マガジンのカバー画像

生前葬儀アドバイザーが語る葬儀・終活情報発信

今までの葬儀業界経験、実際のご遺族や相談者からのお話を元に葬儀業界・終活についての情報を発信。 業界経験者だからこそ、伝えることができる「葬儀・終活」について定期的に発信いたしま… もっと読む
【葬儀業界や終活についての移り変わりや情報などを発信して参ります。】 情報は葬儀・仏事の分野と言え… もっと詳しく
¥880 / 月
運営しているクリエイター

記事一覧

コロナ禍における葬儀業界のトレンド:1話

コロナ禍における葬儀業界のトレンド:1話

コロナ禍は多くの業界に影響を与えていることは、間違い有りませんが「日常生活の中で馴染みのない葬儀業界」にも大きな影響を与えております。

コロナ禍以前の葬儀文化はもう戻らない可能性が高いと感じております。

コロナ禍は葬儀の小型化を加速させる従来より「葬儀の小型化」が進んでいる課題が葬儀業界にはありました。

30年以上前、駅前立地に巨大な葬儀会館を建設し、運営を行うことが主流であり、葬儀社のプラ

もっとみる
葬儀業界のモデルケース⑴

葬儀業界のモデルケース⑴

他業種と比べスピード感こそないものの、葬儀業界も変化をしております。

地域の寺院・近所の住民・親族が力を合わせてお葬式を出していた時代から、葬儀会館で行う葬儀に変わり、家族葬や1日でお葬式を終える1日葬、新型コロナウイルスの影響から、オンラインでお葬式に参列をする方法など、変化が進んでおります。

転換期となったのは私は今から23年前に操業したの葬儀会館のドミナント出典を行った会社「葬儀会館ティ

もっとみる
葬儀業界のサービス「お寺様のご紹介サービス」について

葬儀業界のサービス「お寺様のご紹介サービス」について

お寺様のご紹介する会社が存在することをご存知でしょうか?

実は従来存在をしなかった「お寺様などの宗教者様」をご紹介をする会社があります。

弊社もこの「宗教者様ご紹介」の事業を行っておりますが、従来は「存在しないサービス」でした。

お葬式は元々、家族・親戚・近隣住民・菩提寺で成り立ち、葬儀社は「葬具社」として、葬儀物品を貸し出す役目でした。

近隣との繋がりが希薄になり、葬儀を段取りし、取りま

もっとみる
新型コロナウイルスの影響を受ける葬儀業界

新型コロナウイルスの影響を受ける葬儀業界

葬儀社はインフラ事業と言われ、緊急事態宣言の状況でも営業停止になることはありませんでした。

人の死はどのような状況下でも訪れるものであり、葬儀業界全体が事業停止になってしまうことはあり得ません。

しかし、コロナの影響はやはり受けており、この状況下での組織としての体勢を整えることは必須です。

葬儀の売り上げが著しく落ちた

従来より、葬儀費用は横ばいから落ち続けている現状があります。

家族葬

もっとみる
結局どうすれば葬儀費用が安くなる?

結局どうすれば葬儀費用が安くなる?

葬儀費用は安いことに越したことはない。と言われますが、ただ安いだけで良いものなのかどうかは正直わかりません。

当社では葬儀や終活に関する情報を発信しております。

人によって価値観が違う以上「正しい葬儀費用はわかりません」

しかし、私は葬儀会社の特徴を伝え、本当に必要、不要を確認して、葬儀のお金を無駄に掛けない提案をすることは可能です。

葬儀費用を抑えるためには、自分が身内の葬儀をどのように

もっとみる
コロナウイルスを巡る「医療関係者と葬儀社とのギャップ」

コロナウイルスを巡る「医療関係者と葬儀社とのギャップ」

緊急事態制限が39の県で解除という流れになりましたが、依然東京をはじめ、緊急事態宣言が続いています。

当社ではコロナウイルスで亡くなられた方の対応を行い、実際に対応を行っておりますが、そこでわかったことは、医療関係者と葬儀社とのコロナウイルスで亡くなった方の対応に対する認識の差異が起こっていることがわかりました。

医療関係者の方の考え「コロナウイルスで亡くなった方は24時間以内で火葬ができる」

もっとみる
葬儀社が向き合う「コロナで亡くなった方への対処方法」

葬儀社が向き合う「コロナで亡くなった方への対処方法」

新型コロナウイルスで亡くなった方の最後の弔いは「どのようにして」行うのでしょうか?
どのような方法で故人を送ることができるのかを、ここではお伝えしたいと思います。

感染症対策として、先に火葬を行う

コロナウイルスで亡くなった方は感染症対策として、先に火葬を行う流れとなります。
亡くなった方の身体には、感染症ウイルスが残り、新型コロナウイルスも同様です。コロナウイルスから身を守るためには、先に故

もっとみる
コロナウィルスで死亡した方の葬儀/葬式はどうなるのか?

