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鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

曇時々雪時々晴

さて、やっと辿り着いた週末。
待ちに待ったホーム開幕戦。

前節のG大阪戦、何とも言えない負け方で、ちょっとこの先に不安が残る内容だった。
んー、大丈夫なんだろうか。

しかし、試合後、監督はロッカールームで選手に声をかけた。

「お前たちはまだ、倒れていない。ちょっと躓いただけだ。」

そうか、まだやれるんだ。やっていることは信じてもいいんだ、と思い直し、せっかくのホーム開幕戦、堂々と迎えようじゃないか、と思い直す。

心配事はというと

何が心配かって天気である。見事に雪予報。
以前、積雪によりホーム最終節が中止になったシーズンもあった。

とりあえず、積雪に備え、荷物をたんまり持っていく。モコモコが過ぎるほどであるが、備えあれば憂いなし。いざ新潟へ。


開幕戦の熱気は

新潟駅に到着して、なんだ、風は強いけど晴れてるじゃん、と思いながら自転車をとばしていく。
雪予報って何だろうとおもいつつ、向かい風に逆らって走っていく。

席に直行し、仲間と合流する。
まぁ風は寒いが・・・・しばらくすると雪が待ってきた。空は若干明るいのに、なぜ・・・。と思いながらも慌てて雨具類をだし、備える。
すごい天気だ。

それでも集まったサポーターの熱気はやっぱりすごい。
そう、これがホームの熱気なんだ。

そして、選手紹介に入る。
・・・この格好いい映像は・・・。

感動もひとしお、そろそろ試合開始だ。
今回は、昨シーズン一度も勝てなかった名古屋。ホーム開幕戦、絶対に勝ってやろうじゃないか。

見違えるような

数十分単位で変わる天気をよそに、気合の入るゲームがスタート。
先週のゲームを引きずっているサポも多かろうが、見違えるような、アルビらしいサッカーが戻ってきた。

特に新加入の選手のなんとフィットすること。小野選手は頼り甲斐があるし、若き宮本選手の物怖じしないプレー。ネームバリューで言うと、他のチームに勝るとは言い難いチームではあるが、それでもスタイルを貫いて、チームとして勝利を重ねていることに、本当に誇らしい限り。

それでもゲームの均衡は破れないが、どんどん繋いで前に行くゲーム。これは勝ち切れるのではないかとワクワクをする。

前半は0ー0で折り返し。

後半、なんとか勝ち切りたい。危ないプレーもあったが、そこは小島選手が守るゴール。安心感がある。チームに残ってくれたことは感謝しかない。

そろそろ交代のカードが切られる。
今年のユニフォームを27番長倉選手に決めたのだが、新加入選手の長谷川選手と共に、入ってくる。

さぁ、なんとか勝ち切ろうではないか。

それでも均衡は破れない。
ホーム開幕戦、応援の熱は上がるが、その均衡が破れたのが、88分。

相手のボールをカットし、どんどん前へ。
そして、新加入の長谷川選手が振り切る。

一体何が起こったかわかってなかったので、数秒ぽかんとしていたが、これはゴールだ。歓声のあがるゴール裏。

ホームファーストゴールは新加入の長谷川選手。

あとは、守り切るだけ。
5分のアディショナルを経て、長いホイッスル。

歓喜に包まれるスタジアム。
勝利をみんなで祝えることは、なんといい。

きっとこれからも

シーズンを進んでいく中で、思うようにいかないことも、あるだろう。いい時も悪い時もあるだろう。この日の天気のように。

それでも、今築いているスタイルは、絶対に間違ったことではない。それを自信に、今年こそテッペンを。

まだまだ、これから。

アイシテルニイガタ




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