【ちょっと予習】歌舞伎『伽羅先代萩』
『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』、通称《先代萩》。
1660年の奥州仙台藩伊達家で起きたお家騒動を題材にしたもの。
歌舞伎と浄瑠璃の演目では《伊達騒動もの》という分類で呼ばれるほど、これを題材にした多くの作品がある。
タイトルにキャラ(伽羅)の字が入っているのは、伊達の殿様が香木の伽羅の下駄を履いていたからだそう。
先代萩という部分については、仙台の萩大尽にちなんだ、という説、忠臣片倉小十郎が先君の愛した花を先代萩と名付けて庭に植えたから、といった説がある。(*1)