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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」… もっと読む
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2019年2月の記事一覧

"わるいもの"ってなに?

"わるいもの"ってなに?

ものを作り出して、いざ発表をするとなった時必ず考えること。
それは「これはみんないいと思ってくれるかな?」という疑問だ。
楽曲はもちろん、イラストにしても何にしても発表する時には必ず思い浮かぶ。
「この曲の歌詞感動してもらえるかな」
「このイラストのここゾッとしてくれるかな」
「この小説の展開ドキドキしてくれるかな」
っていう風に。

その度発表の寸前で一度足を止める。
「どうかな、いいかな、やめ

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デザイナーは善き人であるべきか

デザイナーは善き人であるべきか

2月21日にTypographicaに寄稿されたコラムについて。自分も関心のあるテーマ「デザイナーの仕事と人格の線引き」に繋がる部分があり、また焦点となっている会話がドイツ人デザイナー達によるもので実際にベルリンで面識のあるデザイナーもそこに含まれていることやドイツの団体が話題に上っていることもあって面白く読みました。これについて考えたことを書いておきたいな、ついでにもしかしたら誰か他にも興味のあ

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一人称が「ぼく」

ぼくの一人称は「ぼく」である。

これは、なにも文章を書くときに限ったことではなくて、話すときも「ぼく」である。
「だからなんだ」って?まあそう言わずに。これはぼくの自分探しのnoteなんだから、こういうことにいちいち向き合って考えていくよ。

一人称が「ぼく」の男性の数なんて「オレ」に次いで2位だろうから、まあたくさんいるんだろうけど、「オレ」が圧倒的な1位だから「オレ」と言わないことを珍しがら

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知識とスキルは習得できる。でも「センス」は厄介。

料理に必要な、知識、スキル、そしてセンス料理を始めてみて無数の気づきがある。その一つが、知識とスキルとセンスの違いである。

料理をするには、さまざまな知識がいる。食材ごとに日持ちの長さが違うし、栄養素も違う。火が通りやすいか否かも違う。それらの知識は知っているようで、実際は知識として持ち合わせていない。これらはいわば「学習して」習得する。
スキルも無数にある。みじん切りの技術や千切りの技術から、

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謎のアイデア集団を作りたい

謎のアイデア集団を作りたい

新しい試みを思いついた。僕はこれまでたくさんの地域で「アイデア講座」を開いてきた。アイデアは簡単に生み出すことができる。それを伝えるために子供から老人まで、企業から行政や大学などの相談でワークショップを開催してきた。

WS後の生活で参加者はアイデアを生み出してるのか?そのような活動を10年し続けて、ふと今まで受講した人たちは各々の暮らしや仕事でアイデアを生み出し続けているのか?と疑問に思った。お

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Wabi-Sabi,IKIGAI,Konmari,Zen,THから見る日本の可能性

Wabi-Sabi,IKIGAI,Konmari,Zen,THから見る日本の可能性

生まれてこのかたずっと不況。好景気なんて経験したことがない、バブル崩壊後生まれの塩谷です。こんばんは。

「日本も昔はよかった」
「とにかく中国の勢いがすごい」
「K-POPは世界制覇している」
「インド市場は一番注目すべき」
「アメリカはこんな進んでるのに日本は……」
「北欧では女性が働きやすいのに日本は……」
「日本は絶望や」「オワコンや」「ディストピアや」

……みたいな、絶望感たっぷりの

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