西出光一郎

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ばかみたいに面倒で、とても大切なカメラ

フィルムカメラで写真を撮るなんて、思ってもいなかった。 写真家だった伯父が、2016年10月に他界した。翌2017年8月、ぼくは空き家となった伯父の家へ引っ越すことにした…

家の近所で、写真を撮れない

今年になってはじめた習慣のひとつに、川沿いの散歩がある。 ウォーキングと書けば何やら勇ましいが、ぼくがはじめたのは本当にただの散歩だ。でもそのただの散歩が、自分…

スタバの年の終わりとはじまり

人間の「こうじゃなきゃならない」という思い込みは、こうも簡単に崩れてしまうのか。2020年にぼくは、自分自身の軽薄な態度でそのことを知った。 スタバの年が始まったい…

いつか来る、写真フィルムの死

フィルムで撮られた写真を見ると、無条件に美しいと感じる自分がいる。それはなぜなのかと、ずっと疑問に思っていた。 業務用フジフイルムISO100が生産終了になったとつい…

何の思い出もない、あの海

2020年の夏。取りつかれたように、同じ場所で写真を撮っていた。 6月から8月にかけて、ぼくは何度も同じ海へ通っていた。自宅から車で、片道1時間ほど。2日連続して行く日…

生まれて初めての写真展。自分が世界へ投げた小石のゆくえ

自分の投げた小石が、誰かの心に届くことがある。これから書く話は、写真展開催中に起こったできごとだ。 2020年7月18日から7月22日にかけて、自分にとって初めての写真展…