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アルビサポで馬骨。サッカーと音楽と読書、そして旅で構成されています。

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マガジン

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5〜

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4〜

    2023シーズンの観戦記

  • 3行日記

    仄かな日々を。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 3. 2022〜

    2022年の観戦日記。今年こそ、参戦するぞ。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒 Season2

記事一覧

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season.5 ep 11-13〜

やっと実ったとき王者まであと一歩 GW最終日、駆けつけようか最後まで悩んで、帰りの手段が難しそうで諦めた。 第12節 アウェイ 神戸戦 前半あまりの噛み合わなさに、…

ふみ
9日前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep10〜

想いの強い方にボールは転がるすでに新緑とも言えるスタジアム。 もう初夏すら感じる。 ゴールデンウィークのど真ん中に開催となった第11節。 対広島戦。ホームに迎える…

ふみ
3週間前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep9〜

どうしようもないことって起こるけれど途方に暮れることって、たまに、あると思うだけど。 それでもこの日はどうしても、天を仰ぐことしかできなくて。 先週の京都戦の喜…

ふみ
3週間前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep 8〜

「あなたの本気が勝っているからって、誰かを貶していいわけじゃないと思うの。」最近ハマって見始めた朝ドラ「虎に翼」。 自分のルーツ、みたいなものが、ちょっとだけ近…

ふみ
3週間前

さようなら、ただ、それだけ。ーHYBRID PHONON 2566⁺ー

もはや、この日が来ることを意識せず、淡々と日々を過ごし。 それでも、この日を意識の片隅では心待ちにしていた。 むしろ、終わらないで、このまま楽しみな気持ちだけで過…

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3週間前
1

物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

3年ほど前、途端に暗い闇に紛れ込んでしまったとき、手を伸ばした先のその人は、わたしに物語を紡いでくれた。 『泣いた赤鬼』 3年前、この物語について話したとき、そ…

ふみ
1か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

ここに集うことの矜持都会の真ん中で 第6節 対磐田戦 平日アウェイにいくことは叶わず、サポーターが集う店に、仲間たちと向かい、画面越しに声援を送る。 試合は0−2で…

ふみ
1か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

何度でもやり続けることそれは突然 口に出すことも、ましてや文字にすることすら憚られることがあって、仕事のパフォーマンスに影響が出るほどに、衝撃だった。 思うとこ…

ふみ
1か月前

untitled. #5

たった数百メートル、たぶん、毎日キミと同じ道を歩いている いつかこの道で逢えたりしないだろうか、と俯く顔をあげてみる それでもやっぱり、そんな願いは叶わなくて そ…

ふみ
2か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

最後の1秒まで先週の雪が嘘のように、春の陽気のような日、今日も今日とて参戦。 今日は昇格組の東京V。 来慣れた味の素スタジアム。今回は指定席なので、ゆっくり向かう…

ふみ
2か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

曇時々雪時々晴さて、やっと辿り着いた週末。 待ちに待ったホーム開幕戦。 前節のG大阪戦、何とも言えない負け方で、ちょっとこの先に不安が残る内容だった。 んー、大丈…

ふみ
2か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

待ちに待ったシーズンがやってきた 2月末まであっという間。いつもオフシーズンになにしようと12月から考えるが、結局2月を迎え、その日に至る。 開幕戦は、アウェイ鳥栖…

ふみ
3か月前
2

すこやかに、あらがって

なんだか、一年なんて、あっという間。 あまり時間の流れに区切りを感じなくなってきたのだけれど。 振り返ると。 本当にいろんなことを感じた日々だった。 夏に、多くの…

ふみ
4か月前
1

それは善いことなのか、否か。

改めて思い返してみると、人のために何かを する、ということに、全く苦痛を感じないタイプの人間だ。 それはある種、強迫観念的な。 役割がない、やることがない、とい…

ふみ
4か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

すっかり冬に近づいてきて、シーズンが終盤に向かってきた。 残すところあと2節。 対 横浜・F・マリノス戦。 思いきって休みをとり、ゆっくり日産スタジアムへ。 あまり…

