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取材ライターのなり方・仕事術

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話すことが苦手な私が、試行錯誤しながらインタビューの現場に挑んでいくストーリー。取材のお仕事は「より高度な技術」が求められるので、レベルアップしたい方に向けて書いていきます。
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インタビュー記事の構成を考えるときに、私が提案している4つのこと

インタビュー記事の構成を考えるときに、私が提案している4つのこと

今日はインタビュー記事の書き方について、私が実際に普段の仕事でやっていることをまとめました。

「インタビュー記事を書けるようになりたい」「他のライターさんがどのような書き方をしているか知りたい」と考えている方に、一例としてご参考になれば幸いです。

記事の流れは、実際のインタビューと変えてもいい案件にもよりますが、取材にかける時間は1回あたり1時間が目安かなと思います。インタビューが終わったあと

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伝わる写真を撮れるようになりたい

伝わる写真を撮れるようになりたい

今日は写真のことについて書いてみます。実は最近、一眼レフカメラの使い方と撮影技術を学び直しています。

私自身は、これまでフリーでライターの仕事を行うときには撮影なし案件のみに対応してきました。写真を頼まれる機会があっても「プロレベルの撮影は難しいです」とお断りしていて。もったいないなと思いつつも、撮影技術を磨くための行動には移せていませんでした。

その気持ちが、最近また変わりつつあります。きっ

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取材と執筆前に、参考書籍をどう選ぶ?【ライターが資料を集める方法】

取材と執筆前に、参考書籍をどう選ぶ?【ライターが資料を集める方法】

「参考書籍がほしいけれど、数が多すぎてどれを選んだらいいかわからない」

ライターの仕事をしていると、参考書籍がほしくなるときがよくあります。特に私は、取材やインタビュー記事の仕事を受けるようになってから、本を手に取る機会が増えました。

なぜかというと、書く内容の専門性が上がったから。取材先の方のほうが私よりもその分野については当然詳しいので、お話を聞くにも、そのお話を文章にして読みやすい形に落

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最近はインタビュー記事を読むときに、「自分だったらこの人に何を聞きたいか」「どの話を深堀りしたいか」を考えて書きとめるようになりました。

個人的には、記事に深みが出るポイントは「その人にしか聞けないことを尋ねること」だと思っていて。それはどうしたらできるのかなと考えています。

最近気づいたことで。
インタビューのお仕事で、事前に準備をやれるだけやって当日を迎えてみたら、用意した質問がまったく使えなかったことがありました。

「準備だけがすべてではないな」と。

こうなると、いかに動じずに、お話を聞いていくかが大事な仕事で。度胸と聞く力をつけたいですね。

インタビュー記事を書くときの話。私の場合は、取材前に大まかな構成を考えるのですが、その構成どおりになることは、そう多くはありません。

実際に取材をしてみると、想像していた以上のお話を聞けるものなので。取材後にあらためて「こういう構成にしよう!」と検討しています。

次の仕事の準備で、対談原稿の書き方を勉強しています。

インタビューと違うところは、読者から「このふたりから、どんな話が聞けるのだろう?」と期待されていること。

文章を整えすぎても「ご本人らしさ」が消えてしまうから、活き活きと書く意識で。私も、もっと記事を読んで研究します!

取材ライターとして記事を書きたいなら『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読もう!【読書感想文+お仕事事情も】

取材ライターとして記事を書きたいなら『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読もう!【読書感想文+お仕事事情も】

「取材の勉強をするなら、どの本がおすすめ?」

もうタイトルで結論を言ってしまったのですが、ちょうど今、古賀史健さんの本『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んでいます。

取材に関して「おすすめの本は?」と聞かれたら、間違いなくこの本です。もう読んでいらっしゃる方も多いかなと思いますが、私なりに感じたことをまとめますね。

※一部、内容にふれているところがありますので、ネタバレを避けたい方はブ

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先日は「インタビューの準備」について、メディアの担当者さんとお話しする機会がありました。良い記事を書くために何をやったらいいですか、と聞いてみたところ、

「取材先のパーソナルな情報を、事前にしっかり調べてほしい」

とのこと。私にとってはここ最近で一番刺さった気づきでした。

今日はライターとして、取材を受ける機会がありました。取材される側になると、始まるまえに「ちゃんと喋れるかな」と不安な気持ちが出てきますね。やっぱり、すごく緊張します。

自分が取材する側になったときは、相手の方に安心していただけるような声かけをしたいなと、改めて思いました。

インタビュー記事を読んでいるときに、
「この質問は、私にはできないな」とハッとする瞬間があります。
そういうときは、自分用のスプレッドシートに、

・どんな質問か?(質問文)
・何を聞いているか?(質問の目的、わかること)
・どんな記事で使いたいか?所感は?

をメモしています。

【イベントレポ】4/16(金)インタビュースキルの磨き方勉強会に参加しました!【#トナリノ広報部さん】

【イベントレポ】4/16(金)インタビュースキルの磨き方勉強会に参加しました!【#トナリノ広報部さん】

今日はトナリノ広報部さん主催のウェブセミナー「先輩ライターに聞く『インタビュースキルを磨いた方法』」に参加してきました!

今回のセミナーは、ベテランインタビューライターさんとして私が尊敬している丘村さんのTwitterで知りました(丘村さんが書かれた本がとても好きなんです!)。随時コメントで質問OK、主催の方々含め15名ほどのアットホームな勉強会でした。

内容のシェア可とのことですので、私が参

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取材を受ける側になって、初めてわかったこと

取材を受ける側になって、初めてわかったこと

先週末に、ライターとして「取材を受ける」機会がありました。

今回はZoomを使ったオンライン取材を受けたのですが、インタビュイーとして実際に対話をして「気づいたこと」があるので、記録の意味も込めてシェアさせていただきますね。

(1)自分にとっては「普通のこと」を話してもいい・自分では普通だと思っていることが、周囲の人からは「不思議に思える事柄(=興味関心、知りたいこと)」に見える

今回は事前

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私が取材ライターになるまでの話【取材の仕事は、ここが難しい!】

私が取材ライターになるまでの話【取材の仕事は、ここが難しい!】

「取材の仕事って、どんなものなの?」

Webの世界からライティングをはじめた方は、取材の仕事をやったことがない方が多いかと思います。でも「いつかは、取材をやってみたいかも」と考えている方もいらっしゃるのでは?

私自身も、23歳でライターをやりはじめたときはWebライティングオンリーで、取材は行っていませんでした。でも、ライターとして成長したい、もっと活躍したいと考えたときに思い浮かんだことは「

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