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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2019年6月の記事一覧

何者かになんて一生なれないぞ、でも自分が自分であることもやめられないぞ。

何者かになんて一生なれないぞ、でも自分が自分であることもやめられないぞ。



このロゴを見た時に圧倒的な違和感と少しばかりの恐怖を覚えた。 誰かの呪いや憂鬱や葛藤が重なり合って強い力の源泉になる。

強く背中を押される感覚。一人じゃないという陳腐な言葉では到底言い表すことの出来ない、共同体であることによる十字架の重さと力強さの表裏一体。

僕らのクリエイションの源泉は到底ポジティブではない所から来てる。コンプレックスとか自己嫌悪とか承認欲求とかすごくエゴイスティック

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8割で生きていくことは、全力投球放棄ではない。

8割で生きていくことは、全力投球放棄ではない。

今週はとても強行軍の旅が控えています。なので体力温存、環境の温存に勤めています。頂いているお話の案件は「今こんな感じです」と先に伝え、週末に強行しなくて済むように手配。そして次週により良い環境で臨めるように準備を進めています。

ここで。

思うのは「なんで今、自己調整してんのかな」という自己嫌悪感。

かつての私は「今これをやらな」「あれもやらないと明日はない」と勝手に追い込んでどんどん自分を辛

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なぜあなたの会社の社長は思いつきで行動しているように見えるのか

なぜあなたの会社の社長は思いつきで行動しているように見えるのか

今週書いた「あなたの会社の社長はなぜ朝令暮改が多いのか」がとても多くの方に読まれましてね。

「これこれ、こういうことなのよ、みんな読んで!」という社長たちと、「こういうことだったのか」「いや、そうだとしても、さすがにうちの社長はひどすぎる」というスタッフたちの鬼RT。

双方とも、溜まってたのね。

それならば、ついでにもうひとつ思っていることを言わせてもらうよ。それが今回のテーマ「なぜ社長は思

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なぜあなたの会社の社長は朝令暮改が多いのか

なぜあなたの会社の社長は朝令暮改が多いのか

「うちの社長の言うことがコロコロ変わるの、ほんとまじ勘弁してほしい」「うちの社長の朝令暮改っぷりまじハンパない。その都度、現場は死ぬほど大変だからやめてくれ!」――。

会社トップの朝令暮改に対する恨み辛みは枚挙に暇がありません。

かくゆう僕も、きっと会社のみんなから「あいつなんなの?馬鹿なの?」とか、「ちょw またスかww 今回はまたエライ早いスねwww(トチ狂ってる!)」とか思われていると思

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相次ぐ失言炎上騒動で考えるツイッターの「はだかの王様現象」の罠

相次ぐ失言炎上騒動で考えるツイッターの「はだかの王様現象」の罠

この記事は2019年5月30日にYahooニュース個人に寄稿した記事の全文転載です。

ここ最近、ツイッター上での投稿がきっかけで騒動になり、投稿を削除したり投稿者が謝罪に追い込まれるニュースが増えている印象があります。

今月中旬には、幻冬舎の見城徹社長が作家の実売部数をツイッター上に暴露した問題が大きく注目され、最終的に見城社長はツイートを終了することになりましたし。

先週は、国民民主党の玉

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SNSにいる一流はごく一部だよって話

SNSにいる一流はごく一部だよって話

本当のことを書くと叱られるからあまり書きたくないんだけれど、どうもマジで知らない人もいるみたいだから老婆心をポロリしておきます。

あのですね、SNSのフォロワー数と、その人の仕事の質やクリエイティビティには相関性はありません。

いいですか?大事なことだからもう一回言いますね。

SNSにいるクリエーターで一流はごく一部だけです。ガチでその仕事で戦っていて、SNSをやる暇もなく(SNSが好きでも

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「少しずつはじめます」は不利になるよ

「少しずつはじめます」は不利になるよ

たまに見かけるのだけれど、プロフィールで「これから少しずつ情報発信していきます」と書く人がいる。

謙虚さと同時に自信のなさを感じるから、これはやめたほうがいい。

謙遜というのは、そもそも既になにかを成し遂げて一定の評価を持っている人が、あえてステージから降りてくる時に使うものだ。

まだ何者でもなくステージにあがってすらいないと、降りる場所がないのに謙遜していたらさらに沈んでいくしかない。

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「やりたい」を「やる」にかえたら、行動力がついた話

「やりたい」を「やる」にかえたら、行動力がついた話

7月初旬から中旬にかけて、北欧へ行きます。ヨーロッパを2カ月かけて一人旅しましたが、北欧と東欧は手つかずでした。自分の中で宿題のように感じていたため、まずは北欧へ。

フィンランドから入り、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの四カ国を回ってきます。もちろんハッセルブラッドを手にして、たくさん写真を撮ってきます。

ちなみにスウェーデンはハッセルブラッドの生まれ故郷なんですよね。街中でハッセルを持

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そう遠くない将来、個人事業が普通の働き方になります

そう遠くない将来、個人事業が普通の働き方になります

大きな会社で長期間に渡って働くってことって、やがて珍しいことになるでしょう。

なぜかというと、末端から社長までの階層がが沢山ある、いわゆる「大きな会社」の存在自体が徐々に時代遅れになりつつあるからです。このような組織って工場で大人数を雇って大量生産をする際には向いていますが、こうしたスタイルの事業自体がおそらくなくなっていくからです。

最初にこう思ったのは、6年前に1冊目の著作を出版した時のこ

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男にはもともと結婚願望なんてないし、告白もできない

男にはもともと結婚願望なんてないし、告白もできない

新聞もテレビも「結婚したい男女は9割」という言説を取り上げて「9割も結婚したがっているのに未婚が増えるのは男がだらしないからだ」と言いたがりますが、そもそも「結婚したい人9割説」は大嘘です。結婚に前向きなのは男4割、女5割で、これは30年間ほぼ変わりません。

マイナビウーマンの連載2回目は、その件について書きました。

読み応えありますので、ぜひご覧ください。

恋愛離れとか草食化とか…そういう

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