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「俵星玄蕃」歌舞伎座第二部

歌舞伎座が千穐楽を迎えました。
今年も有難うございました。

先週は新橋演舞場の後に歌舞伎座第二部へ。ダブルブッキングしてしまい「俵星玄蕃(たわらぼしげんば)」しか観ることができませんでした。この演目が今年の歌舞伎納めになりました。

一階席から定式幕を眺めているといろんなことが甦ってきました。5月に猿之助さんのことがあり、翌月からは毎月のように歌舞伎座に来ました。今も私はここにいるのだなぁと思ったら泣けてきた。安心したというか。

歌舞伎を嫌いにならず、遠ざからず。でも。。以前よりは遠ざかった気もするのは、やはり猿之助さんがいないと自然と観劇回数が減ってしまったから。

猿之助さんがいない歌舞伎納め。

こんなに寂しいんだな。来月の初芝居にもいないし。。戸惑う年末年始になったけど、ここまでよくきたね、と歌舞伎座が包んでくれているような感覚になりました。ありがとう。


さて、「俵星玄蕃」は松緑さんが企画して実現した講談シリーズの二作目です。一作目「荒川十太夫」は来月歌舞伎座で再演されます。

講談師の神田松鯉さん、神田伯山さん協力のもと、前回とほぼ同じチームで作られた忠臣蔵外伝です。そんな中、澤瀉屋から青虎さんが初参加しています。

赤穂義士たちの討ち入りが行われた12月。忠臣蔵を知らない世代が多くなりましたが、私はしっくりくる世代なので嬉しかったです。

思ったことを聞いてください。


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