小方 孝(Takashi Ogata)

博士(工学)。新刊『物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争』。AI、認知科学、物語論によ…

小方 孝(Takashi Ogata)

博士(工学)。新刊『物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争』。AI、認知科学、物語論により、物語生成や歌舞伎、システムベース物語制作方法論、物語戦を研究中。すべての記事は、研究開発とそれに基づく制作実験に関連する成果・思索・試行等の社会発信です。論文や本の執筆も同時に進めています。

マガジン

  • 書評集

    書評を集めました。 取り敢えず、比較的長いのも短いのも、書評と言うより単独の文章に関する論評も、いろいろなものを集めてみます。 多分後で何らかの形でバージョンアップすると思います。

  • 流動小説からのマルチメディア表現(に向けて)

    流動小説からのマルチメディア表現(に向けて)

  • 流動小説集

    人間(私自身)と主に自作物語生成システムの共同による流動小説と呼ぶシリーズを、試行錯誤の実験プロセスとして投稿します。一つの方法だけでなく、思い付くままにいろいろな方法を試して行く予定。システム開発も同時並行で進めます。この成果は、論文や本の形で社会還元していきます。

  • つぶやき集

    極小短文を集めました。

  • 岩手県立大学授業情報

    2023年度後期の授業に関する情報、お知らせ、資料などをあげます。 ソフトウェア情報学部専門科目「メディア論」、全学共通科目「哲学の世界」、ゼミなど共通です。 既存の資料をこのマガジンに入れることもあります。

最近の記事

偽情報/ナラティブ情報の起源と本質――クリヴィツキーの『スターリン時代』紹介

【書誌情報】 ワルター・クリヴィツキー 著・根岸隆夫 訳.『スターリン時代――元ソヴィエト諜報機関長の記録 第2版』.みすず書房 (1987). 本書の著者ワルター・クリヴィツキーは、1899年、西ウクライナ(当時ロシア帝国領)の小さな町にユダヤ人として生まれ、ボリシェヴィキとして赤軍で活動した後、ソ連の秘密警察の在西欧ソヴィエト諜報機関長を勤めた体制内部の人だったが、スターリンの大テロルを目の当たりにして――自身の周囲に何人もの犠牲者が出ただけでなく、自分自身にも危険が迫

    • 『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(14)

      (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来

      • 『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(13)

        (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来る

        • 流動小説集1―『無題(6)―全』:人間と物語生成システムによる暗号化小説(その6)

          はじめに(共通の序)人間(私)と物語生成システムとの共同作業による実験小説の試みを続けて投稿する予定である。そのまとまりを「流動小説集」と呼ぶことにした。 以下は、『無題』と仮に呼ぶものの五回目(第五場と呼ぶ)である。 秘密の「暗号化」によって、元の文章を隠すことを試みたところ、文章のが一部かなり壊れ、文法的におかしな部分も多い。生成AIに直してもらおうとしたが、微妙な所は直してもらえなかった。 しかし文法的に正しいことは小説の必須条件ではないこともあり、この段階での実験とし

        偽情報/ナラティブ情報の起源と本質――クリヴィツキーの『スターリン時代』紹介

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        記事

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(12)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(12)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(11)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(11)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(10)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(10)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(9)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来る

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(9)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(8)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(8)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(7)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来る

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(7)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(6)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来ると

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(6)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(5)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来ると

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(5)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(4)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来ると思

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(4)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(3)

          (ほぼ)共通の序流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来ると思わ

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(3)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(2)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 質の向上には、プロンプトの技法(「プロンプト・エンジニアリング」)が関わっていることは明らかなので、この試行錯誤を通じて、プロンプト・エンジニアリングに関する知見も獲得・蓄積して行くことが出来る

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(2)

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(1)

          (ほぼ)共通の序 流動小説シリーズ『無題』に基づいて、生成AIを利用し、音楽生成と画像生成を行い、そのパイロット版を投稿して来た。 ここではこの試みを少し進め、文章・画像・音楽をミックスした表現の雛形を作成する。と言ってもまだ完成版ではなく、最も原始的なプロトタイプ版である。 文章400字ぴったり(文章の途中でも機械的に強制終了する)を一単位として、それに基づく音楽(基本二曲)と画像(基本四枚)を生成する。まずこれら―文章の朗読・音楽・画像―を並べて示す。 文章

          『無題(5)』によるマルチメディア表現(に向けて)(1)