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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4 ep.10-11〜

中断期間を挟み、10月21日鳥栖戦。この間、日本代表戦があったのだが、追加招集として、小島選手が召集される嬉しいニュース。
結果として、出場機会には恵まれなかったものの、代表として立てたことは素晴らしい。申し分ない実力で、いつかいつか、と楽しみにしていたところではあったが、チーム内の喜びも伝わってきて、非常にあったかい気持ちになった。

さて、鳥栖戦の週に書ききれなかったが、キックオフ後しばらくして思ったのが、

「なんか、また、うまくなってる。」。

とっても程度の低いコメントなのだが、率直に思った。何というか洗練されてきて、さすが。

そして、その意義はどうなのか、わたしにはまだまだわかりかねているのだが、秋山選手が日本人トップとして、パサーとしてなお連ねた。

魅力あふれるフットボールでどんどん駆け上がっていく様は、本当に気持ちが良い。
鳥栖戦のスコアは結果1−1。勝てたなとも思いつつ、負けていないことをまずよしとしたい。

10月の最大の懸念事項。
そう、このカテゴリーに残留できるかどうか。
この時期、本当に悲観して毎週を迎えることが多かった。

多かったのだが・・・残留が決定した。
正直、全然心配していなかった。というかむしろ、そっか、決まったんだ、くらい。なぜなら、このフットボールに期待と自信があるから、そう言い切れるから。

残留が決定したとなると、今度はどこまで上り詰めるか。

週が明けて、今年最後の遠征。対京都。
新しいスタジアム。いつ京都に行ったか思い出せないくらい前になってしまったが、(確か、当時在籍していた矢野選手にサインしてもらったような)、今回いくのは亀山へ。

いつもながら、遠征は本当に楽しい。もとより旅行が好きというのはあるが、この知らない街の景色は、とてもワクワクする。こう、自分が消えていく感覚。

嵯峨野線に乗って亀山へ。
何だろう、こう、青梅線、みたいな。途中渓谷が見える。これ、あってるよね、と思いながら、車内にオレンジと紫のサポーターがいるから、あってるのだろう。そして、亀山駅到着。すごい、駅の目の前にスタジアム。これはすごい。

初めてのスタジアム。サッカー専用でとても綺麗。
これは楽しい。かなり前の席が取れたため、フィールドも近い。何ならアップしている選手の表情すら見てとれる。

せっかくのアウェイ、詰めかけた新潟サポは2500人。

これで絶対勝って帰って、トップハーフに入ろうではないか。

前半、なんかまたうまくなってるなぁと雑な感想を持ちつつ、チャンスもあり、抜け出した松田選手はオフサイドで惜しかったけれど、確実に仕掛けている。ただ一方で、同じようなスタイル(?)のようなチームとは、自分たちのやりたいようにできるのだが、寄せが早い、強度高い、みたいなチームには何となくやりづらさを感じてきたことがあるような気がするので、まだまだ安心できない。

スコアが動いたのは、前半34分。
高木選手のコーナーから放ったボールが、ダイレクトに渡邉選手の足に!そして、ゴール!今季2得点。すごいとしか言いようがない。

1点取ったからと言って、楽になることなど全くなく、高さもある京都に苦しめられることしばしば。それでも攻撃を続けていく。

こうやってハイライトを見返すだけでも危ないシーンもありながら、さすが小島選手。ことごとくシュートを止めていく。向かってくるボールを止める、飛び込むって怖くないのだろうかと思う。かつて、飛び込んでポストに当たり怪我をした部員の付き添いとして、救急車に同乗した身としては、非常に心配。

さぁ後半。これからきっちり守って、点をとって、笑顔で帰りたい。
ただ、そんなに簡単なことはないのは当たり前で。京都の高さに苦しんだり、押し込まれたり。とにかく声を出し続ける。

そして、やっとホイッスル。
守り切って勝った。どんどん勝ち点を伸ばしていくことができるのは、本当に自信になる。

これは本当に良い試合だった。
後から監督のコメントを見たりしたのだが、その内容にちょっと熱くなることがあった。監督として慕われる、その理由が本当によくわかる。

いいチームになったとつくづく思う。


ここからは遠征のおまけ。
今回泊まったホテル、正直試合日程が出た時点で取ってたので、どこを取ったかギリギリまで分かってないくらい、値段と立地で選んだのだが、とても良いところだった。内装はオシャレで落ち着いており、なんだかいい匂い。そして、何と言っても朝食が非常に良い。デンマークの朝食を中心にした内容とのことだが、本当は素泊まりプランだったのだが、思い切って追加してよかった。

京都観光はそこそこに、東京へ。
本当に京都は人が多い。相変わらずわたしは自転車で街を疾走していたのだが。

さて、残り4節。どこまでいくことができるのか。

アイシテルニイガタ

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