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次の“トニー・レオン”がやって来た

遂に届いた。待っていたよ、君たちを。



10日くらい前に”Shang-Chi”を観てからトニー・レオン沼にどっぷり浸かり、何かにハマった人特有の暑苦しい記事を書き散らかしていることに今更ながら微苦笑する。
正直なところ、第一の読者はちょっと先の未来の自分だと思っているので、こんな自分勝手な文章にスキしてくださる方がいるなら重畳、くらいであるから、別に気になら…



いや、ちょっと恥ずかしいかも。照
恥を晒しておこう。目次的な意味で。


先週はYouTubeを漁り、10分か15分かの動画をひたっすら観ていた。飽きもせず。
出演する映画の予告編だったり。
とあるアクションシーンなりラブシーンなりを切り取ったものだったり。
それらを纏めたものだったり。
彼の演技を研究したものだったり。
インタビューだったり。


よく考えたらカンボジア旅を書いたこれもそやな。2000年のカンヌ国際映画祭にて、香港人として初めてトニー・レオンが最優秀主演男優賞を受賞した「花様年華」。ラストがアンコール・ワットで終わるので、それに触発されてようやく下書きから解放されたんだった。


こんな著名人を扱った動画なんてゴマンとあるだろうから、延々見続けられそうだったがふっとあるとき、

「いやいや、映画、最初から最後までちゃんと観よーぜ」

という気になったらあっさりザッピングは沈静化。そして、この沼から浮上したと思ったらまた現れる新たなる沼。


次の”トニー・レオン”じゃないか。これじゃ。




もともとは、こちらのオンライン配信を見た後、御三方の著書を読みたい!と強烈に思ったのが発端で。

そもそもこれ視聴しようと思ったのも、ノンフィクション作家の角幡唯介に、1回目と2回目(つまり今)のマレーシア赴任のたった1年の間隙をついてハマったから。きっかけは忘れた。当時手に入れられる本は全部読んだ、沖縄のマグロ漁師を扱った「漂流」以外。


で、その後も続々と刊行されている書籍、また栗秋さん、店主である荻田さんの本を、冒険研究所書店で購入しておいたのだった。それが今日届く、っていう。


トニー・レオン沼は、君たちが来るまでのつなぎなのかね。全く。




書籍だけでなくしおりも同封されていたが、こういうのも地味に嬉しい。
素敵なデザイン。

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「探検とは、知的情熱の身体的発露である。」
”Exploration is the physical expression of the Intellectual Passion.”


南極点到達一番乗りに敗れ、しまいには悲劇的な最期を遂げる英国スコット隊。その隊員のひとりで数少ない生存者、アプスレイ・チェリー=ガラード, Aspley Cherry-Garrardの言葉で、彼が著した「世界最悪の旅」の中でも有名な一文。

冒険や探検とは、地球の果てや極地にだけあるものではありません。身体活動として遠い地にまで赴くその前に、何かを見たい知りたい、謎を解き明かしたいという知的情熱がまずあります。
好奇心や未知への誘惑こそが人間が人間である所以であり、読書は人間が持つ知的情熱を産み、育てます。
その想像力に火を灯し、遠い地を頭の中でも旅するように、冒険研究所書店で新しい冒険に出ましょう。
世界に繋がる扉は、いつでもあなたの傍らにあるのです。

(上記ホームページより引用)


当該書籍は積ん読リストに眠ったまま。




まぁまた、トニー・レオンの若い頃の作品を見始めるときゃーきゃー言い始めるのだろうし、勘繰りたくなる表情の演技をなさるものだからその真意を探っていきたくなるとは思う。




こうして私は、自分をあやし甘やかし、機嫌を取りながら生きていく。





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