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書店の売上の一部を子供たちの冒険旅に還元します

昨年5月24日に冒険研究所書店を開設してから、そろそろ1年になる。

この1年は、書店の経営を手探りで学び、大和市桜ヶ丘という土地を観察し、じっと大人しく書店をやってきた。

この4月からは2年目スタートという気持ちで、様々な取り組みを始めようと思っている。

まずは、これまで冒険研究所として続けている旗艦イベント「冒険クロストーク」の他に、毎週小回りのきくイベントを行っていく。映画上映会だったり、読書会だったり、旅の話を聞く会だったり。文化的な楽しみを書店から発信していく。

4月に入ってからは、ウクライナを舞台にした映画「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」を上映した。ドイツで製作されたウクライナを舞台とした映画で、これがなかなかゆるゆるで面白い。ウクライナの片田舎に住む年金暮らしのおじさんピリペンコさんが、30年間独学で手づくりしている「潜水艦」を、家族や村の人たちは呆れながらも応援し続け、いよいよ黒海に潜水艦を沈める!というドキュメンタリー。笑いあり、ほっこりし、ちょっと感動してしまう。

私が北極の冒険のお話をする会も行った。なかなか盛況でたくさんの人に集まっていただいた。

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昨日16日(土)は、あの名作「南極物語」を150インチの大スクリーンで上映。美しい映像、素晴らしい俳優陣、壮大なスケールの映画で、久しぶりに見たが感動してしまった。

今後のイベント予定は書店ホームページに記載しています。キリマンジャロの空撮報告会や、冒険クロストークvol.13、映画上映会などが今後予定しています。

そして、イベントとは別で、この4月からの取り組みとして、書店の売り上げの1%を夏休みに小学6年生対象に行っている冒険旅「100マイルアドベンチャー」のために還元していこうと思っている。利益ではなく、売り上げです。

正直、書店の利益率は低い。そこから1%というのは、所詮1%だがされど1%だ。

これまで私は、大きな遠征や100マイルアドベンチャーで企業のスポンサーやたくさんの協力を得てきた。

そろそろ、お願いするばかりではなくて自分のビジネスでしっかり稼ぎ、それを還元していくことを考える時期かなと思っている。まだまだ少額だが、しっかりと稼いで還元していくサイクルを大きくしていきたい。

このサイクルが大きくなって来れば、1%と言わずに2%3%と比率も大きくできるだろう。そうなれば、子供たちや若者たちに還元できる額も増え、新しい冒険のプロジェクトも計画できる。

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ぜひ、みなさんが本を買うときの選択肢の一つに、冒険研究所書店を加えてもらえたらとても嬉しく思います。そのお金は、子供たちの冒険のために使わせていただきます。

ただ、書店のオンラインストアの在庫は少なく、とてもAmazonなどのネット書店と比べられない。が、国内出版社の本であれば、注文すれば何でも取り寄せは可能です。時間はもちろんかかるが、もし「急ぎじゃないよ!」という本であればぜひ候補に加えてください。

本の注文は以下のフォームより
https://www.ogita-exp.com/order/

私はこれまで20年の極地冒険で自分の旅を精一杯行なってきた。まあ、これからもまだまだ自分の旅や冒険も行うが、10年前から始めた100マイルアドベンチャーや、3年前の若者たちとの北極行の様に、自分の活動や経験を次に還元していくことも段々と考えている。

行動だけじゃなく、お金という大きな側面においても、そのサイクルを冒険研究所書店から考えていきたい。

自分が冒険を始めたときは、10年ちょっとはアルバイトの自費だけだった。

それが、2012年の北極点挑戦あたりから遠征費用が大きくなり、スポンサーを募ったり協力を仰いで実施できるようになってきた。

自費→人のお金→また自費に戻していきたい。それも、遠征の規模を小さくするのではなく、規模は保ったままに自費で賄えるようになりたい。

応援してもらえるのは嬉しいし、光栄なこと。本当にありがたいが、正直なところを言えば、やはり自分の好きなことをやっているのに人からお金を出してもらうというのは、心のどこかに引っ掛かるものが残る。

重圧ではなく、応援してくれるお金を集めてきたし、そこで出会えた素晴らしい企業の方達がいる。これからも付き合いは続くが、徐々に独り立ちしながら、やがて自分が誰かを支える側にも回りたい。

そうやって、ずーーーーっと歴史は回ってきたんだから。

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