冨安達也 葬儀専門家/葬儀相談/葬儀アドバイザー/終活サポート

厚生労働省認定:一級葬祭ディレクター。元葬儀担当者。東京・名古屋・大阪で葬儀実務担当を…

冨安達也 葬儀専門家/葬儀相談/葬儀アドバイザー/終活サポート

厚生労働省認定:一級葬祭ディレクター。元葬儀担当者。東京・名古屋・大阪で葬儀実務担当を行う。 葬儀相談員・専門家。 葬儀・終活の悩み事解決サポーター・葬儀アドバイザーを行っております。 葬儀・終活に関する業界からの視点で「葬儀・終活情報」を発信いたします。

最近の記事

お墓じまいとは?お墓じまいの費用・段取りについて

お盆の時期は地元に帰省してお墓参りを行う方も多いと思います。 先祖代々のお墓の掃除を行い、お参りをすることが多い時期ですが、年々問題となっていることは「先祖代々のお墓を管理できなくなっている家族」の増加です。 そのため、お墓を閉じる(お墓じまい)が年々増加をしており、現在では1年間で約15万件ほどが行われているというデータもあります。 またお墓じまいを行うにあたり、段取りや費用も必要になるため、簡単にお墓じまいができないことも課題となっています。 お墓じまいとはお墓じま

    • 【寺院へのお布施・心付け】テレビ朝日:マツコ&有吉 かりそめ天国にコメント出演

      このお盆の時期ならでは注目される「寺院へのお布施・心付け」について、テレビ朝日系列:2024年8月9日放送「マツコ&有吉 かりそめ天国」にコメント出演をさせて頂きました。 お盆の時期は特にご先祖に対しての供養の話題に注目が集まりますが、その際に「宗教者(寺院など)への御礼・お布施・金額」について気になるところです。 テレビなどのメディアで供養・終活が注目される時代一昔前までは、供養・葬儀などを連想させる物事はあまりメディア取り上げられることはありませんでした。 これは死

      • 【新しい冠婚葬祭マナー?】:冠婚・祝儀に新一万円札は使用してはいけないのか?

        2024年7月、新しい一万円札・五千円札・千円札が発行されました。 偽札防止などの日本の貨幣技術を高さを象徴する今まで以上の防犯性の高い紙幣となり、新しい紙幣には新しく歴史の偉人が採用されています。 一万円札は「渋沢栄一」 五千円札は「津田梅子」 千円札には「北里柴三郎」が採用されました。 しかし「一万円札の渋沢栄一」を冠婚などの祝儀に使用ことが一部の間で不適切であるとの噂があり物議を醸しています。 なぜ渋沢栄一氏の紙幣を使用することがタブーという噂が出ているのか 渋

        • 意外と多い仏事ごとの質問①:寺院へのお布施の金額

          お布施とは、お葬式や法事などに「宗教者(寺院)」に御礼としてお渡しするお金のことです。 従来はお金以外にもお寺への奉仕(お庭の清掃・お寺行事のお手伝いなど)もお金以外の寺院への貢献として行われていましたが、共働きの家庭などが多く忙しい現代では現金で御礼(お布施)をお渡しすることが多くなりました。 皆様も万が一の身内が亡くなった際の「お葬式」その後の「法事」では、寺院を呼びお布施をお渡しする機会が人生で数回は経験したことがあるかもしれません。 その際に必ずと言ってよいほど

        お墓じまいとは?お墓じまいの費用・段取りについて

          経営者の子どもが「次の経営者に相応しいとは限らない」

          日本は家族経営の企業が多い。中小企業が9割という状況の中で規模が小さい企業は家族で事業を営む印象があります。 親の意思を継ぎ、次の世代である子どもが事業を伸ばすことも十分にありますが、経営者の子どもたちすべてが次の社長に相応しい訳ではありません。 子どもに「自分の意思を託す」という意味では子どもへの事業継承はとても素敵なことですが、それでも「子どもが次の社長に相応しいのかは冷静に見る必要がある」と僕は考えます。 経営者が次世代に経営を託す「気持ちはわかる」親である以上、

