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新作絵本「PIHOTEK ピヒュッティ 北極を風と歩く」出版決定!!

一年以上前から制作に取り組んでいた、絵本の出版が8月9日に決定しました。

私が文章、冒険研究所書店のロゴも制作してくれた絵本作家の井上奈奈さんが作画を担当しています。

タイトルは「PIHOTEK ピヒュッティ 北極を風と歩く」

出版は講談社より。本体2800円(税込3080円)です。

私が北極を歩く中で体験したエピソードをもとに物語を組み立て、風と命を巡るお話になっています。

表紙デザイン。テーマは「風」です。

絵本でそもそも英語のタイトルをつけることは稀ですが、あえてアルファベットにしています。それにはきちんとした意味があります。

絵本というと「子供向け」というイメージが先行しますが、もちろん子供も読めますが、大人に人にこそ見てほしい作品です。

今回の絵本は、かなりこだわって制作しました。表紙カバーも、本体表紙も、中の印刷も、素晴らしい出来上がりになりそうです。あとは印刷作業でどこまでクオリティを高めていけるか。

冒険や探検というと、何かを獲得し、征服していくという西洋的なメンタリティが強い行動です。それは、探検家の存在がかつては西洋の支配主義的な思想の先遣部隊としてあったからです。

しかし、私が北極を歩くのは、政治的な意図も、経済的な意図もありません。個人的な理由に端を発していますが、その個人的行動も続けて行くに従って個人の枠を破っていきます。そこにあるのは、征服や獲得というメンタリティとは切り離された、自然と自分の純粋な関係性。

西洋思想的な、弁証法的バージョンアップではない、グレードアップしない冒険の話として、ある1日の出来事を絵本にしました。

テーマは「風」です。

北極での体験をもとに物語を構成

私の文章を、井上奈奈さんの素晴らしい表現で絵に表してもらいました。また、全体のデザインはOndoデザイン室の阪口玄信さん。我々作家側の「こうしたい」というリクエストを、さまざまな工夫で形にしていただきました。阪口さんでなければ、これは作れなかっただろうなぁ。

自信を持って、皆さんにお手に取ってもらいたい作品になります。

また、絵本の世界観をもとにした「風呂敷」を、手ぬぐいや風呂敷の専門店として有名な「かまわぬ」さんで制作中です。こちらのデザインも井上奈奈さん。

絵本の発売と同時に、風呂敷も発売します。

冒険研究所書店オンラインストアでは、絵本(サイン入り、無し選べます)と風呂敷の予約を開始しました。

風呂敷は、職人さんの手作業で染色するため、数が大量に作れません。売り切れの際の次回入荷にも時間がかかるので、ご希望の方はお早めに。

絵本の出版記念展示もいくつか決まっているので、そちらはまたお知らせしていきます。

ぜひ!!見て欲しい絵本。お楽しみに!!

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