心細し

海、この心細しい水よ

トカイの喧騒が耐えられなくて、ぽんと飛行機で旅立って、久米島の海にたどり着いた。東洋一と言われるビーチ。手のひらに掬った小さな海が、本当はそうは見えないはずだけど、翡翠色に震えている。
 この心細しい水に触れたとき、打ちのめされた私の心は洗われている
どうして水道水やペットボトルの水ではダメなんだろう。わたしは真鍮の蛇口を捻って、おんなじように掬ってみた。
 すぐにわかった。水道水やペットボトルの

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NovelJam’ [dash] 2019 著者参加:ポートフォリオ

NovelJam’ [dash] 2019 著者参加となりました。嬉しいです。

今回は著者としてアピールすべく、ポートフォリオを作成しました。

◆noveldays

全部9月に書きました。

テーマ:【嘘】, リベンジ, 茨城県
狂った歯車(4,103文字)
https://novel.daysneo.com/works/616347e022889a583417baff972f9c6a.ht

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そろそろ、手相が変わる時期です。
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海の向こう側

一緒に海を眺めていたら、言葉なんていらないのかもしれない。

平日のひっそりとしたミュージアムカフェ。
義母とふたり、コーヒーを飲みながらそんなことを思った。

「お母さん、その後体調どうですか?」

そうたずねると、物静かな母は、ポツリポツリと自分のことを話し出す。

ガラス張の向こうは、一面の海と橋。
瀬戸内の海は、今日もおだやかだ。
瀬戸大橋の色はライトグレー。
魁夷が「景観を壊さない色を」

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すごく励みになります。ありがとうございます。
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美しい街

景色が美しい街に住んでいた。

どこを切り取っても絵になるおとぎ話の中のような街。
その景色を求めて春夏秋冬人々が行き交う。

だけれど、その街に最初に足を踏み入れた時のパッと目を見開くような感動は、そこで暮らす時間とともに薄れていき、美しいの街に住んでいるという事実は、いつしか自分の日常の中に溶け込んで消えていった。

いつだったか、ふと毎日のルーティーンに息が詰まって、普段は行かない市街地まで

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次のnoteを書く励みになります!
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心とは複雑なもので

両親と共に雪国といわれる地に降り立った。

雪国といわれる地は、冬の名残りがありつつも新緑が所々みえる。

これから私は、初めて実家を出て4年間ここで暮らすのだ。

まだここで暮らしていく実感はないけど、両親から解放されることは嬉しい。

空港から大学の寮に着くまでの2時間、今まで見たことがなかった一面の田園風景にはしゃいでガラケーで写真を撮っていた。

「これからずっと見る景色なんだから、そんな

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あなただけ気づかない流星

もう13年も前になる。長崎の稲佐山でMISIAの「星空のライブ」があり旦那と二人で観に行った。MISIAのライブは初めてで、しかも夜の野外。ドキドキしながら満席のつばめに揺られながら向かった。

ライブはとても素晴らしく、MISIAのパワフルな歌声はこだまするように響いてきた。そんな反面MCでは可愛い声でアラレちゃんの話をするMISIAの姿が微笑ましく感じた。

そんな風に芝生の上で堪能している中

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細川ふみえよりもスキスキスー!
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営み

見渡す限りに苔むした土地の上を、真っ直ぐな道がどこまでも延びている。
遠くに見える、もはやよく分からない高さにせり上がった大地からは、雪から溶け出た水が霧とともにスローモーションで流れ落ちている。

目の前は、ひたすらその繰り返し。
何一つ同じではない自然と、それに抗った、この土地に生きる人々の意思。

行かなきゃ、と呼ばれるように旅をすることがある。
そういう時は大概、何かを確かめたいと感じてい

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心細し

建物そのものが芸術作品だという場所に泊まった。

和室の天井が、きっかり四角形に切り取られ、そこから空が見える。
それを眺めて、空の色の変化を楽しむのだという。

しばらくは「ふうむ」と、畳に寝転んでその様子を鑑賞した。
しかし大学のゼミ生同士で泊まったものだから、その時間も長く続かない。

浴室が暗すぎると笑ったり、お酒を飲んだりした。
芸術について熱く語り合ったようにも思うが、記憶があいまいだ

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ありがとうございます!お礼に、ゆったりとしたティータイムを。
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きらめく街

福岡から京都に向かう夜行バス。あの日、カーテンの隙間から覗いた門司の夜の街並みは、きらめいていた。
 初めての夜行バスでの8時間に及ぶ長い旅路。同行者はおらず、ひとりきり。それでも私の胸は、喜びと期待でいっぱいだった。このバスが京都につけば、1ヶ月近く海外に出かけていた恋人と会える。ふたりで京都や神戸を旅行して、フェリーに乗って福岡へと戻る計画だ。

 バスが高速道路に入り、浅い睡眠と覚醒を繰り返

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PM8:30のバレンシア #旅する日本語 #心細し

PM8:30。スペインの空はまだ薄水色だった。
音楽を辿っていくと広場に着き、瞬間、誰かの手から真っ赤な風船が空に向かって走っていった。

歌は、こう始まった。Buscando…

知らない4人組の歌はおおらかに鳴り渡り、人々が踊り出す。手をとり回るカップル、キスをする夫婦、水面を跳ねる魚のように跳んだ子ども。

その景色は、あんまりにも美しかった。
同時に、ひどくひどく遠かった。

ひとりきりを

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わたしもスキ!
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