・似てる効能効果の漢方にはご注意〜

          先日、X(ツイッター)で友人がこんなツイートをしていました。 っという内容でした。 これは見た瞬間に『あるある』 と首がもげるぐらいうなずいてしまいました。 婦宝当帰膠という漢方薬は商品名で、元になっている処方は日本にはないものなのですが、当帰という生薬がかなり多めに入っています。 カテゴリー的には血の不足を補う『補血薬』で 貧血気味の方はもちろんですが、中医学で言うところの 『血虚』 血が不足していたり、血の質が悪かったり、病院で検査しても貧血にはならないけ

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          夏の終わりに始めたほうが良いこと

          夏の終わりにした方が良い養生があります。 それはカラダの内側からの 『保湿』 もちろん外側からの保湿も大切ですが、漢方の知恵を活用すると体の内側からも『保湿』できます。 特に日頃からこんな体調、体質、夏のすごし方をしていた方は要注意 ・屋外の仕事で汗をよくかく ・マラソンなど汗をたくさんかくスポーツが好き ・サウナや暑いお風呂によく入る ・辛いものが大好き ・空咳が出やすい ・顔や手足がほてりやすい ・便が固くなりやすい ・肌荒れしやすい ・髪の毛が

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          週末や連休のお出かけは体調&体質で選んでみよう

          週末や連休のお出かけ どこに行こうかお悩み中の方は漢方的な体質や体調で選ぶのもおすすめです。 自分の体調や気質に合わせて出先をきめるのはもちろんですが パートナーやお子さんの体調や気質に合わないところに遊びに行ってしまうと思わぬ体調不良の原因になったり ストレス疲労の原因になってしまいます。 例えば日頃から 声が小さい 疲れやすい 食が細い 胃腸が弱い そんな見るからに大人しく元気不足に見られやすい体質の方や 普段は元気でも 猛暑、仕事、学校などが忙しく肉体

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          悩み事がある時は『相談相手』ちゃんと選ぼうね

          相談相手はちゃんと選ぼうね。 知識がある人、仲良しの人、優しい人が相談相手にふさわしいわけじゃありません。 じゃあ、悩み事を相談するならどんな人が良いのか? 悩み事との相談に最適な人は 『聞いてくれる人』 だと僕は思います。 解決策やアドバイスをこちらから求めているのであればそれは大歓迎ですが 話を聴いてほしい、吐き出したいだけの時に 『あーしろ、こーしろ』と 求めていないアドバイスをおせっかいしてくるような人は相談相手には向いてないと思います。 下手なア

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          選ばなかった選択肢のことを考えるのはやめておこう

          ☆選ばなかった選択肢のことを考えるのはやめよう『あの時ああしておけばよかった』 こんな風につい自分が選んだ選択を悔やんだり 選ばなかった選択肢についてクヨクヨ考えてしまうことありますよね。 その時、その瞬間、選ばなかった選択肢を再び同じ状況で選ぶことができません。 2023年9月6日のお昼ごはん、カレー食べちゃったけど、サンドイッチにしておけばよかったと悔やんでも、明日は食べることができますが、2023年9月6日のお昼ごはんは二度と戻ってきません。 当たり前のことな

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          『心の不調』は風邪と同じ、特別じゃないよ

          風邪をひいたらすぐに休息をとったり、薬を服用したり、病院に行ったりしますよね。 でも眠れなかったり ちょっと鬱っぽいなど 心の調子が悪くても 『気持ちの問題』とか 『そのうち治る』など ほっといてしまうことって多いですよね。 また『心の不調』って特別な不調、特殊な不調と思っていませんか? 心の不調も風邪も実は同じです。 どちらもカラダが弱っている時に起こりやすくなりまし、どんな人にでも起こります。 日本人は心の不調を 気合とか 根性とかでなんとなると思

