團菊祭五月大歌舞伎 夜の部『梅雨小袖昔八丈』髪結新三(感想)
*この文章は2023年6月にAmebloで投稿したものを加筆修正しています
歌舞伎座が新しくなって、初めて行った。観劇も実に10年ぶり。
歌舞伎座は、思ったほど中は変わってなかった。
三階A席はやっぱり足元も両脇も狭くて、急勾配で階段でつまづいたら階下へ落ちてしまいそうな怖さ。
さてさて。
河竹黙阿弥作・『梅雨小袖昔八丈』。通称、髪結新三。
江戸の町人の暮らし、文化が感じられる演目だ。
目当ては、もちろん尾上菊之助の新三。
髪結新三で観た記憶があるのは菊五郎と、勘三郎