          経営者の子どもが「次の経営者に相応しいとは限らない」

          元葬祭ディレクターから見た「葬送のフリーレン」の魅力

          子どもの頃や20代の頃に比べると漫画やアニメを見なくなりましたが、漫画やアニメは日本の文化となり、日本のアニメは国内だけではなく多くの海外のファンも多いと聞きます。 あまり昔に比べると観なくなった漫画・アニメですが… 最近、私が気になる漫画・アニメは「葬送のフリーレン」 やはり「葬儀」「法事」「お墓」「終活」などのワードが付くタイトルの本・書籍・ドラマ・アニメなどは職業病なのか気になっています。 なぜ人気アニメのタイトルに「葬送」という言葉が付き「葬送のフリーレン」が

          元葬祭ディレクターから見た「葬送のフリーレン」の魅力

          葬儀会館の現状:東海テレビ「NEWS ONE」の取材対応を行いました。

          2023年11月、地元のテレビ局「東海テレビ」の夕方ニュース番組「NEWS ONE」より取材を頂き、取材内容が放映されました。 内容は愛知県内の使用されていない葬儀会館でご遺体が数ヶ月放置をされた問題により、葬儀専門家としての意見を述べて頂きたいとの内容でした。 私を選定頂きましたこと、大変恐縮でございます。 葬儀会館には元々故人様がご安置されていること自体は通常なのですが、使用されていない葬儀会館にご遺体が何ヶ月も放置されることはまずあり得ません。 なぜご遺体の放置

          葬儀会館の現状:東海テレビ「NEWS ONE」の取材対応を行いました。

          振り返り:大型MA案件が発生した2023年の葬儀業界

          2023年が終わり、2024年1月が始まりました。 葬儀業界は冬の時期が繁忙期と言われており、例年死亡者数が増加傾向となります。 そのため、かつての私もそうでしたが、葬儀社や葬儀関連会社のスタッフは特に忙しく冬の時期を駆け抜けていく印象です。 そのような葬儀業界は大手葬儀社・大手互助会を中心に「M&A」が積極的に行われる時代となり、中小企業の葬儀社が淘汰されていくと言われる時代になっています。 2023年注目のM&A案件:ティアが「八光殿(大阪)」と「東海典礼(愛知)」

          今こそ宗教者との繋がりの「意味」を考える時代

          コロナ5類移行となり初のお盆の時期を迎えることになり、街中にはここ数年抑えられていたことが解き放たれたように多くの人が街に溢れています。 東京などから地方への帰省ラッシュが始まり、帰省時にご先祖のお墓参りを行う方は多いと思います。そのため、改めて親・祖父母・親族との関わりを感じる方も多いのではないでしょうか。 しかし寺院などの宗教者と直接話を行ったり、交流がある方などは少なくなっているのではないでしょうか。 私も職業柄、多くの宗教者の方にご縁を頂き仲良くさせて頂いていま

          今こそ宗教者との繋がりの「意味」を考える時代

          好きな仕事=「うつ・過労死をしない」という危険な考え

          周囲にはたまたな経営者や役員、フリーランスで働く方が多い環境に居させて頂いていますが、多くのこれらの方と接する中で「働き方に対する考え方」が重要であることを再認識させられます。 その中で経営者は好きな仕事であれば、人は働き続けることができるという「錯覚」をしている方が多くいるなと感じます。 これは「自分ができるから他の人もできる」という考え方であり、最も危険な考え方だと思うのですが、意外と大手企業を含めてこの考えの経営者は多いです。 思ってはいても「人に言ってはいけない

