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マウンテンランニング色々

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マウンテンランニング、トレイルランニングレースについての色々
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#レース

僕はスポーツが出来ない

僕はスポーツが出来ない

9年前、36歳の時に書いた僕の子ども時代のエピソード。
そして、トレイルランニングに出会ったきっかけについて。
*2024/1/2加筆修正

僕はスポーツが出来ない
これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそもずっと生徒会で、文化祭や体育祭の実行委員そんなばかりやっていた。
劇の会やイベントでも照明をやったり、何かを「創る」事が好きなのは昔から
変わらずだけど。

「教員免許を持っていて

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銅メダル

銅メダル

9/3(土)アイルランド、クロンメルにて開催された"21st World Masters Mountain Running Championship"に出場。

僕たち日本人チームは3名でM40カテゴリーに出場し、団体で銅メダルを獲得した。

2012年からマウンテンランニングの世界に飛び込み、11年目にして初めてメダルを獲得することができた。一緒に走ってくれた2人のおかげだ。

過去の成績

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Smarna Goraへ

Smarna Goraへ

スロヴェニア滞在の1週間を忘れないうちに更新しようと思いながら毎日慌ただしく、なかなか更新出来ずにいる。

結果、順不同になってしまうのだけどタイムリーに感じたことを残しておくのも大切ということで、昨日(滞在6日目)のことを書いておこうと思う。

待ち合わせたけど…

この日はマウンテンランニング国際連盟(WMRA)の会長Tomo Surfさんと会うことに。スロヴェニアには主にマウンテンランニング

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Piz Tri Vertical 2022 ~2022マロンノ滞在記①~

Piz Tri Vertical 2022 ~2022マロンノ滞在記①~

8月1週目、北イタリアのマロンノへと行ってきた。

今回で3回目の訪問。

1回目はワールドカップレースに参加するため。

2回目はワールドカップレースではなかったが、イタリアの伝統レースかつ前回の滞在とオーガナイズが素晴らしく惚れ込んだため。

そして、今回はヨーロッパではコロナ禍でも随分と生活が元に戻り、招待の連絡が来たため、家族同伴での訪問を相談したところ、快諾してくれたので1週間現地の皆さ

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生き物として丈夫なだけでなく、執着しないから強い。

生き物として丈夫なだけでなく、執着しないから強い。

世界中を走っていると沢山のランナーに出会う。
彼らに共通するのは競技力だけでなく、人間性の素晴らしさだ。

力強い走りをするだけでなく、彼らは驚くほどタフだ。
レース直後に一晩中飲めや歌えやの騒ぎをしても翌日ケロッと起きて、いつも通り山に登ったりしてしまう。

競技力や持って生まれた才能は真似できないとしても、彼らから学んで成長をすることは出来る。その彼らのパワーの源を知ってもらうことが、強くなる

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マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年

マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年

2012年7月末にマウンテンランニングワールドカップに初めて出場した。

この時、走ったのはスロベニアの山岳レース"Tek na Grintovec"
9kmで2000m登るレースで、登山口から山頂まで一気に駆け上がるとてもタフなレースだ。山頂付近は岩がちで最後はよじ登るようにしてフィニッシュにたどり着いた。

この時の僕のタイムは1時間44分で35位。
ちなみに優勝の選手は1時間17分!

この

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再び世界で最も素晴らしいレースへと挑戦できる喜び

再び世界で最も素晴らしいレースへと挑戦できる喜び

大会のSNSでも紹介してもらったので、この素晴らしい大会のことをたくさんの人に知ってもらうべく、僕もnoteを書こうと思う。instaなどよりも詳しく書けるので村のことや何故僕がこの村とレースを大切に思うか知ってもらえたら嬉しい。

8月は北イタリアマロンノで行われる伝統の山岳レースへ

この夏、イタリア、Malonnoで開催されるPitz Tri VerticalとFletta Trailに出場

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弱い自分を受け入れる

弱い自分を受け入れる

僕の一番苦手とする事だ。

レースが近くなると弱気の虫が顔を出す。

そんな時は妻と話をする。

「なぜ弱気になるのか?」

「周りばかり気にしていないか?」

分かってはいるのだけど、つい気になってしまう。

そう、弱気の虫が顔を出すときは自分よりも周りが気になっている時なのだ。

妻の心がけていること

妻は演奏の時に常に良い演奏をすること、演奏を楽しむこと。

僕はそれをよく知っている。

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オーストリア滞在記⑭~マスターズ世界選手権当日~

オーストリア滞在記⑭~マスターズ世界選手権当日~

明けて9/4(土)いよいよレース本番だ。

Telfesに来て3日目。
連日天気が良い。
先週のレースと違い、雨の装備は全く不要。
むしろ暑くなりそうな気配だ。

抗原検査朝食をとりレースオフィスへ。前日に受けたPCR検査の結果はメールできたのでホテルでプリントしてもらった。しかし、日本帰国の際は所定のフォームに記入してあることが入国の要件となっている。心配性な僕はこれをどうしても満たしておきたか

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際連盟への機構も今回で5回目。後半戦に突入した。担当アスリートそれぞれにテーマをある程度割り振られて書いているが、こうして綴っていると、触れておきたいレースのことや旅の思い出などがどんどんと湧き上がる。

今回触れたのは「アジアから参戦する際の難しさと2019年にアルゼンチンで行われた世界選手権」について。過去記事と英文、そして最後に日本語原文を載せているので合わせて読んでください。

STOR

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フランスでのワールドカップの話その2

フランスでのワールドカップの話その2

2013年からシリーズ参戦しているマウンテンランニングワールドカップ。

2013年第1戦はフランスで行われその時の話を書いたのはこちら。

2014,16も参戦を計画したが、怪我で叶わず。このレースへの参加は2015年と2回であった。で、今回は2015の話。

と言っても、滞在先となるThannの街については触れたので、前回のnoteで触れられなかった部分について今回は触れる。

レースの話。レ

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フランスでのワールドカップの話

フランスでのワールドカップの話

タイトルを書いていて、誤解されそうだがサッカーの話ではない。

僕が2013年に参戦した、マウンテンランニングワールドカップの話だ。

マウンテンランニングではワールドカップと題して毎年5〜7レース程シリーズレースが行われている。1999年から始まり、2019年で21年目。2020年はシリーズ開催できなかったので、21年は23年目のシーズンになる。

僕は2012年にスロベニアで1レース出場。以降

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY1日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY1日本語版

数年前から国際マウンテンランニング連盟(World Mountain Running Associaation、以降WMRA)の選手委員会のメンバーとして活動を続けている。

昨年は大会が軒並み中止。今年は昨年よりは状況が改善されているもののまだまだ先行きは不透明だ。とはいえ、マウンテンランニングを国際的に普及させたい思いは連盟に関わる皆の共通の思い。そこで、SNS発信に加え何名かがそれぞれの得意

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6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

2021年マウンテンランニングワールドカップ第1戦のアメリカのレース「Broken Arrow Sky Race」が当初の6/18(金)~6/20(日)から10/1(金)~10/3(日)への延期を決定した。

2019年に僕も出場したレースで、昨年はエントリーするも中止となりその参加権は2021年にそのままスライドされることとなっていた。

延期の理由アメリカでは12月からワクチン接種も始まったが

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