銀座の小さなデザイン集団の新人 東京オリンピックの頃 横尾忠則 寺山修司 篠山紀信 谷川俊太郎 才と名ある人にドキドキするも 若き和田は密な交遊を糧に羽ばたく この頃 銀座・路地裏の小さなバーカウンター 学割ウイスキーを飲む僕の背後から 野太い声、なんと尾上松緑 これもドキドキ
現国立劇場最後の歌舞伎―妹背山婦女庭訓第二部を見た。時蔵梅枝。お三輪の菊之助良かった。客に媚びた演出を排す古典的上演(も出来るの)は国立劇場故。今後も伝統継承を望む。そして芝翫。先月の松緑と共にスケール大きくシリアスな芝居が出来る中堅中心人物である筈。更なる精進とパワーアップを。
国立劇場で近松半二・妹背山婦女庭訓を見た。歌舞伎座では滅多にない通し上演は国立劇場ならではもので、この伝統は絶対に崩すべきでない。かなり短縮販の通し上演ではあっても。国は金を出せ。社会の窮極の強さは文化によって決まる。時蔵・松緑の大作・吉野川の演出・演戯は良かった。特に時蔵。
明日、国立劇場の『妹背山婦女庭訓』第一部に行く予定です。山の段を観るのはずいぶん久し振りです。大好きな狂言です。時蔵の萬屋一家に松緑が参加した舞台。松緑は、大判事を勤めた後、歌舞伎座へ移動して、『一本刀土俵入』の辰三郎を演じるのだから、気力体力ともに充実しているのでしょう。