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【23.02.26. 120分間走俳句】ある訃報に寄せて。

訃報

素人俳句を創作するうえで、この言葉選びの感性には絶対に勝てないなと思わされた曲「ハーモナイズ・クローバー」を作詞し、歌った黒崎真音さんが急逝しました…… ただただショックです。


素人俳句&120分間走俳句


ダンボール猫の目もらう余寒よかん   はる筆線屋

先日、雪山に登ったときに出合った猫がいました。外の寒さをしのぐためか、ダンボールから出ずに前足の毛づくろいをずっとしています。自分が音を立てずに間合いを2メートルまで詰めても全然気がつきません。そのまま息を殺してじっと見つめ続けること約1分、ようやく目が合いました。ここでは、じっとしていると寒さ(立春後に残る寒さ=余寒)が何倍にも感じられることを表現していますね。

春めくや電柱に若葉マークつ   はる筆線屋

さて、日付は変わって2月26日には120分ほどランニングしました。日中にもかかわらず気温は7℃で、薄手の体操着だと凍える寒さでした。ぶるぶる震えているわけにはいかないので、準備体操をしてからすぐに出発です。10分ほど経つとお風呂からあがった直後のように体が温まってきて、ひとまず寒さ由来の震えからは解放されました。

ただ、外気にさらされている首や顔はどうにもなりません。触れてみると氷のように冷たいままです。「つめたっ!夏にこうなれよ……」とボヤきながら走っていると、高架下を通り過ぎたところに立っている電柱に若葉マークが三枚、三つ葉のクローバー♣️状に貼り捨て(?)されているのが見えました。あまり季節感のないアイテムであるにもかかわらず、三つ葉の形状で見るとどことなく春を感じるギャップが結構詩的に感じられましたねぇ。

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