ふみ

アルビサポで馬骨。サッカーと音楽と読書、そして旅で構成されています。

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マガジン

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5〜

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4〜

    2023シーズンの観戦記

  • 3行日記

    仄かな日々を。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 3. 2022〜

    2022年の観戦日記。今年こそ、参戦するぞ。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒 Season2

最近の記事

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep10〜

想いの強い方にボールは転がるすでに新緑とも言えるスタジアム。 もう初夏すら感じる。 ゴールデンウィークのど真ん中に開催となった第11節。 対広島戦。ホームに迎える。 理屈じゃなく キャプテンがロッカールームで、そうみんなに声を掛けた。 この1ヶ月ちょっと、サポーターみんながモヤモヤしていた気持ちがまさにそれだと思う。もう何があったかは振り返らないけど、今日は理屈じゃなく負けられない。 その想いが乗ったのか、一段とスタジアムの声は響く。 すごい熱気。もちろんブーイングは

    • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep9〜

      どうしようもないことって起こるけれど途方に暮れることって、たまに、あると思うだけど。 それでもこの日はどうしても、天を仰ぐことしかできなくて。 先週の京都戦の喜びをひっさげ、第10節 対FC東京戦。 すっかり桜も散って葉桜が色めくスタジアム。今日も多くの人が。 この日は改めて買い物をしたりなどして何となくいつもの席へ。 さて、今日はこの相手に勝てるのか。 ってところまで書いてみたけど、何となく心の中がぐしゃぐしゃで。 結果として、1−3で敗戦。終了ギリギリで1点返した

      • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep 8〜

        「あなたの本気が勝っているからって、誰かを貶していいわけじゃないと思うの。」最近ハマって見始めた朝ドラ「虎に翼」。 自分のルーツ、みたいなものが、ちょっとだけ近しいのでは、なんて妙な親近感で見始めて、すっかり通勤中のお供にしている。 最近勝ちきれない試合が続く中、やっぱり良くない声援を聞くたびに、そう思ってしまう。貶めていいはずなんてない。みんなで戦う場所なんだから。 いざ、西へ。 第9節 アウェイ 京都 その手前に、ルヴァンカップ。対いわき戦。 今回は仕事終わりに

        • さようなら、ただ、それだけ。ーHYBRID PHONON 2566⁺ー

          もはや、この日が来ることを意識せず、淡々と日々を過ごし。 それでも、この日を意識の片隅では心待ちにしていた。 むしろ、終わらないで、このまま楽しみな気持ちだけで過ごすことはできないか。 なんていう、二律背反性を抱えながら、この日を迎える。 どう感じようと、絶対に行こうと決めていたにも関わらず、体が絶不調。 傍目に見てもあまりよろしくないことを悟られ、1日目の夜公演に間に合うように職場を出るつもりが、早くも帰宅してよし、との命令が。 ちょっと体力を温存したかったこともあり、遠

        鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep10〜

        マガジン

        • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5〜
          8本
        • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4〜
          9本
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          4本
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        • The OPUS Changes My World
          4本

        記事

          物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

          3年ほど前、途端に暗い闇に紛れ込んでしまったとき、手を伸ばした先のその人は、わたしに物語を紡いでくれた。 『泣いた赤鬼』 3年前、この物語について話したとき、その人はわたしに問いかけた。 「貴方は、この物語で赤鬼と青鬼、どちらになりたいですか。」 そして、その人はいま、わたしに別の問いを問いかけている。 「この物語の登場人物は何人いるのか。そして、この物語の中で、貴方はどの存在であるのか。」 前段の登場人物は、物語を読む限り3人。 ① 赤鬼 ② 青鬼 ③

          物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

          ここに集うことの矜持都会の真ん中で 第6節 対磐田戦 平日アウェイにいくことは叶わず、サポーターが集う店に、仲間たちと向かい、画面越しに声援を送る。 試合は0−2で負けてしまった。大きくメンバー変更をして挑んだ内容。 それでも、希望の持てる内容だったと、仲間と確認し、次節を迎える。 ホーム戦はやっぱり 第7節 対C大阪戦 ホーム戦。天気も良く、非常に晴れ晴れ。 勝利を得るために集うサポーターの面々。 立ち上がりは、というと、何か噛み合わない。前に進めない。 なんだろう、

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

          何度でもやり続けることそれは突然 口に出すことも、ましてや文字にすることすら憚られることがあって、仕事のパフォーマンスに影響が出るほどに、衝撃だった。 思うところがありすぎる。仕方ない世界とはいえ、こんな理不尽が許されるのか。 でも、こんなことを言っても仕方がない。 事態は起こってしまったんだ。それでも試合はやってくるわけで。 空はそれでも青い 久しぶりの新潟。到着した時は曇り空だった。 けれども、スタジアムに着くと快晴。サポーターのもやもやなんて吹っ飛ぶような。 我

