「トーク・トゥ・ミー」(2022年)は、死者と繋がれる呪具に取り憑かれた女子大生の運命を描くホラー映画。違う世界を垣間見る道具をドラッグ濫用の暗喩として描く視点は良かったが…家庭崩壊に瀕する家族の問題が入ってきたり些か迷走気味の展開にどっちらけ。Z世代(笑)の映画というべきか?
ちなみに文学では“地の文”を一人称または三人称で語るのが一般的だが、中には悪漢・嘘つき・無知・妄言など何らかの問題を抱えた「信頼できない語り手」が存在し、作劇上の仕掛けとして用いられる。 信頼できる書き手は「声」を聴ける|ふみぐら社 https://note.com/fumigura/n/n1904da8aad9e