ふみ
4か月前

12月19日

改めて思う。 キミの言葉が好きだ。 久しぶりにキミから与えられた言葉。 やはりキミは、北極星だ。 僕もキミも、似たような星の元に生まれているから。 分かち合って…

ふみ
5か月前

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season.5 ep 11-13〜

やっと実ったとき王者まであと一歩

GW最終日、駆けつけようか最後まで悩んで、帰りの手段が難しそうで諦めた。

第12節 アウェイ 神戸戦
前半あまりの噛み合わなさに、王者へ挑むことの絶望感を味わった。それでも、後半何かが変わったのか、進められるように。ついぞ追いつけるか、というとこまで迫ったが1点差が埋まらず、タイムアップ。悔しかっただろう。それでも前を向かなければと、選手を鼓舞するサポーターの

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep10〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep10〜

想いの強い方にボールは転がるすでに新緑とも言えるスタジアム。
もう初夏すら感じる。

ゴールデンウィークのど真ん中に開催となった第11節。
対広島戦。ホームに迎える。

理屈じゃなく

キャプテンがロッカールームで、そうみんなに声を掛けた。
この1ヶ月ちょっと、サポーターみんながモヤモヤしていた気持ちがまさにそれだと思う。もう何があったかは振り返らないけど、今日は理屈じゃなく負けられない。

その

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep9〜

どうしようもないことって起こるけれど途方に暮れることって、たまに、あると思うだけど。
それでもこの日はどうしても、天を仰ぐことしかできなくて。

先週の京都戦の喜びをひっさげ、第10節 対FC東京戦。

すっかり桜も散って葉桜が色めくスタジアム。今日も多くの人が。

この日は改めて買い物をしたりなどして何となくいつもの席へ。
さて、今日はこの相手に勝てるのか。

ってところまで書いてみたけど、何と

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep 8〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep 8〜

「あなたの本気が勝っているからって、誰かを貶していいわけじゃないと思うの。」最近ハマって見始めた朝ドラ「虎に翼」。

自分のルーツ、みたいなものが、ちょっとだけ近しいのでは、なんて妙な親近感で見始めて、すっかり通勤中のお供にしている。

最近勝ちきれない試合が続く中、やっぱり良くない声援を聞くたびに、そう思ってしまう。貶めていいはずなんてない。みんなで戦う場所なんだから。

いざ、西へ。

第9節

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さようなら、ただ、それだけ。ーHYBRID PHONON 2566⁺ー

さようなら、ただ、それだけ。ーHYBRID PHONON 2566⁺ー

もはや、この日が来ることを意識せず、淡々と日々を過ごし。
それでも、この日を意識の片隅では心待ちにしていた。
むしろ、終わらないで、このまま楽しみな気持ちだけで過ごすことはできないか。
なんていう、二律背反性を抱えながら、この日を迎える。

どう感じようと、絶対に行こうと決めていたにも関わらず、体が絶不調。
傍目に見てもあまりよろしくないことを悟られ、1日目の夜公演に間に合うように職場を出るつもり

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物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

3年ほど前、途端に暗い闇に紛れ込んでしまったとき、手を伸ばした先のその人は、わたしに物語を紡いでくれた。

『泣いた赤鬼』

3年前、この物語について話したとき、その人はわたしに問いかけた。

「貴方は、この物語で赤鬼と青鬼、どちらになりたいですか。」

そして、その人はいま、わたしに別の問いを問いかけている。

「この物語の登場人物は何人いるのか。そして、この物語の中で、貴方はどの存在であるのか

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

ここに集うことの矜持都会の真ん中で

第6節 対磐田戦
平日アウェイにいくことは叶わず、サポーターが集う店に、仲間たちと向かい、画面越しに声援を送る。
試合は0−2で負けてしまった。大きくメンバー変更をして挑んだ内容。
それでも、希望の持てる内容だったと、仲間と確認し、次節を迎える。

ホーム戦はやっぱり

第7節 対C大阪戦
ホーム戦。天気も良く、非常に晴れ晴れ。
勝利を得るために集うサポーター

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

何度でもやり続けることそれは突然

口に出すことも、ましてや文字にすることすら憚られることがあって、仕事のパフォーマンスに影響が出るほどに、衝撃だった。
思うところがありすぎる。仕方ない世界とはいえ、こんな理不尽が許されるのか。