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          パーソナルスペースを大切に

          たぶん多くの方が混み合った場所って嫌だと思うんですよね。 満員電車のように混んでる電車や病院や役所の待合室 食事するにしても、混雑しているラーメン屋さんのカウンター席のように隣の人との距離が近すぎるようなところってなんとなく落ち着きませんよね。 混雑している場所にいるというのは実は僕らに取って大きなストレスなんです。 その理由の一つが人間には パーソナルスペース と言われる、縄張りのような物があり、満員電車や混雑した店ではそれが確保されず、侵害されてしまい、大きな

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          『これからがこれまでを決める』

          『これからがこれまでを決める』 っという言葉があります。様々な場面に当てはまる言葉で僕が好きな言葉の一つです。 養生訓、という本をご存知でしょうか? 江戸時代の儒学者であり漢学者でもある 『貝原益軒』という人が書いた書物で 心のあり方、カラダのお手入れの仕方、薬の使い方、など心とカラダにまつわる様々な養生について書かれている本です。 もちろん江戸時代の本ですから今の世相にはそぐわないこと 医学的には『?』がつくような内容もありますが ほとんどの内容が今の生活に

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          病気が悪化する人・しない人・その大きな違いとは?

          病気が悪化しやすい人、しにくい人 その大きな違いはどこにあるでしょうか? 悪化しやすい人の原因の一つは 1日中その病気や不調のことばかり考えることです。 例えば便秘で困っている人がいるとして 朝起きてから寝るまでず〜っと『ウンチが出ない』ということばかり考えたらどうでしょうか? 朝起きた瞬間から 『今日はウンチ出るかな?明日は出るかな?』 そんなことばかり考えたり、周りの人にそんな悩みの話ばかりしていたらうんざりされてしまいますよね。 病気や不調は本当につら

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          身近なボランティア【献血】を健康的に続けるための漢方的養生法②

          ☆献血できない理由で実は多い?【隠れ貧血】とは?さて、前回は身近なボランティアである献血をするための大きな妨げとなる 『貧血の原因』 についてお伝えしてきました。 その最後に 「検査では貧血でないけれど、血液の状態があまり良くなくて献血当日の検査で献血できない」と言われてしまいやすい 「隠れ貧血」 について触れましたがこれは一体どんな状態なのでしょうか? 多くの方が健康診断等で血液検査をして『貧血』と言われてたら意識して生活習慣を気をつけたりしますよね。 しか

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          身近なボランティア【献血】を健康的に続けるための漢方的養生法①

          【身近なボランティア・献血】今回はコロナ禍の影響で献血への協力者が減っている、ということが話題になっています。今回はもっとも身近にできるボランティアでもある献血を健康的に、継続的に協力するための漢方的養生についてお届けしたいと思います。 実は僕もここ数年、献血への協力をしておらず、以前は地域に献血車が来る時はできるだけ協力をしていたのですが、ここ数年はタイミングが合わず協力できていませんでした。 僕みたいに血の気が多い人はちょっと血を抜くぐらいがちょうどいい、というわけで

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          秋バテの原因と漢方的『秋バテ対策』

          ☆最近良く耳にする『秋バテ』その症状とは? 今回は『秋バテ』しないための漢方的養生法というテーマでお届けしたいと思います。 最近良く耳にする 『秋バテ』 秋バテとは一体カラダがどんな状態になることを言うのでしょうか? ☆秋バテの主な症状 ・疲れが取れない 体がだるい カラダが重く感じる 食欲がない 胃もたれ 胸焼けがする 頭痛 肩こり 口内炎 めまい 立ちくらみ 湿疹 寝付きが悪い 眠りが浅い 朝起きるのが辛い 気分が沈みがち イライラする  などです。

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          寝起きの調子が悪いのも不眠の一種?

          前回より僕らにとって最高の養生である 『睡眠』 そのの大切さについて改めてお届けしております。 睡眠トラブル、不眠症というと寝付きが悪い 『入眠障害』 だけをつい思い浮かべてしまいますが、それだけでなく 夢を多く見たり(多夢症) 途中で何度も目が覚めたり(中途覚醒) など様々な症状があります。 そんな睡眠トラブルの症状の中でも意外と多いのが 『朝の寝起きがメチャクチャ調子悪い』 という方です。 【朝メチャクチャ調子が悪くなる原因とは?】眠れているのだか

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