コロナウィルスで死亡した方の葬儀/葬式はどうなるのか?

コロナウィルスなどの感染症と葬儀業界現在全世界ではこのコロナウィルスで混乱をしている状態です。

元々コロナウィルスなどの感染症について葬儀業界では、注意を払っており、消毒や手袋、白衣などの準備は必須となっています。しかし中小零細の葬儀社ではなかなか徹底されていないことが現状です。

日本全国の葬儀社の9割以上が中小零細企業と言われております。そしてご遺体から感染症が移ってしまったという葬儀担当者

もっとみる
地域の差を感じる業界

地域の差を感じる業界

この業界は本当に地域の違いを感じる業界であると常々感じております。私自身東京に移住し、ちょうど1ヶ月が過ぎ、人生三度目の東京長期住まいとなります。
一度目は22歳、二度目は26歳の頃です。埼玉県にもその後住み、今回34歳で再び東京です。少し時間が空いたのですが、東京の葬儀事情はそこまで大きく変わっていないと感じています。
世の中の葬儀社の90%以上が中小零細企業の葬儀業界では、影響力のある葬儀社が

もっとみる
仏教の「八宗」とは

仏教の「八宗」とは

皆様は「八宗」という言葉を聞いたことがございますか?おそらくほとんどの方は聞いたことがないのではないでしょうか?
この八宗という言葉は日本の代表的な仏教の宗派を指す言葉であり「天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗」のことを言います。
日本の代表的な宗派のため、これらの宗派に所属をされている方は数多くいらっしゃいます。
実はこの八宗は東京都内でお葬式を行う際に

もっとみる
葬儀社の仕組み「葬儀社のポータルサイト」

葬儀社の仕組み「葬儀社のポータルサイト」

葬儀社のポータルサイト?世の中には「葬儀社のポータルサイト」が存在することをご存知でしょうか?ホームページ検索の上位に掲載される広告のリンクや「葬儀」「お葬式」などのキーワードで必ず上位に掲載されているのが、これにあたります。葬儀社の情報はポータルサイトにまとめられる時代になりました。

なぜポータルサイトが必要だったのか?言うまでもないが、インターネットでの情報収集が当たり前の世の中になっている

もっとみる
葬儀を行う会場の変化

葬儀を行う会場の変化

お葬式を行う「会場」はここ約20年の間に大きく変化をし、今では全体の8割以上が「葬儀会館」でお葬式を行う時代になりました。
従来の自宅、集会所、お寺などの宗教施設でのお葬式はごく稀という状態に現状ではなっています。

ここまで「葬儀会館」が増えた理由まず利用してみると、利用者にとって「従来よりはるかに便利」であったこと。
従来は自宅や集会所などを地域で片付けてから「設営を行わなければならない」

もっとみる
葬儀社の仕組み「専門葬儀社①」

葬儀社の仕組み「専門葬儀社①」

葬儀社の「種類」専門葬儀社世の中の葬儀社の種類は大抵「冠婚葬祭互助会」「専門葬儀社」に分けられる。その他、JA関係やポータルサイト運営形もあるが、ほとんどの形態は上記2つです。
今回は専門葬儀社について記載をさせて頂きたいと思います。

言葉の通り「葬儀を専門に扱う法人」であり、株式会社などが「葬儀を事業」として受注・施行を行っており、純粋な葬儀専門会社となります。
歴史は古く、各地域で100年近

もっとみる
地域で違う「お墓じまいの費用」

地域で違う「お墓じまいの費用」

高齢者が増える=死亡人口が増える=相続・お墓・葬儀に関する相談が増えるという将来は既に見えています。
これらは既に起こり始めておりますが、今回は「お墓じまい」についてです。

ご先祖の「お墓じまい」は今後大きな問題になります。
人口が減り、子どもの人数が減り、かつ田舎から都会に生活拠点が移っている現状のため、ご先祖のお墓を守る後継者がいない問題が発生しています。

後継者がいないお墓は「お墓じまい

もっとみる