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お墓じまいとは?お墓じまいの費用・段取りについて

お盆の時期は地元に帰省してお墓参りを行う方も多いと思います。
先祖代々のお墓の掃除を行い、お参りをすることが多い時期ですが、年々問題となっていることは「先祖代々のお墓を管理できなくなっている家族」の増加です。

そのため、お墓を閉じる(お墓じまい)が年々増加をしており、現在では1年間で約15万件ほどが行われているというデータもあります。

またお墓じまいを行うにあたり、段取りや費用も必要になるため、簡単にお墓じまいができないことも課題となっています。

お墓じまいとは

お墓じまいとは近年の造語となり、やむを得ず「先祖代々のお墓を供養して閉じること」を言います。

お墓じまいを行う理由として、

  • お墓を承継する人がいない

  • 都市部に生活圏が移り、なかなかお墓の管理清掃ができない

  • お墓の維持費用を支払うことができない

この他にも多くの理由があり、あくまで一例に過ぎませんが、各家族化により地元を離れる人が多く、お墓じまいの件数が年々増加しています。

また先祖代々のお墓が現在トレンドとなっているお墓に合わないことも、お墓じまいが増えている要因となっており、お墓じまいは今後も増加を続けていくと思われます。

お墓じまいの段取りについて

お墓じまいは急に思いつきで出来るものではなく、事前に手続きなどの段取りが必要となります。

  • お墓じまいに必要な費用の見積もり調査

  • お墓じまいを行いたい意思をお墓の管理者(霊園管理者・寺院など)に伝える

  • お墓の管理者より改葬許可証(お骨を移動させるための証明書)を発行頂く

  • お骨が入るカロートからお骨を出す作業を依頼する

  • 新しい納骨場所にお骨を納める

上記の作業が必要となり、この段取り・調整が必要となります。

お墓じまいや改葬(お骨の移動)は意外と作業工数が多いため、専門家などに相談し手配を依頼する方も年々増えています。

お墓じまいの費用はいくら必要か?


古いお墓のイメージ

お墓じまいの費用は一般的には「約30万円〜50万円程度」と言われていますが、お墓の大きさ・地域・管理者(特に宗教者が管理する墓地)の考えにより費用が大きく異なります。

また、お墓によっては「墓石を撤去するにあたり、指定業者に依頼しなければならない」場合もあるため、事前にお墓の管理者に相談しておくことが必要です。

お墓じまいの手続きには時間と費用が掛かる

お墓じまいを行うには意外と時間と費用が必要です。
そのため、お墓に詳しい専門家に相談してみることも解決策のひとつとなりますので、ご家族でお墓の今後をお盆やお彼岸の時期などに話し合い、解決しておくことが大切です。

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