          好きな仕事=「うつ・過労死をしない」という危険な考え

          「自立」とは頼れる人・もの・ことを増やすこと

          僕は自立という言葉が嫌いだった。 この言葉は父がよく使用する言葉であり、自立とは「何をもって自立なのか」が父の話を聞いててもよくわからない。 親からすればいつの時代も子は自立できていないと思われるらしい。 思わず「自立」という言葉の意味を調べてしまった。 自立とは、他者からの支配や助力を受けずに存在すること。 このような記述があった。 これを自立という言葉の意味とするのであれば… 「絶対に無理(笑)誰もできないじゃん」と思ってしまった。 自立という言葉が僕は苦手

          「自立」とは頼れる人・もの・ことを増やすこと

          悲観することはない:「好き」「得意」が仕事になった人は意外といない

          よく「好きなことがわからない」「やりたいことがわからない」「得意なものがない」から将来が不安だと感じている若者が多いと感じます。 僕の周囲にもこのように感じている20代前半の若者が多く、実際に話をされることも多々あります。 話を聞くと、メディアなどで有名な著名人・経営者が想いや仕事のやりがいなどを口にすることが多いため、好きなことや想いを持って仕事や社会活動を行わなければと思う人が多いようです。 身近な身内にこの「想い」や「志」を強く言う人がいるので、この気持ちは本当に

          悲観することはない:「好き」「得意」が仕事になった人は意外といない

          サッカー日本代表から学ぶ「時代が求めるリーダー像」

          FIFAワールドカップ2022・カタール大会が盛り上がる中、日本代表は絶対に勝てないと言われていた「ドイツ」「スペイン」に勝ち、決勝トーナメントに進みました。 絶対に勝てるわけがないと言われた、ワールドカップ優勝経験国に勝利したことは大きくメディアに取り上げられ、日本中が歓喜しました。 決勝トーナメントではクロアチアにPK戦の末に惜敗しましたが、強豪国に勝つことができたのは選手の個々の力もそうですが、個性が強い選手をまとめあげた「森保監督」のリーダーシップの賜物であると思いま

          サッカー日本代表から学ぶ「時代が求めるリーダー像」

          葬儀の仕事は「思いがあれば誰でも出来る」

          葬儀の仕事は「思いがあれば誰でも出来る」 当時10代であった名古屋から来た「子ども」に「お葬式」を教えて下さった先輩方には感謝しかありません。 僕はお葬式という仕事は、資格・難しい知識経験は必要ないと自分自身の経験から学びました。 表現がおかしいかもしれませんが「お葬式という仕事は最低条件さえあれば誰でも出来る仕事」なのです。 10代・仕事経験ゼロ・土地勘ゼロで挑んだ葬儀の仕事僕は、18歳からお葬式の仕事に携わりました。 この歳に葬儀のアルバイトなどをサポートなどを

          【二子玉川にて開催:生死を考える展示会】END展へ行って参りました

          本日、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズにて開催されている展示会「END 展」に行って参りました。 生死に関する展示会が行われることは希であり、二子玉川のような若者や若い家族層が多い街で行われているとは思いませんでしたが、知人紹介され行って参りました。 END展とはEND展とは、2022年5月27日から6月8日まで開催されている「東急株式会社、東急ラヴィエール株式会社、一般社団法人Whole Universe」が主催する人生100年時代を生と死につい

          【二子玉川にて開催:生死を考える展示会】END展へ行って参りました

          青森の葬儀社が行った「ウクライナ支援」

          青森県青森市の葬儀社「リンクモア」が先日、日本赤十字社を通じて「ウクライナ」に寄付金を行ったニュースがありました。 ウクライナがロシアより戦争を仕掛けられ、ウクライナ国民が大変な状況になっている中で、「日本の一企業が出来ることは何か?」を考えられ、代表の船橋社長はシンプルではあるが、募金を行い支援金を準備することを考えられました。 日本の一企業、一葬儀社が出来ることは限られているのかもしれません。 しかしわずかでも支援金を行い、ウクライナ国民のためになるのであれば、それ