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

          untitled. #5

          たった数百メートル、たぶん、毎日キミと同じ道を歩いている いつかこの道で逢えたりしないだろうか、と俯く顔をあげてみる それでもやっぱり、そんな願いは叶わなくて そんな時でも、わたしは、キミの言葉を何度でも噛み締める 全く色褪せないその言葉 初めて言葉をかけてもらった時から いったいどれだけ経っただろうと思う それでもその言葉がいつも輝いていて、わたしは一歩踏み出せる そんなことを思いながら、今日もまた いろんな色の風に吹かれ、前に進んでいく

          untitled. #5

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

          最後の1秒まで先週の雪が嘘のように、春の陽気のような日、今日も今日とて参戦。 今日は昇格組の東京V。 来慣れた味の素スタジアム。今回は指定席なので、ゆっくり向かう。 今日は2階席最前列に陣取り構える。 先週の勝利を引っ提げ、今日こそ勝ち切りたい。 まだ焦る時間では さぁ立ち上がり。 んー、なんだかうまくいかず。攻め込まれるシーンも多い。先週うまく言っていたのが。 と試合が動いたのは、早々前半7分。 相手のFK。 あ、いいコースと思っていると、1点取られてしまう。

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

          曇時々雪時々晴さて、やっと辿り着いた週末。 待ちに待ったホーム開幕戦。 前節のG大阪戦、何とも言えない負け方で、ちょっとこの先に不安が残る内容だった。 んー、大丈夫なんだろうか。 しかし、試合後、監督はロッカールームで選手に声をかけた。 そうか、まだやれるんだ。やっていることは信じてもいいんだ、と思い直し、せっかくのホーム開幕戦、堂々と迎えようじゃないか、と思い直す。 心配事はというと 何が心配かって天気である。見事に雪予報。 以前、積雪によりホーム最終節が中止にな

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

          待ちに待ったシーズンがやってきた 2月末まであっという間。いつもオフシーズンになにしようと12月から考えるが、結局2月を迎え、その日に至る。 開幕戦は、アウェイ鳥栖。ここからシーズンが始まる。ギリギリまで試合日程が決まらず、3連休をとりあえず、鳥栖に根城を構え、とりあえず準備万端。 初めての鳥栖への参戦。さて、どうするか。 ここで昨シーズンの開幕戦を振り返る。 去年の開幕戦はC大阪。どうしたかって、松山から出張帰りに参戦。一人鉄路で帰ります・・・と抜け出した姿に怪訝な

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

          すこやかに、あらがって

          なんだか、一年なんて、あっという間。 あまり時間の流れに区切りを感じなくなってきたのだけれど。 振り返ると。 本当にいろんなことを感じた日々だった。 夏に、多くのものを失い、バランスを崩してみたり。 特に、再度訪れた別れ、が私の中でもっとも影を落とした。 そこにキミがいない、という事実。 最近は視界の端で追う癖も、消えてきて、それがまた物悲しくて。 それでも、日々は進んでいく。 キミが愛すことのできなかったこの世界、わたしはどうあるべきなのか。 キミは言った。

          すこやかに、あらがって

          それは善いことなのか、否か。

          改めて思い返してみると、人のために何かを する、ということに、全く苦痛を感じないタイプの人間だ。 それはある種、強迫観念的な。 役割がない、やることがない、ということに、恐怖を感じる。 目の前のその人に、何かを差し出さないと気が済まない。そうでないと、そこにいて良い気がしないから。 そういう性質にとてもマッチした役割が与えられた。 私にとってそれが苦ではない、ということは良いことではるのだが、投げ打 ってでも何かをしてしまう、という他ならない。 これが善いことなの

          それは善いことなのか、否か。

          鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

          すっかり冬に近づいてきて、シーズンが終盤に向かってきた。 残すところあと2節。 対 横浜・F・マリノス戦。 思いきって休みをとり、ゆっくり日産スタジアムへ。 あまりに久しぶり。ライブで来た以来かも・・・。 大きいスタジアム。やっぱりこういうスタジアムに来ると、J1に戻ってきたことを体感する。 5月ホームでは勝利を収めたが、今日はどうなるか。 音響設備・照明含めて非常にいい設備を象徴するように、序盤から盛り上げがすごい。民衆の歌、鳥肌が立つくらいカッコ良い。 それに負けな

          鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

          12月19日

          改めて思う。 キミの言葉が好きだ。 久しぶりにキミから与えられた言葉。 やはりキミは、北極星だ。 僕もキミも、似たような星の元に生まれているから。 分かち合っていける。 お互いの光を、存在を、確かめ合うように。

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4 ep.10-11〜

          中断期間を挟み、10月21日鳥栖戦。この間、日本代表戦があったのだが、追加招集として、小島選手が召集される嬉しいニュース。 結果として、出場機会には恵まれなかったものの、代表として立てたことは素晴らしい。申し分ない実力で、いつかいつか、と楽しみにしていたところではあったが、チーム内の喜びも伝わってきて、非常にあったかい気持ちになった。 さて、鳥栖戦の週に書ききれなかったが、キックオフ後しばらくして思ったのが、 「なんか、また、うまくなってる。」。 とっても程度の低いコメ

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4 ep.10-11〜