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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2022年8月の記事一覧

アートにおける「商業的」に対する嫌悪感を整理する

アートにおける「商業的」に対する嫌悪感を整理する

「アート」と「商業」

「アート」と「商業」。
この2者は時に相反する性質として取り扱われることがあります。
これについて整理してみたいと思います。

アートやアーティストにおいての性質、
・商業的ではないもの
・商業的に成立しているもの
について。

商業的ではないもの
こちらは作品が金銭に代わることは無くても、
アーティストがアートだと認識している状態。


アーティスト自身がアートだと認識

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お金を『もらう』『得る』『稼ぐ』

お金を『もらう』『得る』『稼ぐ』

もう今日で8月が終わる。そんな日に、私の備忘録の意味を込めて、書いてみたいテーマがある!

それは、【お金】

6月にサロンを立ち上げ、無料期間を終え、今月から有料期間に突入した。そんな経験のもと、敢えて【お金】について書きたいと思う。

『もらう』ステージ人間誰しもが、このステージから入る。お年玉、お小遣いはまさに、このステージだ!大人になって、仕事をするようになったら、このステージは卒業?とは

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暗号資産と市場原理

暗号資産と市場原理

金融取引に「Arbitrage 」という概念があります。裁定取引と訳されていますが、株式・為替・金利・商品等の市場間、現物・先物の価格差で利益を得る取引です。
仮想通貨を絡めた一種の「Arbitrage 」の対象が排出権に向かっている報道です。

金融業界では「投資家」「投機家」「投資銀行家(インベントメントバンカー)」などの『お金を増やすプロ』が存在しています。
私が外資系証券で仕事していた時期

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金融教育について思索を巡らせる、ある事件の記録。

金融教育について思索を巡らせる、ある事件の記録。

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、ゑんどう @ryosuke_endo です。

このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。

そして娘は命を絶った ~“暗号資産”めぐる事件の果てに

上記の記事を読み、ぼくは我が

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コミケの売上を入金しようとしたら日本銀行に行くハメになった話

コミケの売上を入金しようとしたら日本銀行に行くハメになった話

2022年盛夏――
3年ぶりに開催された夏の、記念すべきコミックマーケット100は無事に閉会を迎えた。
そのコミックマーケット100にサークル参加し、壁やシャッター前ほどではないにせよ、それなりにまとまった売上を抱えたサークル参加者のひとりがいた。

私である。

頒布物の単価を1,000円としたため、ATMに一度で入らない200枚以上の千円札が手元にあった。近所のATMで何度かに分けて入れてもい

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夫婦で幸せなFIRE生活を送るために必要なこと

夫婦で幸せなFIRE生活を送るために必要なこと

1.FIREの実現には、パートナーの協力が不可欠独身の方がFIREをするなら、何の制限もなく自分の自由に行動できます。しかし家族がいるとそうもいきません。そこで今回は、夫婦でのお金の向き合い方についてお話をしていきます。

下の日経の記事のように、お金を貯める段階では夫婦の共働きは必須です。ところが、そこから会社を辞めてFIREするという話になると、一気にコトを運ぶのが難しくなります。

FIRE

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老後生活資金に2000万円必要という金融庁の報告が2019年に関心を集めた。しかし「どれだけの貯蓄が必要か?」という疑問は、うやむやのままにされ、忘れられている。年金額の削減や支給開始年齢引上げの可能性を考えると、必要貯蓄額はこれよりかなり多くなる。 #日本が先進国から脱落する日

ケチな男性とは結婚してはいけない、でも倹約家はいいらしくて、その見分け方、と8月10日の日記

ケチな男性とは結婚してはいけない、でも倹約家はいいらしくて、その見分け方、と8月10日の日記

YouTubeで「こういう男性と結婚してはいけない」というのをやってまして、「ケチな男性」ってあったんですね。僕、ケチなので「これは!」と思って、不安とワクワクが混じりながら続きを見ました。

※この文章だけ単品で100円で買えますが、300円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月30本くらい読めるので1本10円です。そちらがお得です。 毎日、恋愛ネタや飲食店ネタを書いてますが、僕としては「林伸次の雑

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文筆業の価格破壊

私はこうして大量に文章をアップするせいか、寄稿を頼まれることがある。以前は喜んで受けていたのだけど、無料で引き受けていたら、文筆で生きておられる人たちの生活を脅かすのでは?と思うようになり、「おいくらですか?」と聞くようにしている。すると、音沙汰なくなる出版社も。

今はツイッターやFacebookなどのSNSで文章を書く人をいくらでも見つけられる。だから出版社も、無料で文章書いてもらえそうな人を

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