でも、こんなことを言っても仕方がない。
事態は起こってしまったんだ。それでも試合はやってくるわけで。

空はそれでも青い

久しぶりの新潟。到着した時は曇り空だった。

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untitled. #5

たった数百メートル、たぶん、毎日キミと同じ道を歩いている
いつかこの道で逢えたりしないだろうか、と俯く顔をあげてみる
それでもやっぱり、そんな願いは叶わなくて
そんな時でも、わたしは、キミの言葉を何度でも噛み締める
全く色褪せないその言葉
初めて言葉をかけてもらった時から
いったいどれだけ経っただろうと思う
それでもその言葉がいつも輝いていて、わたしは一歩踏み出せる

そんなことを思いながら、今日

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

最後の1秒まで先週の雪が嘘のように、春の陽気のような日、今日も今日とて参戦。

今日は昇格組の東京V。
来慣れた味の素スタジアム。今回は指定席なので、ゆっくり向かう。

今日は2階席最前列に陣取り構える。

先週の勝利を引っ提げ、今日こそ勝ち切りたい。

まだ焦る時間では

さぁ立ち上がり。
んー、なんだかうまくいかず。攻め込まれるシーンも多い。先週うまく言っていたのが。

と試合が動いたのは、早

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

曇時々雪時々晴さて、やっと辿り着いた週末。
待ちに待ったホーム開幕戦。

前節のG大阪戦、何とも言えない負け方で、ちょっとこの先に不安が残る内容だった。
んー、大丈夫なんだろうか。

しかし、試合後、監督はロッカールームで選手に声をかけた。

そうか、まだやれるんだ。やっていることは信じてもいいんだ、と思い直し、せっかくのホーム開幕戦、堂々と迎えようじゃないか、と思い直す。

心配事はというと

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鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

待ちに待ったシーズンがやってきた

2月末まであっという間。いつもオフシーズンになにしようと12月から考えるが、結局2月を迎え、その日に至る。

開幕戦は、アウェイ鳥栖。ここからシーズンが始まる。ギリギリまで試合日程が決まらず、3連休をとりあえず、鳥栖に根城を構え、とりあえず準備万端。

初めての鳥栖への参戦。さて、どうするか。

ここで昨シーズンの開幕戦を振り返る。
去年の開幕戦はC大阪。どうし

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すこやかに、あらがって

すこやかに、あらがって

なんだか、一年なんて、あっという間。
あまり時間の流れに区切りを感じなくなってきたのだけれど。

振り返ると。
本当にいろんなことを感じた日々だった。
夏に、多くのものを失い、バランスを崩してみたり。

特に、再度訪れた別れ、が私の中でもっとも影を落とした。
そこにキミがいない、という事実。

最近は視界の端で追う癖も、消えてきて、それがまた物悲しくて。

それでも、日々は進んでいく。

キミが愛

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それは善いことなのか、否か。

改めて思い返してみると、人のために何かを
する、ということに、全く苦痛を感じないタイプの人間だ。

それはある種、強迫観念的な。

役割がない、やることがない、ということに、恐怖を感じる。

目の前のその人に、何かを差し出さないと気が済まない。そうでないと、そこにいて良い気がしないから。

そういう性質にとてもマッチした役割が与えられた。

私にとってそれが苦ではない、ということは良いことではるの

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鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

すっかり冬に近づいてきて、シーズンが終盤に向かってきた。
残すところあと2節。

対 横浜・F・マリノス戦。
思いきって休みをとり、ゆっくり日産スタジアムへ。
あまりに久しぶり。ライブで来た以来かも・・・。

大きいスタジアム。やっぱりこういうスタジアムに来ると、J1に戻ってきたことを体感する。

5月ホームでは勝利を収めたが、今日はどうなるか。
音響設備・照明含めて非常にいい設備を象徴するように

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12月19日

改めて思う。

キミの言葉が好きだ。

久しぶりにキミから与えられた言葉。

やはりキミは、北極星だ。

僕もキミも、似たような星の元に生まれているから。

分かち合っていける。

お互いの光を、存在を、確かめ合うように。